現役大学生による企業インタビュー記事、「学生インタビュー」。
 
この記事は、地元の大学生が、様々な企業を訪問する中で、見て感じた驚きや発見をそのまま発信するものです。
 
今回は、大三紙業株式会社に訪問してきました。
 


 

 

【学生ライター】パッケージのカリスマ企業へ潜入!豊橋ふしぎ発見★ -大三紙業-

 

冬といえば、肉まん

ほかほかの肉まんの下についているシートをはがしてかみついた時の幸福感を、誰もが味わったことがあるだろう。
 

しかし、ふと疑問に思ったことはないだろうか。

なぜ、このシートをはがしたらドット柄で生地がつくのだろうかと。
 

それには秘密があった。
そこで私たちはとある会社を見学させていただいた。
 
 

<この記事を書いた学生ライターを紹介>

佐野 純太

愛知大学
地域政策学部3年生

最近ハマってること
・・・カクテルづくり

 

大澤 尚佳

愛知大学
地域政策学部3年生

最近ハマってること
・・・筋トレ

 

岩月 彩

愛知大学
地域政策学部2年生

最近ハマってること
・・・豆乳

 
 

【お話を聞いた人】

平江 英紀 さん

大三紙業株式会社
管理本部 本部長

 
 

まず初めに、大三「紙業」という社名からほとんどの方は
「紙」を主力とした企業?
や、
印刷業者?
と感じたかもしれない。

しかし、大三紙業は、みなさんが普段の生活でよく見かける、スーパーに並ぶ冷凍食品のパッケージや野菜を包む資材を製造している会社だ。
 

 
 
誰もが必ずと言っていいほど、昔お弁当に入っていた冷凍食品のパッケージが、今回取材した豊橋市の企業でつくられていることを知り、とても親近感がわいた。
 
 

ギュウギュウに詰まった技術

 
さて、冒頭の肉まんの話の正解発表をしよう。

シートにシリコンを塗ることで、生地がシートに張り付くことなく簡単にはがせるようにしているという。

しかし、全てにシリコンを塗ってしまうと、何かの衝撃が加わった時にはがれてしまうため、部分的にシリコンを塗らないようにしており、それがドット柄に見えるのである。
 

 
 
他にも、スナック菓子のパッケージについては、油が染みないような工夫や、お菓子が湿気ないような工夫があったり、

野菜や果物の包装資材には、新鮮さを保つための工夫があったり、

大三紙業の技術が詰まった製品をたくさん見せていただいた。
 

 
 

工場に潜入

話を伺ったあと、工場を見学させていただいた。

衛生管理を徹底しているため、スモックやキャップ、ズボンのすそまで留めて手を消毒し、最後にはエアーシャワーを浴びる。
(エアーシャワーのポイントは、クルクル回ること!)
 

 
今までにないほど清潔になった私たちが工場の中に入ると、シンナーのようなにおいが漂っていた。
印刷のインクにおいだそうだ。
 

 
その先には、業務用ハンバーグを入れる袋のパッケージがたくさん生産されていた。

こんなにたくさん印刷するのかと驚きを隠せない私たち。
 

 
なんと、時速200kmで加工されているという。
 

 
 

取材で驚いたポイントをご紹介!

 

スゴイ技術を目の当たりにしたが、大三紙業には、それ以上に驚く特徴があった。
 

その特徴を2点お伝えしよう。
 
 

その1
充実した福利厚生!!

えぇ~!?そんなことまで!!!??と、この記事をご覧のみなさんは目が飛び出すかもしれない(笑)
 

 
●奨学金制度
大学に奨学金を利用して通ってる方。
その奨学金、会社が半分払ってくれます。
正確には、奨学金全額を全額を一旦会社が立て替えてくださり、そのうち半分を、給料をもらいながら会社に返していく、という仕組みなのだ。
 
 

●リフレッシュ休暇制度
5年に一度、会社から一週間の休暇がもらえる制度。

ご縁があってこの会社に来てくれたのだから、生き生きと働いてもらうためにも家族は大切にしよう、という思いからスタートした制度だそうだ。
しかも、ある程度会社から休暇のためにお金が出るそうで、社員の方々は、思い思いの場所に家族で旅行に行くとのこと。
 
 

 
その2
競争優位性を活かしきる!
 

競争優位性と聞いた時、??となる人が多いと思う。

これは同じ業界で他社よりも優れている部分のことで、それを活かしきる、と言う大三紙業の方針がとにかく凄くて印象に残った。
 

大三紙業における競争優位性、つまり業界の他企業と比べて優れている点、それはズバリ機械・人材・そして製品のジャンルの広さ・外部の方からの印象である!!
 
 

まず機械!

何と大三紙業、日本に一台だけの機械を持っている。
 

その他にも、日本に四台しか無い機械の三台を保有しているなど、他企業とは段違いの技術力で、商品のパッケージを生産している。
 

 
 

次に人材!
社員全員が自分の「優位性」(他者には無い、自分の良いところ)を見つけ、毎年各自で目標を立てるとのこと。
そうすることで自立した人を育成でき、販売の拡大、製品の品質向上、業務の効率化などに良い影響を与えることができる。
 

 
 
それから、製品のジャンルの広さ!
今まであえて食品を例に挙げてきたが、実は食品のパッケージ以外にも、業務用のフィルムなども製作している。とあるスマートフォンなどにも使われているそうだ。

様々なジャンルの製品を製作することで、経済が激しく揺れた時代も強く生き残ってきたのだ。
 

 
 

最後に、外部の方からの印象!

皆様、自分が行く大学の入り口が雑草まみれだったら、自分も、もちろん親も、学校にいい印象は持てませんよね。

大三紙業では外部からのお客様からの印象が良いものとなるような努力も為されている。
会社の出入り口から受付に至るまで、整備された芝生が、企業の品格を上げてた。
 

 
細やかなところへの気配りも、間違いなく業界トップクラスの実力を持つ理由であろう。

 
 

まとめ

 
今まで気にも留めてこなかった商品の袋の模様が気になり始めて、最近は買い物に行くとすぐに冷凍食品のパッケージを見てしまう。

先日も、「この袋を作っている会社の工場見学をさせていただいたんだよ」と家族に自慢してしまった。
 
 

どの分野においても多くの人が関わっていて、その人たちのおかげで私たちは豊かな生活を送ることができるということを改めて実感した工場見学。
 

モノの作り方だけでなく、目標を持つことの大切さ、生活が多くの人によって支えられていることへの感謝なども学ぶことができた。
 
 

ご協力いただいた大三紙業のみなさま、改めて、ありがとうございました!
 
 
【会社概要】
大三紙業株式会社
代表:松井孝悦
愛知県豊橋市雲谷町外ノ谷55-1
0532-41-5111
 
 
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