近年、サスティナブルという言葉に触れる機会が増え、そしてこのカラフルなポスターを様々な場所で目にするようになりました。
(画像:国際連合広報センター)
この色鮮やかな17のアイコンが示すのが「SDGs 持続可能な開発目標」。未来のために今よりもっと住みやすい世界を残そうとする世界共通の目標です。
豊橋市では、SDGsに取り組む企業や団体を「SDGs推進パートナー」として登録しています。あなたの所属する企業や団体の既存の取り組みが、豊橋市SDGs 推進パートナーへの応募対象となっているかもしれません。SDGsへの取り組みが一体どんなものか確認し、SDGs推進パートナーへ応募してみましょう。
SDGs推進パートナー制度について
SDGs推進パートナー制度は、それぞれの企業や団体がもつ技術力や知識等を生かし、豊橋市と共に持続可能な活動に取り組み、SDGsの普及のための啓発を行う組織をパートナーとする制度です。
応募資格は、SGDsの達成にむけて既に活動をしている、もしくはこれから活動をはじめようと予定している企業、団体であることです。現在、随時募集を行っています。
▼応募方法は下記リンク参照
豊橋市役所HP SDGs推進パートナー制度の案内
そもそもSDGsってなに?
SDGs は「Sustainable Development Goals “サスティナブル ディべロップメント ゴールズ”」の略称で単語の頭文字をとりエスディージーズと読みます。
日本語訳すると、持続可能な開発目標。未来のあるべき姿をもとに、現代を生きる私たちが何をすべきなのかを示した世界的な目標で、国連サミットにおいて全会一致で採択されました。その分野は、環境や貧困、人権、平和など多岐にわたるため、まるでスケールの大きな構想で壮大なプロジェクトであるかのようにイメージしてしまいます。
しかし、実際には既に私たちが普段取り組んでいること、日常の一部となり当たり前となっていることが、SDGs推進に一役買っていることがあります。
例えば、このエコマーク。一度は目にしたことがありますよね。これは「資源の有効利用」、「人体に有害な物質を含まない」、「環境に配慮した製品の開発、利用促進」など複数のカテゴリーで環境問題への配慮としてSDGsへの取組みであると判断されます。
また、豊橋市もボルネオ保全プロジェクトなどを通してSDGsに取り組んでいます。市内に設置されている「ボルネオドネーション自動販売機」。この自動販売機の売り上げの一部が、ボルネオの生物多様性を保全する取組みの資金として寄付されています。
▼詳しくはこちら
https://www.city.toyohashi.lg.jp/37749.htm
豊橋市のSDGs推進パートナーの取り組み例
では、実際に豊橋市のSDGs推進パートナーはどういった取り組みを行っているのか、いくつかまとめてみました。
- 老若男女広い世代が集うことができる体験活動や講座の開催
- 不登校児のサポート、保護者や子どもたちが相談できる場所を提供
- 環境に配慮し公共交通機関での通勤を推奨
- 市内の学校での出張講座開催や小学生の職場見学、インターンの受け入れ
- スポーツイベントなど市民の健康促進を図るイベントを企画
- 外国人技術者や障がい者の雇用促進、シニア層の活躍推進
- 男性の育児休暇取得や介護休暇取得の推進、柔軟に働ける勤務形態の形成
- 資格や免許の取得支援やセミナーの実施、社内サークル活動の支援
- 530運動環境協議会(清掃活動)への参加
▼詳しくはこちら
https://www.city.toyohashi.lg.jp/42304.htm
これらは全て、SDGsに対する取り組みです。大がかりなプロジェクトを立ち上げる必要はありません。既に従業員や顧客のため、団体のメンバーや地域のため、環境のためにと行っていたことが、実はSDGsの活動の一環だったのです。
社会貢献意識の高まりが組織のイメージアップに
あなたの所属する企業や団体でも、既にSDGs に向けた取り組みがなされていませんか?国連サミットの議題に挙がった「国際的な開発目標」と聞くと少し難しそうに感じ、地方都市の小さな組織には無関係なことと感じてしまうかもしれません。
しかし、SDGsは多岐にわたる分野をカバーしているため、あなたの所属する企業や団体も、何かしらの形で未来に向けた取り組みが出来るはずです。世界的な問題解決に向けた努力目標に取り組むことで、組織のイメージアップにもつながります。
SDGs解決に向けた取り組みを見つけ、豊橋市SDGs推進パートナーへ応募してみましょう!
そして、SDGsは、この地球に住む一人ひとりにかかわることです。みんなで当事者意識をもち、目の前にある問題が一体何なのか、解決のために何ができるのか、未来を生きる子どもたちのために理解を深めてみましょう。