emCAMPUSエムキャンパスフード

2021年11月27日にOPENし、すっかり豊橋のシンボルの一つとなっているemCAMPUS EAST(エムキャンパスイースト)。この記事では、間もなく開業1周年を迎える東三河の食の発信拠点「emCAMPUS FOOD」の概要から取り組みまでを紹介します。是非、最後まで記事を読んでemCAMPUS FOODを120%楽しみましょう

エムキャンパス_建物

emCAMPUS FOOD概要

emCAMPUS FOODはemCAMPUS EASTの1Fに位置し、東三河を中心とした豊かな食の素材を「買って・食べて・楽しむ」が詰まった、カラダにも地球にも美味しい食の発信拠点です。

またemCAMPUS FOODでは、新たにフードビジネスを興すクリエイターの発掘、育成支援の核となる拠点として、クリエイターが生み出す様々な商品やサービスを発信することで、これまでになかった価値の創造を通じて持続可能な地域社会づくりにつなげていきます。

エムキャンパス_概要

emCAMPUS FOODは『MARKET』『FOOD HALL』『EVENT RESTAURANT』の3つのゾーンから構成されています。

エムキャンパスフード_フロアガイド

MARKET

東三河を中心に、全国、世界の美味しいが凝縮したマーケット。

既にこの地域で活躍する生産者やメーカー、これから世の中に飛び出す新たな食のチャレンジャーが拘りぬいた製法で生み出した様々な生鮮野菜や果実、加工品、お菓子などを取りそろえております。これまで味わったことのない「美味しい」に出会えるマーケットを目指しています。

エムキャンパス_マーケット
エムキャンパス_マーケット2

FOOD HALL

ピザ・和食・洋食・カフェ&スイーツの全4つのジャンルからなるフードホール。

フロア内に散りばめられた植物に囲まれ、まちなか広場を眺めながらゆったりとしたお時間をお過ごしいただけます。家族や友人、恋人など、大切な人とのお食事会や職場の仲間とのランチミーティング。忙しい時にはテイクアウトも可能。東三河が誇るこだわりの生産者や企業が創り出す食材を織り交ぜながら、バラエティ豊かなメニューをお届けいたします。

エムキャンパス_フードホール
エムキャンパス_フードホール2

EVENT RESTAURANT

客席数最大70名、プロジェクター&120インチスクリーン完備。

客席の近くで料理をするオープンキッチンは、お客様に料理を楽んでいただくだけでなく、調理中の香りや音さえも五感で感じていただくことができます。飲食店開業を目指す方のチャレンジの場、新メニュー発表会、料理教室、撮影などあなただけの食のエンターテイメントをemCAMPUS FOODで実現してみてはいかがでしょうか。

エムキャンパス_内観
エムキャンパス_オープンキッチン

東三河フードバレー構想とは

「食の発信拠点」「クリエイターの発掘・育成支援」「持続可能な地域社会」など、飲食店には似つかない言葉がたくさん出てきたかと思いますが、実はこの施設は単なるオシャレにご飯を食べることができるだけの施設じゃないんです!!

そう!何を隠そうemCAMPUSは東三河フードバレー構想における実証基盤の第一弾なんです!!!

ちょっと何を言っているか意味が分からない方もいらっしゃると思うので、東三河フードバレー構想のコンセト・ビジョン・ミッションからひも解いていきます。

コンセプト

BE A FOOD CREATOR 東三河の持続可能な未来を共創しよう

中央構造線がつくった自然環境のもと豊かな暮らしを培ってきた東三河。
干害や自然災害に見舞われながらも、開拓精神あふれる先人たちの功績で日本トップクラスの農業生産地に。
東三河の風土と文化が食・食文化の創造者をつくりだし、この地域を豊かしている。しかしながら、ブランド化が十分にできていない点や、健康や環境問題といったSDGs、持続可能性に取り組めていない等の課題も存在。持続可能な開発目標に沿った施策へとアップデートする。それこそが、東三河の持続的な成長へとつながる。

ビジョン

フードクリエイターの聖地

世界中からサスティナブルで付加価値の高い農業ベンチャー、フードビジネスをやりたい人が集まる。
その結果、東三河がブランド化し地域住民がシビックプライドを持つようになる。

ミッション

次世代フードクリエイターの人材の発掘と育成を支援し、フードクリエイターの聖地としてのブランド構築と持続可能な地域社会を実現する。

 

まだまだ難しいので、簡潔にまとめます!

 

東三河は日本トップクラスの農業生産地であり、この風土と文化が食・食文化の創造者(フードクリエイター)を創り出しています。しかしながらまだまだ課題も多く存在していることも事実です。その課題解決のために、現在のフードクリエイターをさらにアップデートした、次世代フードクリエイターの人材の発掘と育成を行い、結果として、東三河が世界中からサスティナブルで付加価値の高い農業ベンチャー、フードビジネスをやりたい人が集まる『フードクリエイターの聖地』になることを目指すという構想が、東三河フードバレー構想です。

エムキャンパス_ブランド
エムキャンパス_レモン

emCAMPUS FOODで体験できる東三河フードバレー構想

文章で説明しても実際にイメージするのは難しいですよね。

ここからは一般のお客さまがemCAMPUS FOODで体験することのできる東三河フードバレー構想の一部を紹介していきます。

屋上農園

皆さんはemCAMPUSの屋上(6階の一部)には屋上農園と呼ばれる農園があることを知っていますか?

『生産者と料理人の新たな冒険が始まる@空中ファーム』をコンセプトに駅前大通りのど真ん中、地上26メートルの農園で多種多様な作物の栽培に挑戦しています。屋上農園には幅約60㎝、奥行約60㎝、高さ約50㎝の奥三河杉を使用した、枡形プランターが約140個あり、その中で約50種類の作物が栽培されています。(2022年11月現在)

屋上農園を運営するのは約30名の生産者から組織される『農民藝術創造倶楽部』です。屋上農園は、プランターに植えた作物がひとつの作品となる、東三河の農産物情報発信の場。ここでこだわり農産物を作成する農家が、農民芸術創造倶楽部のメンバーです。屋上農園で収穫された作物は、emCAMPUS FOODで提供し、建物内で循環していきます。実は皆さんが何気なくemCAMPUS FOODで食べているメニューにも、屋上で採れた食材が使われているかも!?

また、emCAMPUS FOODでは農民藝術創造倶楽部のメンバーを招いてのイベントを複数行っております。

Farmers Collectionというイベントでは、生産者達とお話ししながら、emCAMPUS FOOD髙木料理長×生産者達のコラボレーションコースを味わうことのできるイベントです。イベントの準備期間に髙木シェフが生産者さんの圃場(農作物を育てる畑)に伺い、生産物の特徴や生産者さんだからこそ知っている美味しい食べ方等をヒアリングし、試行錯誤をしたうえでコース料理を作っています。育てる人と調理する人、それを味わっていただく皆様で、見て、話して、食べて、体験を通して、完成するイベント。

東三河の生産者さんとemCAMPUSのシェフが直接つながり、新しいメニューを提供しつつ、ご参加者さまも巻き込んでいく。まさに東三河フードバレー構想を体験できるイベントです。

また、農民藝術創造俱楽部の生産物を食べたい!という方はemCAMPUS FOOD内のMARKETにてお買い求めいただけます。また、『emBOX』という野菜の詰め合わせボックスもございます。夏には夏の東三河を、冬には冬の東三河を。たしかな目利きでセレクトした東三河の美味しいお野菜。をコンセプトに、ホテルアークリッシュ豊橋の今里総料理長が目利きし、農民藝術創造倶楽部が育てたお野菜を中心にセレクトします。普段使いのものから珍しいものまで、種類豊富なお野菜を詰め合わせ。

ご希望の方は、MARKETのレジにお声掛けください。

▶Farmers Collectionのイベント情報はコチラ!

▶農民藝術創造俱楽部のインスタはコチラ!

▶emBOXの詳細はコチラ!

エムキャンパス_屋上農園
エムキャンパス_屋上農園2

オンラインストア

2022年9月にemCAMPUS FOODのオンラインストアがOPENしました。しかしこのオンライストアも単純にemCAMPUSの商品を集めただけのECサイトではありません。

出来上がりの商品が届くのではなく、emCAMPUS FOODの一流シェフが厳選・下ごしらえした食材が届き、あなたが最後の仕上げをする、ご家庭で楽しめるミールキット(emミールキット)です。レシピはもちろん、食材のこだわりや調理のコツ、アレンジのポイントなどの解説動画付きなので、食を学びながら、いつもよりワンランク上のグルメを味わえます。お子さま・お孫さまと一緒に料理を作ることで、食育にもつながるemミールキット。このemミールキットの体験から食・食文化に興味を持ち、未来のフードクリエイターが生まれることを楽しみにしています。

▶オンラインストアはコチラ!

エムキャンパスオンラインショップ
エムキャンパスオンラインショップピザ

Farm to Table

豊橋市は「食と農のまち推進プロジェクト」の一環として、質の高い豊橋産農産物の「地産地消」を推進するため、地元農家と飲食店が豊橋産農産物を使用した新メニューを開発し、提供する「農家×飲食店地産地消活動推進プログラム」を進めています。中部ガス不動産は本プロジェクトの運営事業者としてemCAMPUS FOODを起点に取り組みをサポートしています。

簡単にプログラムの内容をまとめると、地元の農家さんと地元の飲食店さんが繋がり、共に豊橋産農産物を使用した新メニューを開発して、地産地消を推進しようというプロジェクトです。

プログラムのスタートとして、まずは地域の農家さんと飲食店さんがお互いを知る機会を設けるため、2022年8月31日(水)に地元農家×地元飲食店のマッチング会が開催され、16農家さん、9飲食店さんが参加しました。結果としてプログラムへの参加希望も含めたオファーが9件。食材の取引を望むオファーが38件。合計47件のマッチングが本イベントにて成立。

その後はホテルアークリッシュ豊橋の今里総料理長をはじめとするメンバーで料理開発の伴走支援を行いました。結果として、生産者さんが育てたこだわりの野菜や果物を使い、飲食店さんが腕によりをかけた自慢の10品が完成しました。

本プロジェクトで開発された新メニューは2022年12月以降順次emCAMPUS FOODのイベントレストランにて販売されます。是非emCAMPUSで行われる販売イベントにて、東三河を感じる新メニューをご賞味ください!

販売期間や金額等は下記の表をご確認ください。

エムキャンパスイベントレストランメニュー

※2022年10月時点の情報ですので変更が生じる可能性がございます。

普段なかなか交わることのない地元農家さんと地元飲食店さんを繋げ、メニュー開発伴走支援を行い、地産地消を推進していく。東三河の食に関する方々の挑戦を支援する、まさに東三河フードバレー構想に沿った取り組みです。

▶「地元農家×地元飲食店のマッチング会」についての記事はコチラ!

▶「新メニュー開発会議」についての記事はコチラ!

▶「開発メニュー発表会」についての記事はコチラ!

エムキャンパス_イベントレストラン1
エムキャンパスイベントレストラン2

今回紹介させていただいた取り組みは、ほんの一部で、計画中の取り組みがいくつもあるようです。

こんなに東三河の農家さん・飲食店さん・その他のフードクリエイターと直接の繋がりがある施設は全国を見ても珍しいのではないでしょうか。強い繋がりがあるからこそ、emCAMPUS FOODで取り扱う商品やイベントにはすべてストーリーがあります。

emCAMPUS FOODはただのオシャレな飲食店ではなく、東三河がフードクリエイターの聖地になるべく、たくさんの取り組みに挑戦している施設なんです。

その事を意識しながらemCAMPUS FOODに行くと、また違った印象を受けるかも!?

1周年を控え、ますますパワーアップしているemCAMPUS FOODを是非お楽しみください。

▶emCAMPUS1周年記念イベント情報はコチラ!

エムキャンパス_豊橋風景