転職応募数は何社がベスト

転職する際何社に応募すればスムーズに内定をもらえるのでしょうか?
今回は、転職の応募数は何社がベストなのかについて解説します。
これを読めば、計画の立て方から、どんなことに注意して応募数を決めればよいかわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

採用されるまで何社応募すればよいの?

転職応募数_採用まで

転職する際の応募社数は、約10社を目処にしましょう。
理由は以下のとおりです。

  • 応募社数が多すぎると採用試験の準備がスムーズにできない
  • 応募社数が少なすぎると内定をもらえる確率が下がる

応募社数が多すぎると、一社ごとにかける採用試験の準備が疎かになりますし、予定も組みづらいです。とくに、在職中に転職活動をおこなう場合は、面接などの採用試験が複数社重なるとスケジュールが調整できず、断念しなければならないことも出てくるでしょう。

応募社数が少なすぎると内定をもらえる確率が下がりますし、すべて落ちた場合に精神的に疲弊したり焦りが出る可能性が高いです。
また転職活動にかかる期間は、約3ヶ月前後がもっとも多いというデータも出ています。

  • 1ヶ月未満:18.3%
  • 1ヶ月以上3ヶ月未満:28.8%
  • 3ヶ月以上6ヶ月未満:15.7%

令和2年転職者実態調査の概況(個3.転職について)

余裕を持って1週間に1社採用試験を受けると、人によりますが約3ヶ月で約10社受けられます。
転職の際、同時に応募できる数は決められていません。
希望業種・職種を決めたら、まずは応募先の企業を10社程度決めて採用試験の準備に取り掛かりましょう。

複数応募のメリット3つ

転職_複数応募メリット

転職希望企業に複数応募すると、いくつかのメリットがあります。
メリットを意識しておけば、転職活動前の段階では発見できなかったことが見つかり、より転職活動がスムーズにできます。
複数応募のメリット3つを、それぞれ解説するのでしっかり理解していきましょう。

1. リスクヘッジできる

複数応募は、単純に分母が増えるため採用の確率が上がります。
内定をもらえなくても「まだまだ次がある!」と気持ちを切り替えやすくなるため、あまりネガティブになることなく転職活動を進められるでしょう。

2. 複数の企業を分析できる

1社だけに絞ると、主観的な視点やひいき目で応募した企業を見てしまう傾向があります。
複数企業に応募し採用試験を受けると、メリットやデメリットを企業間で比較しながら洗い出せますし、応募先を判断するための新たな着眼点も得られるでしょう。
複数に応募し企業を分析すると転職活動の幅が広がるため、より自分に合う企業と出会う確率が高まるでしょう。

3. 思わぬ企業と出会える可能性がある

応募社数が増えるとさまざまな企業と出会えます。転職活動を通して複数の企業の話を聞くことで、未経験の業界に魅力的な企業を見つけられるかもしれません。

あまた、持っているけれど活かせていなかった資格やスキルが役立つ仕事を見つけられる可能性もあります。
たくさんの企業と出会うことで、自分の将来性や可能性に期待される機会が増えます。
幅広い企業と接点を持ち、積極的に新しいことを発見していきましょう。

複数応募のデメリット2つ

複数応募_デメリット

複数応募はメリットばかりではなくデメリットもあります。
デメリットも理解しておかないと、転職活動の足を引っ張ることになり、志望度の高い企業の内定がもらえなくなる可能性も出てきます。
複数応募のデメリットを解説するので、ひとつひとつ理解していきましょう。

1. 在職中の場合転職活動の時間が取れない

在職中の場合、仕事をしながらの転職活動になるため、時間の確保が難しくなる可能性があります。
帰宅後や週末の休日などに転職活動をしなければならなくなるため、プライベートの時間がなくなる可能性も出てくるでしょう。
応募先の企業が在職中であることを理解しているのであれば、面接時間などに融通を利かせてくれる場合もあります。

2. ほかの企業の内定承諾期限が迫る

第一希望の企業の内定が出る前に、他の企業の内定承諾期限が迫る場合があります。
回答期限を過ぎれば、内定は取り消される可能性があるのです。

第一希望企業に採用される可能性があるのに、ほかの企業の内定を受諾してしまうと、あとで後悔するかもしれません。
採用試験を受ける際は、どのくらいで結果が出るのか確認しておきましょう。

複数応募する際の注意点4つ

転職複数応募_注意点

転職活動をする際には、ただ闇雲に複数応募すればよいわけではありません。
スムーズに内定をもらったり、納得のいく転職活動にするためには、ポイントがあります。
以下の4つです。

  1. 1社ずつの応募は避ける
  2. 優先順位をつける
  3. 余裕をもって計画を立てる
  4. 応募社数にこだわりすぎない

ひとつずつ解説していきます。

1. 1社ずつの応募は避ける

在職中などの場合、時間が取れないので1社ずつ応募し採用試験を受ける人がいます。
1社ずつの応募は、転職期間が長くなったり「また1からやり直しだ・・」とメンタル的にきつい思いをしたりする可能性があるのです。
まずは3社ほどを並行して応募し、少ない数をこなしていきましょう。

2. 優先順位をつける

いくつか希望企業が揃ったら優先順位をつけましょう。
優先順位をつけると面接の日程が組みやすく、採用試験の対策もしやすいです。

優先順位を決めずに取り組むと、メリハリがなく、どの企業に対しても採用試験対策が不十分になってしまうということもあり得ます。自分が本当に働きたい企業から、対策していきましょう。

3. 余裕を持って計画を立てる

余裕を持った計画を立てないと、トラブルが生じた場合などに、面接を延期しなければならなくなる可能性が出てきます。
面接日時変更は、極力避けたいところです。体調不良などやむを得ない場合であっても、1回までが限度でしょう。

面接が進むほど再調整が難しくなり、頻繁な変更は志望度の低さを印象づけかねません。また、快く変更してもらえたとしても「良くない印象をもたれたかもしれない」という負い目から面接時などに堂々とアピールできなくなるといった弊害が出てくることもあるでしょう。
気持ちにもゆとりがもてるようなスケジューリングをしましょう。

4. 応募数にこだわりすぎない

転職成功の鍵は、自分の能力と企業ニーズがマッチした求人に絞ることです。
10社ほどが目安とお伝えしていますが、あくまで目安です。在職中に転職活動をするのか、退職後に転職活動をするのかによって確保できるスケジュールも異なりますし、希望する仕事の内容や条件によっては10社もピックアップできない可能性もあります。

無理に応募する企業の数を増やしたとしても、採用に結びつかなかったり、納得のいく転職ができなくなる可能性のほうが高いと考えられます。
応募社数ありきの転職活動ではなく、転職したいと思える企業を洗い出して応募していくことが重要です。

状況で応募数を調整する場合もある

転職応募数_調整

状況によっては複数応募よりも、数を絞って転職活動をおこなった方がよい場合もあります。
以下の2つの場合です。

  1. 転職活動に使える時間が極端に少ない場合
  2. 同じ職種や業種を希望している場合

それぞれ解説します。

1. 転職活動に使える時間が極端に少ない場合

在職中の仕事が忙しすぎて、ほとんど転職活動に時間を割けないケースもあります。
その場合複数に応募してしまうと、十分な準備もできませんし採用試験を受けられるかどうかすら見通しが立たなくなることもあります。
時間が取れないのであれば、数を絞って応募し、ひとつひとつ確実に対策していきましょう。

2. 同じ職種や業種を希望している場合

応募先の職種や業種にこだわりがある場合、焦って複数応募をする必要はありません。
必要となるキャリアやスキルが共通しているため、面接の準備もしやすく、難航したとしてもあとから応募先を増やすことも比較的しやすいでしょう。

まとめ

転職複数応募フレッシャーズ

転職活動をする際、闇雲に応募すればよいわけではありません。
何も考えずに応募してしまうと「こんなはずではなかった……」と、ミスマッチが起こる可能性も出てきます。
ミスマッチが起こらないよう、ひとつひとつ企業研究をおこない、転職活動を始めましょう。

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