道を走っていると、茶畑の濃緑とモクレンのピンク色がとても鮮やかな敷地が見える。
この場所こそ今回の訪問先である、ごとう製茶さんだ。
突然だが、豊橋茶を知ってるだろうか?
お恥ずかしい話、私は今回のインタビューで初めて豊橋茶の存在を知った。
そう、今回はその豊橋茶を長年生産し続けている、ごとう製茶の後藤さんご家族にインタビューさせていただいた。
右:元則さん(3代目、最近のお気に入り「くるみ、桜」)
中央:紀生子さん(奥さん、「ハーブ」)
左:潤吏さん(4代目、「紅茶など」)
こだわりの無農薬・無化学肥料
ごとう製茶は、昭和2年からお茶を生産し、現在も家族3人でその味を守り続けている。
一番の特徴は、無農薬・無化学肥料の栽培だ。
農薬や化学肥料を使わない製法は、最近、食の安全の観点からよく耳にするようになった。
後藤さん家族は、
「農薬や化学肥料を使わないことで、人体への安全もさることながら、その品種独自の味や香りが立ちやすくなる。
そして、それ以上に、限りある地球の土地を汚染することなく、次の世代も、その次の世代もこの土地を使っていけるように」
と、将来のことまで考えて決めた経緯を教えてくれた。
しかしこの決断は、決して簡単なものではない。
余計な草は常に取らなければいけないし、色落ちもある。
管理を怠れば生産できなく可能性もある。
そして、確実に農薬を利用していた時よりも、生産量は減る。
生産量を減らして、自分たちの生活を苦しくしても、良いものを良い環境で作りたいと思った背景には、長男潤吏さん(4代目)の存在が大きかったと話す。
元則さん(3代目)は、高校時代の害虫研究室や、東京農大、茶業試験所での経験を経て、以前から農薬を利用しない栽培方法に関心を持っていた。
奥さんも同じ意志を持っており、長男が生まれたことをきっかけに、その想いを実行にうつし、農薬を使わないようになった。
その後は、何度も挑戦と失敗を繰り返し、ようやく14年前から全面無農薬化に成功したのだ。
敷地見学
茶畑
形の整えられた茶畑がどこまでも続き、青い空と心地よい風がとても気持ちいい。
堂々と咲く薄紫色のモクレンが茶畑に良いアクセントを出している。
こんなお茶も発見!
このお茶は、抗アレルギー機能を含み、花粉症に効果があるとされる「べにふうき」だ。
以前、挑戦した花粉症対策の記事にぜひ入れて欲しかった!
ハウス
お母さんの秘密基地にもなっている、ビニールハウスの中では、新しいお茶やハーブなどの苗を育成。
3人に決まった仕事はなく、気がついた人が、気がついたところを手入れする。家族だからこそ、心地の良い連携が取れているように感じた。
植物達の成長の時期で四季の移り変わりがわかるという、後藤さん一家から、この土地と共の生きているんだという想いが強く伝わってくる。
工場
これから、4月になり一番茶が出荷される時期になる。
この時期には、普段静かな機械もフル稼働になる。
お茶は、想像以上に繊細で、摘採から素早い製造工程を経なければならない。
午前中に摘んだ生葉を4時間かけて、蒸し、揉み、乾燥させると、作業の終了は午前2時になることもある。
それでも、食卓でのおいしいという声を聞きたくて、妥協することないその姿勢に驚いた。
お茶について
いただいたお茶は、今までにないぐらい、とても良い香りがたち、何よりも優しい味がした。
お茶の世界は深い。
あたり前のように飲んでいるお茶だが、普段よく飲むものだからこそ、このお茶はどんな人が、どのような想いで作ったものか、この機会にふと考えてみると良いかもしれない。
会社概要 | |
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会社名 | ごとう製茶 |
代表 | 後藤元則 |
住所 | 愛知県豊橋市小島町字西縄口220 |
電話番号 | 0532-41-0805 |
WEBサイト | http://www.gotou-seicha.com/ |
農薬を使わないお茶や野菜、果物は、豊橋市山田町にあるスーパーあつみで、毎週金曜日「豊橋有機農業の会」という朝市で売られているので、ぜひ一度違いを感じてみてはいかがでしょうか。
ごとう製茶第二弾▼
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