「日本一の花の生産地」である愛知県田原市から産地直送で届く”花の定期便、”タハナ” 。タハナ認定事業者によって多種多様にアレンジされた田原市産の花が月に1回配達され、生産地ならではの新鮮で美しい花を楽しめます。
そのまま飾れるアレンジメントが中心で初心者にも安心。期間も毎月のものだけでなく記念日や指定日に配送する1回限りの注文も可能です。
この記事ではタハナ認定事業者「特定非営利活動法人クオーレ」の真田茂人さんにお話を伺い、提供するタハナの特徴やタハナに対する想いをお伺いしました。
「楽しく働ける社会を創る」農福連携の取り組み
特定非営利活動法人クオーレは、”働くことに何か制限のある方を応援して、楽しく働ける社会を創ること” を掲げて障害者総合支援法に基づく福祉サービスを行っています。クオーレが行っている取り組みの中で、障害のある方が支援を受けながら働く就労継続支援B型の事務所が「ココポルタ」です。
– タハナ認定事業者になったきっかけを教えてください
ココポルタでは農福連携事業※でもともと田原市の菊と関わりがありました。そんな中で初期のタハナ事業を知り、参加を決めました。
※障害者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組
– タハナを実際にやってみていかがですか?
仕事を通して社会を学んでいただくのが就労継続支援B型の役割です。利用者さんの得意・不得意を見つけて、可能性を広げるためにさまざまな仕事を提供しており、タハナもそのうちの1つです。
開始当初、職員は花に関して素人だったので「自分たちもできるんだろうか?」という心配もありました。花屋さんを呼んで講習を行ったり、花農家さんと交流させていただきながら職員も利用者さんも共に勉強していきました。準備からアレンジ内容の決定、梱包・発送まで利用者さんと職員が一丸となって行っています。
お花が好きで積極的に取り組みたいという利用者さんもいて、タハナをやって良かったと思っています。生きたお花なので香りもするし、花ごとに個性もあったりして、アレンジメント作業中の利用者さんはすごくやりがいを感じて生き生きとしている様子です。納期へ向けてどうやって進めていくか、というような仕事としてのスキルが身につけられ達成感もありました。
– 今後のタハナや田原市の花産業について今後の展望を教えてください
全国的に見ても「花」の農福連携事業はまだ少ないと思います。タハナやこういった活動をもっと広く知っていただけることで、福祉も農業も一緒に繁栄できればいいなと思っています。
お花を扱うのは難しいイメージがありますが、実際にやってみると難しさだけでなく楽しさもありました。私たちは「できない」と決めつけないことを大切にしています。可能性は無限大だと思っているので、利用者さんに「ここまでしかできない」と制限するのではなく、積極的にチャレンジしています。
そのためには職員自身がトライしていく必要があり、見本となって取り組む中で発見したことを利用者さんに伝えています。マイナスの部分もあるかもしれないけれども、すべてをプラスにしていく……そうして利用者さんの可能性を広げていきたいと考えています。
事業所や農家それぞれ事情があって難しいところもあると思いますが、本当に農福連携の可能性は無限大なので、いろんな人に取り組みに入っていただきたいです。その方法は手探りで模索中です!
特定非営利活動法人クオーレはこんなところ
障害のある方の就労支援・相談支援や企業の障害者雇用をサポートしている特定非営利活動法人クオーレ。令和5年にはタハナなどの取り組みで花の王国あいちサポート企業認定を得ました。
WEB | https://npo-cuore.com/ |
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https://www.instagram.com/npocuore/ |
初回発送は10月から!令和6年度「タハナ」注文受付中
クオーレのタハナは3ヶ月・8ヶ月の定期便コースの他に1回限りのコースや記念日指定のコースもあります。
お花を生活に取り入れたい方はもちろん、農福連携の取り組みを応援したいという方にもおすすめのタハナです。
タハナご注文について詳しくはこちらから▽
https://www2.city.tahara.aichi.jp/tahana/3000009/index.html