転職サイトや企業のホームページの採用応募フォームから、中途採用の申込みをおこなう際に「何をどう入力すればよいのだろう?」と思う方もいると思います。入力する文章も採用担当者に見られていると思うと、なかなか前に進めませんよね。
そこで今回は、Web上での採用応募フォームに入力する内容や注意点を解説します。これを読めば応募フォームに何を入力すればよいのかわかりますし、例文も紹介するためどのような内容を入力すればよいのかもイメージしやすくなりますよ。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
応募フォームに入力する内容
転職サイトや企業のホームページの採用応募フォームは、求人情報に興味を持った転職希望者が、その求人に応募するためのオンラインフォームです。紙の履歴書や応募用紙より、手軽に応募できます。
採用担当者は応募フォームに入力された内容をもとに適切な候補者を選定し、面接や選考プロセスを進めます。転職サイトや企業のホームページの応募フォームは、以下のような内容を入力することが多いです。
- 名前
- 性別
- 生年月日
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 志望動機
- 職務経歴
- 自己PR
住所や電話番号などの基本情報はすぐに記入できますが、志望動機や自己PRは入力に準備が必要です。次の項以降では、志望動機・職務経歴・自己PRそれぞれの入力方法について解説していきます。
志望動機の入力方法・ポイント
志望動機欄には、なぜその企業や職種に興味を持ったのか、具体的な理由を入力しましょう。例えば、企業のビジョン・製品・サービスへの共感や、自分のスキルや経験が活かせるといった点を挙げることが重要です。自分なりの視点や独自の経験を交えると、ほかの応募者との差別化ができ、自分らしさを出すこともできます。以下は志望動機の例文です。
- 貴社の持つイノベーションへの取り組みに魅了されました。特に、AI技術を活用した製品開発に注力していると聞き、私の専門知識を生かして貴社の成長に貢献したいと考えています。
- 貴社の人材育成プログラムに興味を持ち、私のキャリアに新たな可能性を見出したいと考えました。特に、リーダーシップを養う機会が豊富であり、自己成長と共に組織の発展に貢献できる環境に魅力を感じました。
志望動機は長すぎると担当者の興味を失わせてしまう可能性があるため、簡潔に要点を伝えることが重要です。さらにネガティブな要素やほかの企業や職場に関する不満を述べるのは避け、ポジティブで前向きな表現を使うようにしましょう。
職務経歴の入力方法・ポイント
職務経歴欄の入力方法・ポイントは以下のとおりです。
職歴の詳細を入力する
自身の職歴について、会社名・在職期間・役職・業務内容などを具体的に入力します。経験した業務や担当したプロジェクトの概要も記述するとよいでしょう。
成果や実績を強調する
達成した成果や取り組んだプロジェクトの成功事例を挙げると、自己PRにつなげられます。数字や具体的な事例を交えると効果的です。
スキルや経験に焦点を当てる
求人募集の要件にマッチするスキルや経験に重点を置き、その点について詳細に述べます。応募するポジションに求められるスキルや経験については、重点的に記述します。
時系列に沿って整理する
職歴は時系列に沿って整理し、最新のものから過去のものへと記述します。古い職歴から新しい職歴へと入力するのは避けましょう。
以下は職務経歴書の例文です。参考にしてみてください。
【会社名】 ◯◯株式会社
【在職期間】2018年7月~現在
【役職】ソフトウェアエンジニア
【業務内容】Webアプリケーションの開発、データベース管理、ユーザーインターフェースの改善などを担当しました。新サービスの立ち上げにおいて、プロジェクトリーダーとしてチームを率い、期限内に成果物を提出することに成功しました。
【実績】サービス改善によりユーザー満足度を10%向上させ、月間アクティブユーザー数を20%増加させるなど、成果を挙げました。
【スキル】Java・JavaScript・HTML/CSS・データベース設計などのスキルを有しています。
文章は簡潔でわかりやすい表現を心掛けましょう。冗長な表現や専門用語は避け、適切な言葉で要点を伝えることが大切です。
自己PRの入力方法・ポイント
自己PRの入力方法・ポイントは以下のとおりです。
自己の強みや特長を明確に示す
ほかの応募者との差別化を図るために、自身のスキル・経験などを明確に示します。
具体的な事例や成果を挙げる
過去の経験や実績を数字などで具体的に挙げると、より説得力が増し自己PRを裏付けることができます。
目標や志向性を示す
将来のキャリア目標や志向性を明確に示すことで、自分の将来像や意欲を伝えられます。
企業やポジションに合わせてカスタマイズする
自己PRは応募する企業やポジションに応じて、微調整することが重要です。求人要件や企業の特徴に合わせて、自分の強みを強調する内容にアレンジしましょう。/
以下は自己PRの例文です。参考にしてみてください。
私は以前の職務で、顧客との信頼関係を重視し、効果的なコミュニケーション力を活かして営業成績を向上させてきました。課題解決型のアプローチで顧客ニーズに応え、信頼を築くことをモットーにしています。目標達成への情熱と責任感を持ち、チームと協力して成果を最大化することに貢献したいと考えています。
職務経歴や志望動機と同じく、簡潔でわかりやすい文章を心がけるようにしましょう。
応募フォーム入力時の注意点
転職サイトや企業の応募フォームの入力では、Webの応募フォームならではのミスをしてしまうことが多いです。応募フォーム入力時の注意点について解説します。
1.こまめに保存する
転職サイトなど決められた応募フォームに文章を入力する際は、定期的に保存するようにしましょう。保存を忘れてしまうと、時間と労力をかけて作成した文章が消えてしまう可能性があるからです。テキストアプリやワードなどで下書きを作成し、最後に応募フォームにコピペするのもおすすめです。
私の場合、Web上から職務経歴を数社に送りましたが、過去の職歴はすべてコピペして使いまわしました。ただチャレンジしたことやその結果は、応募先企業に応じて少し調整しました。同じ経歴でも何をどう達成したかは、企業によって捉え方が異なります。企業が中途採用者に求めるものを、SNSや口コミサイトなどで細かく研究しておきましょう。
2.誤字脱字に注意する
Web入力では、手書きではありえないミスをすることが多いです。誤字脱字は変換ミスや入力ミスでおこることが多いため、送信する前には必ず確認をおこないましょう。文章を目で追うだけではなく、声に出して読むと間違いに気づきやすいです。
3.読みやすい文章・構成にする
自己PRや職務経歴を入力する際は、読みやすい文章や構成を心がけましょう。採用担当者が読みやすくなるだけではなく、読み手に対してわかりやすい文章を作成できる心遣いやスキルがある、という部分をアピールできるためです。例えば以下のとおりです。
- 箇条書きを活用し視認性を上げ読みやすくする
- カギカッコを使いアピールポイントを強調する
- 適度に★マークなどを活用しもっとも伝えたい部分をアピールする
文章はダラダラと入力せず、ストレスなく読めるメリハリのある文章を作成しましょう。
応募フォームは自己アピールするチャンス!
転職サイトや企業のホームページの採用応募フォームから入力するのは、基本情報・志望動機・職務経歴・自己PRです。基本情報はすぐに入力できますが、そのほかは自己分析をおこなわないと入力は難しいです。
しかし自分の経歴ややりたいことを振り返り、志望する企業が求める人材像を分析すれば、応募フォームは自己アピールできるチャンスになりえます。採用担当者が読みやすい文章を意識して、自分のスキルをアピールしていきましょう。
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