共働き子育てしやすい街ランキング2023_豊橋市

2023年版「共働き子育てしやすい街ランキング」で豊橋市が2年連続で全国3位を受賞しました。

そもそもどんなランキングなのか、豊橋市が受賞したポイントはどこかなど、今まさに共働きで1歳と小学生の子育てをしている豊橋市民である筆者が実体験も交えて解説します!

共働き子育てしやすい街ランキング受賞豊橋

共働き子育てしやすい街ランキングとは?

働く女性向けウェブメディア『日経xwoman(クロスウーマン)』と日本経済新聞社は、180の自治体(※)向けに「自治体の子育て支援制度に関する調査」を実施しています。

このうち157の自治体から得た回答をもとに「共働き子育てしやすい街ランキング」を発表しています。調査は2015年から毎年行っており、今回で9回目です。

※対象の自治体は首都圏、中京圏、関西圏の主要市区と全国の政令指定都市、道府県庁所在地、人口20万人以上の都市

2023年ランキングの特徴

今年のランキングでは新たな指標として認可保育所の待機児童にカウントされない「隠れ待機児童」の数や、自治体の未就学児数の増減などが審査ポイントになっています。

自治体のダイバーシティ推進の取り組みにも注目し、「自治体の首長部局に勤務する正規職員における女性割合」や「議会における女性議員割合」も評価項目に加えられています。

今年は昨年に総合編で2位だった千葉県松戸市が総合編1位に! 豊橋市は今年も3位ではありましたが、新たな指標や評価項目の上でもTOP3入りを果たしたことになります。

実際のところどうなの?現役共働きママが解説!

ランキング3位は素晴らしいことですが、本当に当事者もそう思っているか気になるところですよね。

ここでは特に新しい豊橋市の子育て世帯向け施策の中から、現役共働きママの筆者の実体験を交えながらご紹介していきます。

気軽に、気楽に。家事代行サービスがワインコイン利用可能!

共働き子育てしやすい街ランキング_家事代行サービス

今年の目玉といえば、やはりこれではないでしょうか! 本来であれば6000円程度する家事代行サービスが500円で利用できるクーポンを1歳未満の子どもがいる世帯の方に配布するという新しい支援策です。

通常は1回約2時間の家事代行サービスを子どもが1歳の誕生日を迎えるまでに6回利用できますが、初年度ということで2022年4月2日から2023年3月31日の間に出産した筆者も今年度末までチケットを利用できました。

昼夜を問わない赤ちゃんのお世話だけでも大変な日々ですが、プロの手を借りることで後回しになってしまいがちな家事を片付けたり、ゆっくり赤ちゃんと接する時間を確保するなど費用負担を気にせずに代行サービスを利用することができます。

特に共働きの家庭にとっては救世主!と言っても過言ではないのではないでしょうか。

南部地区市民館に親子の遊び場「あそび場・まなび場」がオープン!

0~3歳児と保護者を対象に、南部市民館の2F和室がプレイルームに改装されました。

暑い時期にはクールスポットとしても利用され、親子向けのイベントも開催されています。

南部市民館はちょっと住宅街の奥まったところにありますが、駐車場もしっかりあって穴場の子連れスポットです!

子ども連れ来庁者のためのキッズスペースを市役所に設置!

豊橋市役所のキッズスペース

小さなお子さん連れだとちょっとした手続きひとつ市役所で行うのも一苦労ですよね。そんな方のために市役所内に託児サービス付きのキッズスペースが新たに開設されました。

就学前の子どもを連れて来庁した人が安心して窓口での手続きや相談ができるようにすることが目的で、施行期間を経て運用が続けられています。

大人が同伴すれば託児サービスを使わない時でもキッズスペースとして利用できます!場所は豊橋市役所東館に入ってすぐのスペースで、アクセスも良いのが嬉しいポイントです。

ファミリー・サポート・センター利用料補助金の対象が拡大!

共働き子育てしやすい街ランキング_豊橋市補助金

https://toyohashi-shakyo.or.jp/fsc.html より引用

ファミリー・サポート・センターは地域で「仕事と家庭の両立と子育て」の支援をするために設置されています。

育児の援助を受けたい人と、育児の援助を行いたい人が会員となって、会員の育児に関する相互援助活動を行う橋渡しをセンターが行います。

今年度からは育児の援助を受けた場合の利用料の補助が就学児を含む子どもが2人以上の世帯に拡大されました。利用料の半額分、1ヵ月あたり1万円を上限に補助を受けられます。

そのほかにも共働き家庭に嬉しい支援策がたくさん!

公立保育園等に導入された月額・定額で使い放題のおむつとお尻拭きが園に届くサービス「おむつのサブスク」や、所得制限のない第2子の保育料無償化、副食費の軽減など前年度から続く支援策も嬉しい内容です。

ダイバーシティの推進として、女性のキャリアを支援するセミナー開催や設備や就業規則の見直しで男女間の差をなくすためにかかる費用を企業に助成する施策なども昔から豊橋市で行われていました。

今年度からの新しい取り組みとしては男性従業員の育児休業取得推進のためのセミナー開催や、保育士の確保や処遇改善につながる支援を拡充するなど、時代にあった取り組みが印象的でした。

個人的にはもっとランキングが上でもいいのに、というくらい豊橋市の子育て政策は毎年進化しているなと思います。来年のランキングに期待です!