こんにちは、おいちゃんです。
 
 
今年もこの時期がやってまいりました。
 
 

 
天下の奇祭と言われる、『豊橋鬼祭』!!
 
 
 
恥ずかしながら、
 
 
私、
 
 
 
東京から豊橋に引っ越ししてきて、まだ一度も鬼祭に参加したことがなく、
 
 
行ってみたいなあと、思っていたところ、、、
 
 
 
伝統的な鬼祭とスマートフォンアプリの組み合わせで、むちゃくちゃ面白い実証実験が行われると聞いて、
 
 
 
ついに、行ってきました!!
 
 
鬼祭!!
 

 
 
そしたら、鬼祭運営者の熱気と、祭りを裏から盛り上げる現場の根気と、真っ白な世界で、、とにかくすごかったので、お伝えします。
 
 
 

 
 

豊橋鬼祭とは

2月10・11日に行われた、このお祭り。
 

 
ご存知の方も多いでしょうが、
 
国重要無形民俗文化財のお祭りで、日本建国神話の田楽の舞で豊年と厄除けの祭として約1000年前から毎年行われた尊い神事です。
 
2月11日(日)には祭りのクライマックスとなる「赤鬼と天狗のからかい」が行われます。この神事は荒ぶる神である赤鬼と武神天狗が境内で闘いの末、敗れた赤鬼が罪の償いにタンキリ飴と白い粉(小麦粉)をまきながら境外へと飛び去り、街を練り歩くものです。

古来よりこの粉を浴び、タンキリ飴を食べると厄除けとなり夏病みしないと言い伝えられている由緒正しい神事です。
 
 

スマホアプリ「おにどこ」

そうなんです。
 
 
この鬼祭、
 
 
鬼と天狗が街中を歩き回るんです!!
 
 
(しかも、飴と粉を巻きながら)
 
 
(しかも、夜中まで)
 
 
そこで、登場したのが、このスマートフォンアプリ「おにどこ」。
 

 
これは、街に出た鬼と天狗が、今、どこにいるかをマップ上で確認できるうえ、ルートの確認や便利な情報まで拾えるようになっているサービスです。
 
 
 
鬼と天狗に位置情報を発信するスマホを持ち歩いてもらうことで、リアルタイムに現在地を確認することができるのです。
 
 
 
ここまで聞いて、いや、これいるの?
 
 
 
って私自身、最初はそう思っていました。
 
 
 
しかし、参加してみたら、このアプリの利用価値を身をもってわかりました。
 

出典:おにどこHP
 
 

「赤鬼と天狗のからかい」の裏で

2月11日、お昼にかけて安久美神戸神明社の境内に人が徐々に増えていく頃。
 
 
境内のある部屋から、今か今かと鬼の出発を心待ちにする集団がいた。
 
いつもは陽気なメンバーが、お祭りの進行とPCの画面を真剣に眺め、システムの動作チェックや、バッテリーの充電・交換、アプリの告知など、各々が作業を行っていた。
 

 
 

ここで、せっかくなので今回のおにどこに関わっているメンバーを紹介します。
 
 
【お話を伺ったメンバーたちをご紹介!!】

 
もともと、豊橋技術科学大学のユビキタスシステム研究室大村先生の研究で、位置情報を実社会に役立てる研究を行っていた。
そこに、同大学水谷研究室の水谷先生が安久美神戸神明社と改修のための調査で関わる機会があったことで、お祭りの見物客が位置情報を共有した際の行動分析を目的とした研究の一環として今回のプロジェクトが立ち上がった。
学生たちも参加して、相互にシステムや地図上のデザイン等で連携しながら、サービスの開発を進めていったとのことだ。
 

 
唯一の民間企業で、おにどこの中心的な役割を担ったウェブインパクトはプログラム等の開発を行った。ベースは以前に大村先生と開発した、「踊ってみりん」を応用して、制作に取り組んだことで、短期間での完成が可能となったとのこと。
 
おにどこ開発の中心を担ったメンバーだが、このプロジェクトをやろうと思った理由を聞くと、

思った以上にサラッと「面白そうだと思ったから!」と明るい口調で答えてくれた。
そんな陽気なメンバーだ。
 

いざスタート

そんな話をみんなとしていると、予定時刻よりも遅れて赤鬼が街に去っていった。
 
 
それと同時に、「おにどこ」もサービス開始!
 
 

 
入念なチェックの甲斐があって、マップ上の位置情報も鬼と一緒に動き出した。
 
 
 
これまであった緊張感が少し和むが、バッテリーのチェックなど予断は許さない雰囲気は続いた。
 
 

 
 
程なくして、本当に正確な位置を示しているか、アプリを元に鬼を探しに行くと、
 
 

 
その付近には人だかりがあり中心には鬼が本当にいる!!
 
 
やるじゃん!おにどこ!!
 
 
 
しかし、そのあたりから、少しずつ、鬼祭初心者の私でも、徐々に気付き始めた・・・。
 
 
 
それは、
 
予定している時間通りに進まないこと。
 
 
よく考えてみれば、そりゃそうだ。
 
 
各ポイントに寄っては、白い粉とタンキリ飴を撒き散らし、大人数で次へと走って進んでいくのだ。バスでも時間通りに運行するのが難しいのに、鬼や天狗が時間通りに走って回れという方が、酷だ。
 
 
 
だから、いつ来るのか、今か今かと待っている状態の人が多いのが印象的だった。
 
 
 
それと、もう一つ知ったのが・・・。
 
 
むちゃくちゃ長い!!
 
時間通り進まないのはしょうがないが、そもそも予定としてに街へ去った鬼と天狗が神社に帰ってくるのが23:30になっており、進行ルートは決まっているものの、後の方のポイントは何時に来るか本当に読みにくい。
 
 

 
陽気なみんなも、さすがに24時を過ぎても天狗が戻ってこない状態に、疲れと心配が溜まってきていた。
アプリの示す天狗の位置めがけて、応援しにいくメンバーも!!
 
 
最終的には、日付の変わった午前1:00前には、なんとか鬼も天狗も安久美神戸神明社に戻ってきて、万歳三唱ののち、閉会となった。
 

 

祭り × IT

結局この日は、

ユニークユーザ数:1,765人
ページビュー数:6,517PV
の閲覧があった。
 
また、利用者の中からアンケートにご回答いただいた213件のうち、実に9割以上の方から「便利」という反応をいただいたと聞いている。
 

 


 

少し前に、若い世代が祭りに関わらなくなったと、耳にしたことがある。
 
豊橋鬼祭に限らず、日本各地の伝統的なお祭りで、そんな人手不足の状況になっているのが珍しくない。
そんな、現状に楽しく変化を与えるきっかけに、この「おにどこ」がなるような気がした。
 
 
いつもギャグを狙っている水谷先生が、この時は真面目に、
「こういう動きから、人の動きが活発になればいい」と話していたことが、ストレートに共感できた。
 

 
 
【会社・学校概要】
豊橋技術科学大学
情報・知能工学系
ユビキタスシステム研究室
大村廉講師
 
豊橋技術科学大学
建築・都市システム学系
建築設計情報学研究室
水谷晃啓講師
 
株式会社ウェブインパクト
代表:高柳寛樹
TEL:0532-29-0500
HP :https://www.webimpact.co.jp