赤丸廿日大根儂人_富永 光昭(富永園芸)

豊橋百儂人

日本有数の大農業王国、東三河地域。
この地で、先代から受け継いだ食農文化を後世に受け渡そうと、良き伝統を守りつつも革新的努力をし続ける団体がいます。

彼らは、「真」の農業経営者となるべく切磋琢磨する生産者を「豊橋百儂人(とよはしひゃくのうじん)」と認定し、活動の主旨に賛同してくださる応援者(サポーター)の皆様と共に、生産者、消費者が一体となった活動を目指しています。

豊橋百儂人の始まり

そんな、豊橋百儂人の生産者一人ひとりの農園にお邪魔して、努力と技術で作った生産物を調査し、豊橋百儂人とは何か?農業とは何か?

その答えを探してきました。

豊橋百儂人公式サイトはコチラ▼
https://agri.aichi.jp/

赤丸廿日大根儂人/富永 光昭(富永園芸)

廿日大根(ハツカダイコン)は、別名:ラディッシュと呼ばれ、赤くて丸くてカワイイ見た目の大根。
実は、このラディッシュ、ここ豊橋が全国で1番の出荷量をほこり、国内の約6割の生産を担っている。
そんなラディッシュがどのように育てられているか、赤丸廿日大根(ラディッシュ)儂人である富永さんの「富永園芸」にお話を伺ってきました。

富永 光昭さん
富永園芸
豊橋百儂人 赤丸廿日大根儂人
富永 光昭

【ラディッシュの時期】
出荷時期:通年
特に美味しい時期:11月〜2月

2019年から豊橋百儂人に参入している富永さん。
全国シェアNo1のラディッシュを生産する富永さんは、これから豊橋百儂人はもちろん地域の農業も引っ張っていってくれる頼れる存在です。

実は凄い!豊橋のラディッシュ

—まずラディッシュってどんな野菜ですか?

そうだよね。
ラディッシュって、いきなり言われてもすぐにピンと来ない人もいるよね。

ラディッシュとは、ダイコンの中でも最も小型で、根のところが真っ赤な球状になっており、葉は緑色でクリスマスのような鮮やかなカラーの野菜です。夏場と冬場で異なるが、種まきから20日程度で収穫が出来るため、廿日大根(二十日大根:ハツカダイコン)と呼ばれます。

ラディッシュ

—なぜ、ラディッシュ農家を始めたのですか?

きっかけかぁ〜。明確な、きっかけは無いかな。
強いていえば、先代が農家でそのDNAを継いだとしか言えないな。

もともと、写真や車が好きで、カメラの学校に行き、自動車業界の会社に入社して働いていました。
しかしそんな中で、自分の祖父が亡くなり、自分が農家としてやっていかないと、いつか先代から続くものが無くなってしまうという環境から、少しずつ農業をするようになっていきました。
しかも、その当時からラディッシュ日本一というの使命感もあったうえ、周りには同世代の頑張っているメンバーも多く、自然とラディッシュを育てていくようになりました。

ラディッシュの農園

—富永さんのラディッシュの特徴は?

ウチのというよりも、豊橋のラディッシュは、どれも丸い形状になるように心がけて育てています。

本来、ダイコンなので先がトンがるのが普通ですが、水と温度の徹底管理など技術的に工夫をほどこして、丸くなるように育てています。
また、当然ではありますが、たくさんの人が食べるものだからこそ、安心・安全な作り方には気を使っています。

ラディッシュの特徴

味の特徴としては、やっぱりダイコンの味でみずみずしさがあります。
通年で出しているのでいつでも食べられますが、同じラディッシュでも季節によって味が異なり、夏場は辛くて、冬場は甘い四季の味が楽しめます。

食べ方としては、漬物やアヒージョ、かき揚げなどにして食べることができます。
海外では、ベーグルにスライスされたラディッシュを挟んで食べる文化もあるんですよ。

収穫前のラディッシュ

—やりがいってどこにありますか?

そうだね。作業としては、スポスポ簡単に抜けていく収穫は最初面白いかな。
けど、数があまりにも多いのですぐに大変になるけどね!!笑

あとは、やっぱり一般の消費者の方が美味しいと食べてくれるのが嬉しいですね。試食販売やマルシェなどでそういった反応が見れる時は頑張って作っていて良かったと思います。

ラディッシュの栽培ハウス

—日本一のシェアってどうですか?

結構、重荷に感じていますよ。笑
自分達が頑張って生産して出していかないと、ラディッシュ業界全体が無くなってしまうかもしれないという使命感を持ってやっています。

ただ一方で、国内生産の6割が豊橋で育てられているにもかかわらず、一般消費者の方にはあまり知られていないことが課題だと思っています。
特に東三河地域の方々にもっと認知してもらえるように、慣れないFacebookで料理の方法や飲食店で盛り付けられた映える写真などを公開するなど頑張っています。

収穫したラディッシュ

—富永さんの今後の展望ってなんですか?

豊橋のラディッシュとしては、もっとシェアを伸ばし、全国に行きわたって無い場所もあるので、一人でも多くの人に食べてもらいたいと思っています。

また、個人的には東三河の農作物をもっと広め、これから次の世代の人たちにつないでいけるようにと考えています。

栽培ハウス前に立つ富永さん

使命感

富永さんのお話から、ラディッシュや地域や農業への熱い想いと「使命感」を強く感じた。
それは、豊橋のラディッシュがシェアとしても品質としても国内のラディッシュ全体を支えているから見える目線なのかもしれない。

12年前から新しく生産しているマイクロラディッシュなど、見た目は可愛いが汗と苦労と使命感のある富永さんのこれからの挑戦も楽しみです。

ラディッシュ

【会社概要】
富永園芸
代表:富永 光昭
愛知県豊橋市長瀬町字宮井戸6

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