12月になり、すっかりクリスマス&年末モードになってきましたね。いろんなお店では、クリスマス料理とともにおせち料理のチラシをよく見かけるようになりました。
お正月料理の定番であるおせち料理。みなさんは手作り派ですか?それとも購入派ですか?
実家や親戚のおうちでご馳走になるという方もいますよね。
今回はおせち料理の歴史を振り返るとともに、今どきのおせちや、購入を検討している方におすすめの東三河のお店を紹介します!
おせち料理の由来と歴史
おせち料理の起源は弥生時代と言われています。
弥生時代、中国から「節(せち)」を季節の変わり目とする暦がもたらされ、節ごとに収穫を感謝して神様にお供物をする風習が生まれました。
「おせち」はもともとこの「節」の日を指した言葉でした。
そして平安時代になり、朝廷では正月など5つの「節」ごとに季節の変わり目を祝う「五節絵(ごせちえ)」という儀式を開催し、「御節供(おせちく)」と呼ばれる特別な料理を用意して神様にお供えするようになりました。
この時代はお正月料理という位置付けではなく、五節絵すべてでの料理が「御節供」と呼ばれていました。
その後、江戸時代に3月3日や5月5日などの特に重要な5つの節の日(五節供)を「節句」として正式な祝日に指定され、「御節供」が庶民にも広く普及していきました。
お正月の「おせち料理」として重箱に詰められるようになったのは江戸時代後期の頃だそうです。「御節供」も次第に「おせち」と略され、お正月に食べる料理のみを指すようになっていったそうです。
おせち料理の定番メニューは?
現在では3段の重箱に詰められたおせちが一般的ですが、本来のおせちは5段からなり、「福が重なる」という意味を持つ4段の重箱に、「福を詰める場所」として空箱にした5段目を合わせたものになります。
地域によって詰める料理やしきたりに違いがありますが、20~30種類用意するのが一般的とされています。ここでは定番メニューを紹介していきますね!
【一の重】祝い肴と口取り
一段目のお重には、祝い肴と口取りを詰めます。
祝い肴は「祝い三種」とも言われ、子孫繁栄、不老長寿、豊作を意味する3品を用意します。
関東では「数の子(子孫繁栄)・黒豆(不老長寿)・田作り(豊作)」、関西では「数の子・黒豆・たたきごぼう(豊作)」が一般的です。
口取りはかまぼこ、伊達巻、栗きんとんなどがあります。
【二の重】焼き物
二段目のお重には焼き物を詰めます。鯛や鰤、海老などの海の幸が一般的です。
【三の重】酢の物
三段目のお重には生野菜をお酢でしめて日持ちをよくした酢の物や和え物を詰めます。
紅白なますや酢だこなどがあります。
【与(よ)の重】煮物
四段目には縁起の良い「与」の字をあて、里芋やクワイ、蓮根、ごぼうなどの山の幸を使った煮物を詰めます。筑前煮や煮しめが一般的です。
【五の重】控えの重
年神様からの福を詰めるため、「空」にしておきます。
なお、地域によって、三の重に煮物、与の重に酢の物を詰める場合もあります。
また、三段重の場合は、一の重に祝い肴と口取り、二の重に焼き物と酢の物、三の重に煮物を詰めます。
今年はいつもと違った味わいを!今どきの変わり種おせち
伝統的な和風のおせち料理も味わい深いですが、最近では「洋風おせち」や「中華風おせち」が増えてきているのをご存知ですか?
洋風おせち・中華風おせちってどんなもの?
洋風おせちは、見た目も華やかなフレンチを和風にアレンジしたものが多く、子どもや女性に人気の料理や、ワインに合う料理などバリエーションも豊富で、幅広い人々が楽しめるものになっています。
中華風おせちは、焼売やエビチリ、ごま団子といった定番の中華料理から、フカヒレなどの高級食材を使ったものまで様々です。
洋風・中華風のおせちの魅力は、
- 和風×洋風、和風×中華風、和洋中と様々な組み合わせが楽しめる
- 彩りがよく、様々な調味料を使用するため味付けが単調にならない
- ワンプレートやカフェ風のおせち料理が楽しめる
- ワインやビール、紹興酒などお酒も好みに合わせてチョイスできる
といったことが挙げられます。
洋風おせち・中華風おせちの定番メニューやおすすめの食材は?
洋風おせちの定番メニューは、「ローストビーフ」「テリーヌ」「キッシュ」「マリネ」「カルパッチョ」などです。
中華風おせちの定番メニューは、「焼売」「エビチリ」「ちまき」「焼豚」「ごま団子」といったものが挙げられます。
また、海老やたこ、鯛・鰤・アワビといった魚介類や、ごぼうや蓮根、里芋などの野菜類など、和風おせちで使われている縁起のよい食材を洋風・中華風にアレンジしたメニューもおすすめですよ!
各企業のHPでも、洋風・中華風おせちのレシピが紹介されています。
紀文公式HP https://www.kibun.co.jp/brand/osechi/recipe/arrange/index.html
KIRIN公式HP https://recipe.kirin.co.jp/feature/058/index.html
味の素公式HP https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/corner/event/osechi/
「毎年同じようなおせちで飽きてきたな」という方はぜひ挑戦してみてくださいね!
東三河でおすすめのおせちのお店
東三河でも、産地や食材にこだわったおせち料理を作っているお店が多くあります。
その中から、いくつかおすすめのお店を紹介します!
千賀屋
蒲郡で創業51年の割烹料亭「千賀屋」と、本格洋食店「キッチン千賀」を営む千賀屋。こちらのおせち料理は蒲郡市のふるさと納税の返礼品にもなっており、2021年には返礼品としての申し込みが35,000件以上あった、毎年大人気のおせち料理です。
安心・安全にこだわり、おせち専用工場で品質と美味しさを追求したおせち料理を作っているそうです。
サイズや種類も豊富で、届いてすぐに食べられる冷蔵品と、食べる日にちを選べる冷凍品の両方が用意されているのも嬉しいですよね!
売り切れになっている商品も多くありますので、検討している方は早めの予約をおすすめします!
住所 | 割烹料亭千賀屋:蒲郡市宮町東前60 キッチン千賀:蒲郡市若宮95 |
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申し込み | https://www.sengaya.co.jp/index.html |
お渡し | 郵送 |
お問い合わせ | 千賀屋コールセンター 0120-373-047 受付時間/9:00~17:30(年内無休) |
蒲郡クラシックホテル
百年の歴史を誇る蒲郡クラシックホテル。こちらでは蒲郡の特産物であるメヒカリをはじめ、地元産の食材を使った和洋折衷のおせち料理が楽しめる「特撰創作二段おせち」が販売されています。
プラス8,000円でタルトやマカロンなどの入ったスイーツおせちが追加できるのも魅力的ですよね。
住所 | 蒲郡市竹島町15-1 |
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申し込み | https://gamagori-classic-hotel.com/event/osechi/ |
予約締切日 | 12月21日(水) |
お渡し | 12月31日(土) 10:00~20:00 蒲郡クラシックホテル バンケットホールにて |
お問い合わせ | 蒲郡クラシックホテル TEL:0533-68-1111 |
料理旅館 呑龍
豊川市の御津山の頂にある料理旅館であるこちらの呑龍では、30年ほど前からおせち料理を作っているそうです。
定番の三段重から少人数向けの一段重、和風ローストビーフなどがあります。
住所 | 豊川市御津町広石御津山11-5 |
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申し込み | https://donryu.org/SHOP/70419/list.html |
予約締切日 | 12月19日(月) |
お渡し | 料理旅館呑龍でのお渡しの場合:12月31日(土)15時より ロビーにて 全国発送の場合:12月30日または31日にヤマト運輸のクール便(冷蔵)にて発送 |
お問い合わせ | 料理旅館 呑龍 TEL:0120-193-188(フリーダイヤル) TEL:0533-75-3188 |
湊◯(そうえん)
豊橋にある鮪しゃぶしゃぶと鯛めしが名物の湊◯。おせち料理の販売は2023年のおせちが初めてだそうです。
オマール海老をはじめ、蟹のテリーヌや紅茶鴨オレンジソース、焼き湯葉巻など、定番とは異なるメニューも多く、これまでと違ったものを探していた方にピッタリのおせち料理です。
住所 | 豊橋市駅前大通1-31 |
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申し込み | 湊◯ TEL:050-5487-8795 |
予約締切日 | 12月26日(月) |
お渡し | 湊◯店舗にて 12月30日(金)10:00~17:00、31日(土)10:00~15:00 |
お問い合わせ | 湊◯ TEL:050-5487-8795 HP:https://n906805.gorp.jp/ |
ホテルアークリッシュ豊橋
(出典:ホテルアークリッシュ豊橋HP)
こちらのおせちは、フランス料理の「RESTAURANT KEI」の料理人がお届けする、フレンチと和の饗宴を楽しめるおせちとなっています。
地元産の食材をふんだんに使った料理の数々と、ドライフルーツや三河産菊芋のパンケーキといったデザートも入っている贅沢な内容となっています。
住所 | 豊橋市駅前大通1丁目55 |
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申し込み・お問い合わせ | ホテルアークリッシュ豊橋16階 RESTAURANT KEI TEL:0532-51-1116 |
予約締切日 | 12月25日(日)※数量限定のため、予定数がなくなり次第終了となります。 |
お支払い・お渡し | 当日お支払い・RESTAURANT KEIの店頭にて |
HP | https://www.arcriche.jp/2022/10/18/osechi2023/ |
emCAMPUS FOOD
(出典:emCAMPUS HP)
東三河を中心とした豊かな食の素材を「買って・食べて・楽しむ」が詰まった食の発信拠点であるemCAMPUS FOOD。
こちらでは、東三河の生産者や企業の食材を使ったおせち「笑む重」を味わうことができます。
一品一品、生産者や調理過程にこだわって作られたこちらのおせちは、東三河の食の魅力がギュッと凝縮されており、東三河に住んでいたら一度は味わってみたいものですね!
住所 | 豊橋市駅前大通二丁目81番地 |
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申し込み | こちらから |
お渡し | 12月31日(土)13:00~17:00 emCAMPUS FOODマーケット |
お問い合わせ | emCAMPUS FOOD TEL:0532-26-5520 定休日 月曜日(月曜が祝日の場合は翌日定休) |
まとめ
家族でおせち料理を囲むと、「新しい年を迎えたな」と実感が湧きますし、普段なかなか食べられない具材もあり、特別感が増しますよね!
バラエティ豊かで手軽に楽しめるようになったおせち料理。
人数やそれぞれの嗜好に合わせてお好みのおせち料理を堪能して、よいお正月をお過ごしくださいね。