共働き子育てしやすい街ランキング_豊橋

2022年発行の「男女共同参画白書」によると、日本では2000年以降いわゆる共働きの世帯は専業主婦(主夫)世帯の世帯数を超え、全体の世帯数からしても25%に迫ろうとしています。

そんな中、豊橋市が「共働き子育てしやすい街ランキング2022」において全国3位に選ばれました!

受賞のポイントと「おむつのサブスク」や「不妊治療費用の助成」など特に評価された子育てに関わる独自の取り組みについて紹介します!

共働き子育てしやすい街ランキングとは?

日本経済新聞社と働く女性向けウェブメディア日経xwomanは、2015年から「自治体の子育て支援制度に関する調査」を実施しています。対象となるのは首都圏、中京圏、関西圏の主要市区と全国の政令指定都市、道府県庁所在地、人口20万人以上の都市。

共働き子育てしやすい街_共働き世帯

2022年度は165自治体から得た回答をもとに「共働き子育てしやすい街ランキング」が作成されました。今年は「子育て関連施設の充実度」に加えて、自治体独自の不妊治療助成や2人目以降の子育て支援など「少子化対策に力を入れているか」といった点を重視して評価がされています。

この他にも「女性のキャリア支援」「市区役所の男性正規職員の育休取得率」「移住する子育て世帯への支援策の内容」なども含め、共働き夫婦が出産・子育てしやすいかという計45の評価項目によってランキングが決定しました。

1位は東京都の豊島区2位は千葉県の松戸市。そして愛知県の豊橋市が3位に選ばれました!

1位 豊島区(東京都)
2位 松戸市(千葉県)
3位 豊橋市(愛知県)
4位 羽村市(東京都)
5位 宇都宮市(栃木県)

豊橋市HPよりhttps://www.city.toyohashi.lg.jp/53837.htm

豊橋市が全国3位にランクイン!

豊橋市は前回ランキングの全国14位から大幅にアップしたTOP3入り。特に評価されたのは以下の点です。

子育て世代の経済的負担を軽減

豊橋市では国の無償化・免除に加えて市独自の助成を実施し、所得制限なく第2子の保育料無償化・副食費が軽減されます。これは全国の中核市では全国で4例目です。

共働き子育てしやすい街_保育料無償化

忙しい働く子育て世帯を応援

愛知県で初めて月額・定額で使い放題のおむつとお尻拭きが園に届くサービス「おむつのサブスク」が2022年から導入されました。

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妊娠出産への支援

特定不妊治療費について、保険適用後も継続できるよう市独自の助成を行っています。
また、子どもと一緒に利用できるサービスや設備の提供、や子育てしながら働きやすい職場環境づくりを実施する企業を市独自に評価し紹介する「子育て応援企業」の認定において男性育休の取得を促進しています。

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このほか、病児保育室の新設や妊婦への分娩前PCR費の助成なども評価されたポイントのひとつです。

子育て世代の市民がおすすめするポイント

筆者自身も2人の子どもを育てながら働く共働き世帯の豊橋市民です。共働き子育てしやすい街ランキング」の評価ポイントとは別に、おすすめしたい豊橋のポイントをご紹介します!

共働き子育てしやすい街_ポイント

安心して産み育てられる産後ケア

産後間もないママや赤ちゃんを対象に産科医療機関・助産院・自宅で、心身のケアや、授乳指導、育児相談などが受けられる産後ケア事業において、利用時にかかる費用の一部が豊橋市から助成されます。

筆者がお世話になった産婦人科では日帰りや宿泊で利用できる産後ケア入院があったり、新型コロナで里帰り出産や親族のサポートが困難な方を対象にシルバー人材センターへ家事や育児のサポートを一定回数無料でお願いできたりでき、安心して産み育てられると感じました。

赤ちゃんからキッズまで夢中に!こども未来館ここにこ

豊橋市民おなじみの子育て施設「こども未来館ここにこ」。0歳の赤ちゃんから安心して遊びに来られる「子育てプラザ」や、キッズが何回来ても飽きずに楽しめる「体験・発見プラザ」などがある、雨でも1日中遊べる複合施設です。

子育てプラザでは育児相談や事前予約で一時預かりをお願いすることもできます。体験・発見プラザでは芸術や文化、科学を体験しながら学べるブースがあり、定期的に内容が入れ替わるため何回来ても飽きずに楽しむことができますよ。

市内・周辺で多様に遊べる地域

おでかけスポットの定番は豊橋総合動植物公園(通称:のんほいパーク)。国内最大級の放飼場で貴重な群れの生態を見られるアジアゾウ展示や高台のデッキからキリンと同じ目線になれるアフリカゾーンなど、動物たちの特徴的な動きを親子で楽しく観察できます。

共働き子育てしやすい街_のんほいパーク

のんほいパークよりhttps://www.nonhoi.jp/

博物館ゾーンでもただ展示を見るだけではなく、迫力の大型映像シアターや野外にある実物大の恐竜模型など子どもに人気のスポットがたくさん! 植物園ゾーンではジャングル探検を楽しむ「大温室」や館内で定期的なイベントも開催されています。
また、豊橋市内だけでなく周辺の「東三河エリア」にも歴史や自然、ここにしかない体験のできるスポットがたくさんあります。このエリア内は市町村をまたいでも片道1時間程度なので、気軽に親子でお出かけできますよ。

進化し続ける豊橋市!TOPを目指せるか

筆者は今年、豊橋市内で9年ぶりの出産を経験しましたが、以前にはなかった子育てサービスが増えていてとても驚きました。
特に昨年からは豊橋市が「人づくりNo.1をめざすまちプロジェクト」を立ち上げ、子育てや教育の分野に重点を置いた施策が行われていたそうです。
今年の全国3位、愛知県では1位の結果も素晴らしいものですが、来年以降はもっと進化した豊橋市でぜひ全国1位になってほしいですね!