EJ JUICE & SOUP

コールドプレスジュースを知っているだろうか。
すでに名前からオシャレな雰囲気がするが、見た目もとても洗練されたジュースが今、都内を中心に流行っている。
今回は、そのEJジュース&スープを東京にて展開する、株式会社イージェイの久保さんにお話を聞いた。
 

art-p-ej01
久保 陽輔さん
株式会社イージェイ
取締役
趣味:トライアスロン

 
イージェイは豊橋110周年市民提案イベントに採択されている企業で、これを機会に新しく豊橋の生産者さんが作る農作物を使ったジュースを生産する。
 

コールドプレスジュースとは

コールドプレスジュースとは「野菜や果物を熱の発生を抑えながら圧搾して抽出した」ジュースのこと。
低速回転のジューサーを使うことで材料に熱を加えず(コールド)、強い圧力ですりつぶし(プレス)搾ったジュースを「コールドプレスジュース」という。
 
art-main-ej07
 
従来のジューサーは高速回転する刃で切り刻むため、材料に熱が加わり、栄養素が変質しやすくなっていた。
それに比べ、低温圧搾とも呼ばれる、低速回転・強圧力で搾汁するこの方法なら、熱の発生や空気による酸化を抑え素材本来が持つ栄養素・酵素を最大限摂取できる他、さらっとした飲み口で素材の味がそのまま楽しめるのが特徴だ。

東京では、麹町本店と渋谷の2店舗を構える。
 
art-main-ej05
 
そのうち、ビジネス街の一角に店を構える麹町本店に伺ってみた。
夕方過ぎに伺うとすでに多くのジュースが売られ、一部のジュースについては売り切れとなっている。
それでも、近くのサラリーマンやOLが仕事終わりにお店に立ち寄ってくる。
 
art-main-ej03
 
お店の雰囲気やジュースを見ると、女性が利用するイメージが目に浮かぶが、スーツを着たサラリーマンもジュースを求めにお店に来ていたのが印象的だった。

ちなみに、渋谷店については、パーソナルトレーニングジムに併設して店を構えているため、ジムの利用者も併せてEJのジュースを愛用している。
 

生産者と消費者にメリットを与えたい

お話を伺う中で、「生産者の方にも消費者の方にも喜んでもらえるような体制を作っていきたい」との話が、久保さんから何度か出てきた。

生産者

art-main-ej04
 
生産者の方に対しては、見栄えの問題で今まで使われることのなかった外葉などに価値をつけ、継続的な生産を助けたい。
フードロスなどと言われるようになり、捨てられる食物がとりだたされているが、このフードロスに生産地で出された廃棄物は含まれていない。
高い栄養価があるのにもかかわらず、売るのを諦めて捨てられる野菜をどうにかしたいという思いと、生産者さんの収入の実態を知り、なんとか助けにならないかと考えた時に出た答えが、規格外の農産物を買い取ることだった。
通常安価で売られる規格外農産物を、現状の価格よりも高い価格で引き取る。
それに、コールドプレスジュースという新しい価値をつけて消費者に届ける、それがイージェイの考えた一つの方法だ。

消費者

art-main-ej06
 
一方で、消費者に対しては、リーズナブルで体に良く、美味しいものを提供する。
効果効能を正しく伝え、ヘルシーなライフスタイルをラクに楽しく実現できるサポートをしたい。
そんな、想いを実現させたのが、コールドプレスジュースだったのだ。
 

体に良いものを摂って、「人生を楽しむ」につなげたい。

生産者さんのこだわりを、ジュースを通じてフューチャーしたいという考えで、もともと熊本の地方創生を絡めた活動をしていた。
それが、カタチになってきたこともあり、次にコラボレーションを考えた先が豊橋だった。
もともと農作物の豊富なこの土地で、タイミング良く市制110周年の記念すべき年に協力できるのは本当に嬉しいと、久保さんは話す。
 
art-main-ej09
 
豊橋の野菜でできた、オシャレで栄養価の高いEJジュースは、海フェスタ(7/17)でお披露目会を行われる予定となっている。
普段なら東京に行かなければ買えないところ、今回は豊橋で販売するということなので、ご興味のある方は是非行ってみてほしい。
 
 
【会社概要】
株式会社イージェイ (EJ Inc.)
代表:岩崎 亘
東京都文京区本郷 4-9-22 本郷フジビル 3F