志望動機

こんにちは、ライターの斎藤あやかです。

履歴書の志望動機欄は、熱意を伝える大事な箇所ですよね。
志望動機書と異なり、欄が小さいので簡潔かつわかりやすく記入する必要があります。
「そもそも志望動機欄に書くことが思い浮かばない」「どういう順序で何を書けばいいかわからない」という方も多いことでしょう。

この記事では、元就労支援施設スタッフで現役ライターの筆者が上手な書き方を大公開します。
NG例も解説しますので、就職・転職者は必見です!

履歴書の志望動機欄の上手な書き方

履歴書の書き方コツ1

何をどんなふうに書けばいいのかわからない方のために、書くべき3つのポイントを解説します。

①志望する理由を簡潔に書く

まずは結論を書きます。
結論というと難しいかもしれませんが、「なぜその会社に入社したいのか」を一言で表してみましょう。

「〇〇という理由で貴社を志望しました」
「◯◯したく、貴社に応募しました」
「貴社の◯◯に魅力を感じ、応募しました」

といった書き方でOKです。
ここでいきなり手が止まってしまった人も安心してください。
とりあえず飛ばして次の項目を考えましょう。
できあがりの文章構成の順序どおりに最初から書く必要はありません。
次の項目が思いついたら、その内容を要約するかたちで書くと簡単に仕上がります。

②志望動機に至る背景やエピソードを書く

志望動機を掘り下げていく大事な部分です。
いままでの経験、スキル、資格、仕事への価値観などと、応募先の仕事内容や理念を結びつけた内容にしましょう。

「前職では◯◯を経験しました。◯◯で培った能力を活かし、貴社で▲▲に貢献したいと考えています。」
「◯年間××業に従事し、▲▲を大切にしてまいりました。貴社であればより▲▲を実現できると考えております。」

こうした書き方ができると印象が良くなります。
ただし、いきなり文章として表すのは難しいですよね。
自分の経験や仕事への価値観などと、応募先の特徴について、それぞれ箇条書きで棚卸ししてみると思いつきやすくなりますよ。

③入社後の意気込みやしたいことを書く

志望動機を伝えるという意味では、最初の結論部分と、それに続く背景やエピソードで十分です。
「最後のひと押しがしたい」「未経験の業種や職種に応募するから熱意を伝えたい」という場合は、入社後の意気込みや取り組みたいことを書いて締めましょう。

「入社後は〇〇できるよう尽力いたします」
「入社後には▲▲で貢献してまいります」
「貴社に入社したのちは〇〇に従事し××を実現したいです」

志望動機欄の空白を埋めるのにも使えますよ。
ただし、的外れなことを書いてしまうと逆効果です。応募先についてきちんと理解した上で書きましょう。

志望動機のNG例

履歴書の書き方コツ2

履歴書の志望動機の書き方がよくないと、書類選考で落ちたり、印象が悪くなったりする可能性もあります。
こんなNG例にあてはまっていませんか?今すぐチェックしてみましょう。

志望動機欄の空白が目立つ

志望動機欄の空白が目立つと「本当に入社したいと思っているのかな?」「やる気がないのでは?」と思われてしまう可能性もあります。
枠いっぱいに書くのがベストです。少なくとも枠の8割を埋めましょう。

他の企業でも通用する志望動機

なぜその会社に入社したいのかが書かれていないと「別の会社でもいいよね」と思われたり「志望動機を使いまわししているのでは?」と疑われたりすることもあります。
応募先の特徴を分析して、この会社だからこそ入社したいんだという部分をアピールしましょう。

前職への不満

人間関係が悪かった、待遇が不満だった、などのネガティブな内容を書くのはNGです。
心象が悪く、採用しても不満があるとすぐ辞めてしまうかもしれないと思われます。
ネガティブな部分は伏せ「社員同士で協力しあえる環境で働きたい」など前向きな志望動機にしましょう。

紹介されたと暴露する

「転職エージェントから紹介されました」などと正直に書くと、受け身な印象を与えてしまうためNGです。
紹介されたなかでもなぜその会社が良いと思ったのかを考え、自発的な志望動機にしましょう。

まとめ

履歴書の志望動機欄は応募先に自分の熱意を伝える大事な部分です。
書くことが思いつかずに悩む人も多いと思いますが、書くべきポイントさえ押さえて取り組んでみましょう。
しっかりと志望動機を掘り下げておけば、面接の時の受け答えにも役立ちますよ。