ミニJ300愛知-豊橋

2024年8月5日、豊橋市の起業支援施設Startup GarageにてミニJ300愛知が初めて開催されました。

J300とは、日本最大級の女性起業家のための祭典。関連イベントとしてミニJ300が全国各地で開催されています。

愛知県で2回目となるミニJ300の舞台となったのが豊橋。ミニと言っても参加された方々の熱意はとても大きなものでした。

この記事では、そんな豊橋初開催のミニJ300愛知の様子をご紹介します!

J300とは

日本最大級の女性起業家のための祭典!J300とは?

2009年に始まった日本最大級の女性起業家の祭典。約300名の女性経営者・個人事業主が集まり、ネットワーキングやビジネスマッチング、表彰イベントを通じてエネルギーを交換する場として開催されています。

2014年からは「J300アワード」が設立され、ユニークで将来性ある事業を表彰する試みも開始。コロナ禍ではオンライン化や省庁との協力で継続され、現在は全国各地で「ミニJ300」イベントと年間表彰を実施し、地域と全国をつなげる女性起業家のコミュニティとして成長しています。

個性あふれる女性社長を発掘するミニJ300

ミニJ300は全国各地で“個性あふれる女性社長を発掘する”をテーマに10~50名規模で開催されている地域密着イベント。

参加者同士の距離が近く、より密な交流と実践的な支援が行われる場として2024年は全国17箇所で開催されました。

私の魅力を再発見しよう!当日の様子

豊橋では15名を定員に東三河の女性起業家や女性個人事業主を中心にエントリーされ、事前にPRシートを作成して当日を迎えました。

ゲストスピーカーとして豊田市の株式会社eight代表取締役の鬼木利瑛さん、ファシリテーターとして株式会社ラヴレターズ 代表取締役の林真梨さんが参加。お二人とも子育てをしながらの起業を経験し、地域ではもちろん全国的に認知され活躍されています。

株式会社eight代表取締役の鬼木利瑛さんについて

2003年から株式会社リクルートで人材採用や育成業務を経験後、2011年に奈良県でキャリアコンサルタントとして独立。

女性と子どものキャリア形成に関わる事業を展開し、フリーランスママたちとチームを組んでものづくりやサービス開発を行う。その後、リクルート時代の経験を活かし起業支援を開始。

子育てをしながら夫の転勤や転職とともに働き方を変えつつ、豊田市に移住。2015年に株式会社eightを設立し、翌年に3人目を出産。等身大だからこそ伝えられる“リアル”を大事に研修や講座の講師を務めています。

2024年には日本最大級の女性社長データベースサイト「女性社長.net」による「女性社長50人」に選ばれました。

株式会社ラヴレターズ 代表取締役の林真梨さんについて

岐阜市出身、名古屋などでフォトグラファーとして活動し「写真で街と人を元気にしたい」と、愛知県内で開業場所を探し、まったく土地勘がなかった豊川稲荷門前の空き家でスタジオをオープン。

従来の写真館のイメージに囚われず、子ども写真に特化した「ライフスタジオ」を2店舗経営。

子育てしながら起業した経験を綴った「わたしが掴んだONE CHANCE」著者の一人に抜擢され、同書は紀伊國屋書店梅田本店、ジュンク堂書店池袋本店などで1位を獲得して話題に。

2人の育児をしながら自身の経営する会社で女性スタッフも家庭と仕事が両立できるような環境を整えています。

2022年には日本商工会議所が主催する「第21回 女性起業家大賞」にてグロース部門(創業5年以上10年以内)特別賞を受賞しました。

2024年のJ300愛知県地域アンバサダーに選ばれました。

子どもと一緒に参加できる貴重な機会

J300-子連れ参加OK

子連れで参加できる起業系のイベントはなかなか無い中で、会場内で子どもを遊ばせながら参加できるというのはママ向け起業塾を長年行っているStartup Garageならでは。

「ママでもできる!」をキーワードに「起業はというにはハードルが高いかも」と思っている女性にも参加を呼びかけることでさまざまなバックボーンを持つ地域の女性目線のお話を伺うことができました。

参加者のお子さんから質問が上がったり、発表を聞いて涙される方もいるなど、とても充実した会となりました。

Startup Garage 起業支援員の田畑さんに聞きました

今回のイベント開催に大きく関わり、Startup Garageでママに寄り添った起業塾を行っている田畑由加子さんからもコメントをいただきました。

「女性だからこそできる」「ママだから気づける」視点で女性自身の魅力を再発見

塾生は普段ピッチをしないので、今回のイベントはいい刺激になったと思います。鬼木さんや林さんからいろいろなビジネスの視点でフィードバックがもらえることで、参加された皆さんの成長に繋がりました。

発表はエントリーシートを書くところから始まり、皆さん慣れないことではありましたがギリギリまでブラッシュアップして本気で取り組んでくれたことが嬉しいです。

「こんなに集中して取り組んだのは初めてで、充実した時間だった」という声もありました。

鬼木さんや林さんとは今回のイベントで初めて知り合い、自分の成長にとっても良い機会でした。自分にとってのチャレンジにも繋がって、それがまた起業支援の糧となります。自分で経験しないと教えられないことがいっぱいありますから。

まとめ

J300女性起業家

社会的にもジェンダー平等やスタートアップ振興への関心が高まる中、J300シリーズは「日本中の女性起業家をつなぎ、その挑戦を可視化するプラットフォーム」としてますます重要な役割を果たすことが期待されています。

豊橋で初開催となったミニJ300愛知は、地域の女性起業家が活躍する大きなインパクトとなったのではないでしょうか。

Startup Garageではいつでも起業に関する個別相談を受け付けています。「私にもできるかな」と不安な方こそぜひ、田畑さんに一度ご相談ください!

https://startupgarage.jp/