ママさん起業家チャレンジマルシェ2023

2023年9月9日、豊橋サイエンスコアで “ママのママによるママのための” ママさん起業家チャレンジマルシェ2023&応援アワード2023が行われました。

主催は「ママさん起業家応援塾」を行う田畑由加子さん。もともと子育てカウンセラーとして数百名のママさんのお悩みと向き合い、現在は自身も子育てしながら起業した経験をもとに子供に寂しい思いをさせない起業スタイルを提案しています。

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今回のイベントは of_by_for_Mom『ママの、ママによる、ママの為の』起業支援プロジェクトとして開催。「好きな事を仕事にしたいけど、起業って程でもないし…」と遠慮がちなママ向けに、これまで相談や勉強会を行いながら大切に育んできたコミュニティの初めてのイベントです。

当日はマルシェの部とアワードの部の2部構成。内容に興味のある個人の方はもちろん、ママ起業支援プロジェクトに賛同する企業や団体の方も多く訪れました。

ママさん起業家チャレンジマルシェ2023

午前の部はStartupGarageが会場。普段はデスクワークを中心に使われる施設が華やかなブースへと様変わりしました。

ママさん起業家チャレンジマルシェ2023

ブースの内容は手づくりパンやハンドメイド作品の販売、親子向けのワークショップや相談・セッションなどさまざま。

中にはマルシェ初参加の方もおり、顧客と直接コミュニケーションすることで気づきも多々あったようです。

たくさんの笑顔に包まれながら、午前中のマルシェの部は終了。会場を移して午後のアワードの部へ続きます!

ママさん起業家応援アワード2023

午後からはアワードの部。まず、主催の田畑さんから趣旨説明が行われました。

ママの起業支援というと、どうしてもお手軽な “趣味起業” を想像されるけれども、そうではない。扶養の範囲内で行うスモールビジネスであっても、その情熱や真剣さは何も劣ることがないということを熱く語る田畑さん。

「規模が大きくても小さくても “誰かの役に立つための仕事” をしているのは同じ」というメッセージを登壇者・聴講者それぞれ皆さん真剣に聞いていらっしゃいました。

主催の趣旨説明の様子

今回のイベントは事前にさまざまな企業・団体へも情熱を持ってお話に行き、協賛や応援をいただいたそうです。

プロジェクト案内

https://www.instagram.com/p/Cxw_mM1vG0Q/より引用

「わたしの起業ストーリー」発表

趣旨説明が終わると、いよいよ実際に起業された女性による「わたしの起業ストーリー」発表に移ります。特徴的だったのは、多くの皆さんが田畑さんと対話するように発表されていた点です。

いわゆるプレゼンが苦手という女性は多く、これまで女性起業家が発表する場ではそういった方がなかなか参加しにくいという状況がありました。

今回のイベントでは田畑さんがインタビュアーとして参加することで、発表する方もリラックスできつつも短い時間でも深堀りできて聞き応えのあるようになっていました。

起業ストーリー発表の様子

登壇された女性起業家の皆さんは本当に多種多様なジャンルのビジネスで、それぞれ違った起業ストーリーを伺えました。

ある人は、まったく異業種の仕事をしながらハンドメイド衣装や型紙の販売についてコツコツInstagramでの発信を続け、現在ではそれがきっかけで都市部の百貨店での展示やコラボレーションなど大きくスケールしていたり。

またある人は、リアルな育児体験を原体験に起業しスモールビジネスならではの小回りの良さで既存サービスの隙間を埋めるような内容でのサービスを展開していたり。

中には「もともと起業する気はなかったが、病気をきっかけに人生を振り返り資格を取得。迷った時期もあったがママさん起業応援塾で改めて考えを固めて起業した」という方もいらっしゃいました。

先輩女性起業家による発表

アワードの後半では、先輩女性起業家による発表が行われました。

蒲郡市の株式会社スペース 代表取締役の村井美映は運送会社を中継地として活用し、間近に迫る「物流の2024年問題(※)」の解消を目指す「ドラ基地」を展開しています。

※2024年4月より、働き方改革関連法によって自動車運転の業務に対し、年間の時間外労働時間の上限が 制限されることによって発生する諸問題の総称。ドライバーの1日あたりの運転時間が短くなり、走行可能距離が短くなることで現在のような物流ができなくなるおそれも。

キッズスペース

マルシェにはもちろん、アワードの部にもしっかりとキッズスペースを完備。プレゼンを行うようなイベントには子連れではとても行きにくいですが、小さなお子さんをお持ちの方も安心して参加されているようでした。

地域が変わる、ママさんが変える 未来を目指して

アワードの部も無事に終わり、長いようであっという間にイベントが終了しました。

午後の部で印象的だったのは主催の田畑さんのスライドにあった「地域が変わる、ママさんが変える」というスローガン。

「こうなったらいいよね」というような希望的観測ではなく、「この地域を変えるんだ」「それはママ自身の手で変えていくんだ」という強い決意を感じさせられました。

まさに “ママのママによるママのための” コミュニティ。これからの皆さんの活躍が楽しみです!

応援アワード2023

https://www.instagram.com/p/CxGEuSgvE9D/より引用