豊鉄バス_運転士

日常であたりまえのように目にする大型のバス。子どもながらに「かっこいい!」「あんな大きな車を運転してみたい!」と思ったことはありませんか?しかし、実際に人を乗せて大きなバスを運転するとなると、尻込みしてしまう人も多いはず…。

「最初はだれもが運転士未経験者だよ!」
こう話すのは、豊鉄バス株式会社で日々の安全を最前線で管理している運輸部安全管理課の堀江悟さん。地元で数多くの運転士を育て上げてきた安全管理のスペシャリストです。

そんなバスの運行の安全安心を知り尽くした堀江さんに、運転士未経験者も安心できる納得の教育事情について教えていただきました!

豊鉄バス_豊鉄バス堀江悟さん

豊鉄バス株式会社安全管理課 係長 堀江 悟さん

手厚い教育・研修とフォロー

基礎教育

記者:どんな研修があるんですか?

堀江:入社後に2週間程度の基礎教育があります。座学教習に始まり、アクセルの踏み方、運転姿勢、右左折時の目線のやり方などの運転教習まで、事細かく指導をします。
その後は指導運転士のもとで、路線知識や接客・案内などを2〜3ヶ月かけて身につけるマンツーマンの実車教習があり、最後に私と営業所長による単独乗務試験に合格すると、晴れてバス運転士としてデビューできます。

記者:何人もの厳しい目を通って初めてデビューできるんですね!運転士さんに脱帽です!

豊鉄バス_運転士と目線を確認

運転士と目線を確認

段階に応じた研修

記者:デビューしたら一安心ですね。

堀江:運転士としてデビューした後も、研修は続きます。デビュー後3か月、6か月、1年前後とそれぞれ経過した頃が、事故の発生率が高まる時期でもあります。そのため、実際に指導者が添乗し、足りない所などがないかをチェックするフォローアップ教育を行っています。

また、事故を起こした運転士を対象とした研修や、入社後2~3年経過した運転士には運転技術をより磨くための研修、さらに高速路線運転士などへステップアップするための研修など、時期や対象ごとに細かく分けたプログラムを用意しています。

記者:時々、初心に立ち返ることで安全への意識がより高まり、その技術も維持されているんですね!

豊鉄バス_堀江さんの厳しい目が光る

堀江さんの厳しい目が光る!

抱える不安は一緒に解決!

記者:手厚い研修があるとはいえ、大型車や人を乗せての運転に対する不安の声は出てきませんか?

堀江:どんな運転士でも不安はつきものです。
例えば、車内での案内や注意喚起の声を出すことが恥ずかしいということ。人によっては、500人がいる壇上で話すくらいの緊張を感じるんだそうです。でも、経験を積むことで徐々に慣れていきますよ。また、想像以上に車幅や、長さ、高さもある大型車に対する不安感もあります。一定期間が経ったら独り立ちというわけではなく、運転への不安な点や自信がついたかなど一人ひとりの希望を聞いてから単独乗務に移っていくので、焦ることはありません。

記者:慌てず、徐々に体で覚えて慣れていくことが解決策ですね。

堀江:その通りです。また、定期券や回数券、現金などの豊富な支払方法や、バス停の位置を覚えるなんて業務もありますが、大丈夫!初めからすべてを覚えている運転士はいません。一緒に確認しながら、道路を走る際には側道に目を配る技術も付いていきますので、バス停も次第に覚えていきます。

ベテラン運転士からのフォロー

記者:堀江さんはいろんな運転士さんから相談を受けているんですね。

堀江:人によって声のかけ方は様々ですが、みんなに伝えていることは、『失敗は成功のもと』という言葉。初めから完璧な人はいませんので、次から気をつければいいよと話します。また、お客さまからご意見を頂戴した際も、そのお言葉が無ければ、気づくことができなかったこと。「お言葉をいただいたからこそ、自分にとってプラスになったんだ」と前向きになれるような声かけやアドバイスをしています。せっかく働くなら楽しく仕事をしたいですしね!

豊鉄バス_相談

厳しい堀江さんも、和やかな雰囲気で相談に乗ってくれます!

安全装置が、安心して働ける職場づくりの一助に

安全装置の導入

堀江:豊鉄バスでは、3年程前から衝突防止補助システム「モービルアイ」を導入しています。モービルアイは、前方の歩行者や車との衝突の危険時、方向指示を出さずに車線をまたいだ場合などに警報音で教えてくれるシステムで、これが運転士の安全安心に一役買っています。

豊鉄バス_モービルアイ

中央の丸い装置がモービルアイ

堀江:このシステムが捉えたデータを毎日チェックすることで、車間距離が狭いなど個々の運転のクセを把握するとともに、安全評価の低い運転士に対しては指導を行います。

モービルアイを導入後、実際に警報が鳴る回数はピーク時と比べ60〜70%も減少し、有責事故もピーク時の約45%減少しました。

記者:安全運転習慣の向上に大きな役割を果たしているシステムですね。

堀江:これらの装置のほか、衝突軽減ブレーキや運転士の異常時に乗客がバスを停車させるシステムなどの安全装置も、一部の車両に整備しています。

また、運転士からどんな場所でどんな時に、「ヒヤリ」としたり、「ハッ」としたりしたかを聞き取り、映像を見て分析します。分析結果は毎月開催している営業所会議で共有し、豊鉄バスグループ全体で安全意識の向上を図っています。

記者:一人が感じた何気ないヒヤリハットが、みなさんの安全安心な乗務につながっていく。大事に続けていきたい取り組みですね。

豊鉄バス_ヒヤリハット

ヒヤリハットの映像はすぐに分析し、共有

安心して働ける職場環境づくり

堀江:安全安心な運転には、運転士の心身の健康管理も欠かせません。「従業員の健康は本人とその家族にとっての幸せの基礎」との考えから、豊鉄バスでは健康診断や保健指導、その後のサポート体制も充実しています。これが評価され、経済産業省より「健康経営優良法人・ブライト500」を認定、国土交通省/(一財)日本海事協会より「働きやすい職場認証制度」の一つ星に認証されました。

記者:働く側からしても、うれしい気遣いです!

堀江:職場環境も新しく整備したので、運転士がゆっくり体を休めたり、従業員同士でコミュニケーションをとったりできます。

記者:リラックスできる空間があることで、運転士のストレス軽減、さらには安全運転へとつながっていくんですね!

↓豊鉄バス株式会社の充実した職場環境について詳しく知りたい方はコチラ↓

インタビューを通じて

乗客の命を預かるという、責任ある仕事であるバスの運転士。大変な職業ですが、それだけやりがいのある仕事であり、私たちの暮らしに欠かせない存在でもあります。

そんな運転士を一人でも多く育てるために、手厚い教育・サポート体制や安全設備への投資などを通して、従業員一人ひとりを大事にしている会社なのだということが取材を通して分かりました。豊鉄バスが安全安心への取り組みを進めることで、運転士が安心して安全第一を心がけた運転をすることができ、そして私たちは安心してバスに乗ることができるのだと感じました。

豊鉄バスでは、現在運転士を募集しています。

7月29日(金)には、豊橋市内でバス・タクシー運転士として働きたい方をサポートする豊橋市主催の『バス・タクシー運転士確保支援事業』の説明会が開かれますので、運転士に興味がある、もっと知りたい、という方は是非ご参加ください。

運転士確保支援事業の説明会

豊鉄バス株式会社求人ページ

会社概要
会社名 豊鉄バス株式会社
代表取締役社長 小笠原 敏彦
住所 愛知県豊橋市植田町字新津田38番地
TEL 0532-44-8414(9:00~18:00)平日のみ
HP https://www.toyotetsu.jp/