日本三大稲荷のひとつに数えられる、愛知県豊川市にある豊川稲荷。

ここでは2026年秋、実に72年ぶりとなる「午年御開帳」が行われます!

本記事では、72年ぶりの御開帳について、その魅力や見どころなどを詳しく解説します!

72年ぶりの「豊川稲荷御開帳」とは?

豊川稲荷は、正式名称を「妙厳寺」という曹洞宗のお寺です。境内に祀られている鎮守の「吒枳尼真天(とよかわだきにしんてん)」は、稲穂を荷い、手には宝珠を捧げて白い狐に跨る姿で知られ、商売繁盛や家内安全などの神として古くから全国的な信仰を集めてきました。

「御開帳」とは、普段は非公開の仏像や御神体を期間限定で公開する伝統的な行事のこと。豊川稲荷の御開帳についてはっきりとした記録が残っているのは本殿が完成した1930年と、高度経済成長期へと移行しつつあった1954年だそうです。

今回、その1954年以来72年ぶりとなる特別御開帳が2026年午年の11月に開催されます!

テーマは「〜時代を超えて、縁を繋ぐ〜」

長い年月を超えて継承されてきた信仰の歴史を感じながら、現代を生きる私たちが神仏と直接ご縁を結ぶことができる貴重な機会となり、全国から多くの参拝者が訪れることが予想されています。

一連の行事は、10月24日(土)に行われる「御縁柱建立式」からスタートします。その後、10月31日(土)には「眞殿開扉式」および「縁繋式」が執り行われ、本格的な開帳期間が幕を開けます。

御開帳は11月1日(日)から11月23日(月・祝)までとなっており、72年ぶりの一大イベントに注目が集まっています。

絶対体験したい!御開帳の4大見どころ

秘仏とつながる「御縁柱」と「善の綱」

御開帳の象徴とも言えるのが、本殿前に高く建立される「御縁柱(ごえんばしら)」です。

秘仏・豊川吒枳尼真天は、御身代わりである「御前立仏像」と糸で繋がり、さらにこの御縁柱と「善の綱」によって一つに繋がります。

五色からなる善の綱は、万物を成す地・水・火・風・空を表しており、御縁柱に触れるとご縁が結ばれ、秘仏に触れるのと同じ御利益があるとされているそうです!

内陣拝礼・特別諸堂拝観

内陣拝礼では、御祈祷を受けた方に、御開帳以外では非公開の本殿内陣で、豊川吒枳尼真天や諸天善神を参拝することができます。

豊川吒枳尼真天

(豊川稲荷HPより)

特別諸堂拝観では、通常は御祈祷を受けた方のみしか入ることができない本殿内「祈祷施主殿」を拝観できます!

御開帳期間中の特別仕様となっており、御前立尊像により近い神聖な場所で拝礼することができるそうです。

大般若祈祷と理趣分頂戴

大般若祈祷では、全600巻からなる「大般若波羅蜜多経」を僧侶がパラパラとめくりながら「転読」し、その際に生じる風に当たることで厄除けや福徳が得られると言われています。

また、大般若経の要「理趣分(りしゅぶん)」を身体に直接当てて功徳を頂戴(理趣分頂戴)し、拝礼を行います。

境内イベント・夜間参拝「YORU MO-DE(ヨルモウデ)」

日中の神聖な行事に加え、境内では多彩な文化的イベントが展開されます!

旧寺宝館は墨絵ミュージアムに生まれ変わり、世界的な墨絵師である西元祐貴氏が手がける壮大な襖絵プロジェクト「豊川 新鳥獣戯画」が行われています。

躍動感あふれるモダンなアートと歴史ある寺院の融合を楽しむことができますよ。

ヨルモウデ

(YORU MO-DE公式HPより引用)

また、夜間には幻想的な光と音で境内を彩る夜間参拝「YORU MO-DE」が開催され、昼間とは一変した神秘的な世界観を体感できます。

さらに期間中には「御開帳大祭」や「白狐祭」などの華やかな行事も催され、境内は終日活気に包まれます。

YORU MO-DEは、11月1日(日)~22日(日)の金・土・日、11月2日(月)に開催されます。

YORU MO-DE(ヨルモウデ)公式|日本三大稲荷・豊川稲荷|光と音で彩る夜間参拝

御祈祷や拝観の申込方法

御祈祷は当日でも受付可能ですが、御膳接待はオンライン受付のみになっています。

御祈祷については、予約状況によっては当日は受け付けてもらえないこともあるので、事前予約がおすすめです!

御祈祷も内容によって御祈祷料が5,000円から50,000円まで4つに分けられています。

また、御祈祷をお願いしたいけど行く時間がない、遠くて難しいといった方には、郵送でできる「預かり祈祷」もあります。ご自身の参拝目的や予算に合わせて選ぶと良いですね。

拝観券は予約不要で当日受付のみです。拝観する内容によって拝観料も異なっていますので、参拝の目的に合わせて選んでくださいね。

なお、拝観料は現金のみなのでご注意ください。

拝観や御祈祷の申し込みについて、詳しくは豊川稲荷HPをご覧ください。

門前町で食べ歩きや観光も!

門福テラス

(ほの国東三河めぐりInstagramより引用)

豊川稲荷周辺には、豊川グルメを味わえる飲食店やお土産屋さんも多く、食べ歩きや観光も楽しめます!

2025年には豊川稲荷総門前に商業施設「門前テラス縁福」がオープンし、地元グルメを味わったり、テラス席でくつろいだりして過ごすこともできます。

観光の際には、豊川稲荷門前町にある豊川観光案内所や「豊川稲荷周辺マップ(出典:豊川市観光協会)」を参考にしてくださいね。

アクセス方法・駐車場

豊川稲荷及びその周辺の散策には、電車や車でのアクセスが可能です。

電車の場合、最寄り駅はJR豊川駅と名鉄豊川稲荷駅。門前町を歩いて楽しみながら徒歩約10分で到着します。

車の場合は、メインの駐車場は3つあります。

豊川稲荷大駐車場
(豊川市幸町46)
約460台。料金はこちら。
豊川市豊川駅東駐車場
(豊川市豊川町辺通4-4)
普通車521台(立体)+平面116台。料金はこちら
豊川商店街駅前駐車場
(豊川市豊川栄町17)
96台。料金は60分までは100円/20分、それ以降100円/30分です。
こちらの駐車場はお買い物で利用すると駐車場の無料サービス券
を配布してくれるお店があります。

周辺にはこれら以外にも民間のコインパーキングや商店街の駐車場が点在しているため、駐車料金や混雑状況に合わせて選ぶことができます。

2030年には「大開帳」が!

本殿落慶100周年を迎える2030年には、本尊・千手観音菩薩、鎮守・豊川吒枳尼真天などをご開帳する「大開帳」が予定されています!

期間は2030年8月22日(木)〜11月25日(月)までです。こちらもお楽しみに!

まとめ

2026年秋に執り行われる豊川稲荷の「72年ぶりの御開帳」は、一生に一度出会えるかどうかという極めて貴重な歴史的行事です。

ぜひこの機会を逃すことなく、最大のご利益と素敵なご縁を授かってみてはいかがでしょうか。

事前の確認や参拝計画に、本記事をお役立てください!