履歴書学歴欄

こんにちは。ライターの斎藤あやかです。

TASUKIを見ている人のなかには、履歴書の書き方で悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

「学歴ってどこから書けばいいの?」「中退した学校って書くべき?」など、ちょっとした疑問でペンが止まっていませんか?

この記事では、就労支援施設で勤務経験のある筆者が履歴書の学歴欄の書き方を徹底ガイドします。
自信をもって提出できる履歴書を仕上げていきましょう!

履歴書学歴欄の正しい書き方

履歴書学歴欄の書き方

「何から書けばいいかわからない」という人のために、学歴欄の基本的な書き方を解説します。
ここを読めば、止まっていたペンも動き出すはずです。

1行目に「学歴」と書く

学歴を記入する欄は職歴欄と一緒になっています。学歴と職歴を区別するために、1行目に「学歴」と書きましょう。

原則として高校入学から記入

学歴は原則として高校入学から記入します。
小中学校は義務教育であるため、記入の必要はありません。
例外として、名門校を卒業しているのであれば記入したほうがよい場合もあります。
小中学校を学歴欄に記載したい場合は「平成〇〇年3月〇〇中学校 卒業」と、卒業年のみの記入でかまいません。小中学校から、入学も卒業も書いていると行がいっぱいになってしまうためです。

和暦か西暦で統一する

入学や卒業の年は、和暦か西暦のどちらでもかまいません。
しかし、履歴書全体で和暦と西暦のどちらを使うか統一する必要があります。
学歴欄だけ和暦(あるいは西暦)になっていたり、学歴欄のなかでも混在していたりするような状態は避けましょう。
手書きの履歴書の場合、和暦の元号だけを先に必要な分だけ書いておくと、縦のラインがきれいにそろって見栄えがよくなりますよ。

大学院は修士課程と博士課程を分けて記入する

大学院には修士課程と博士課程があり、それぞれ分けて記入します。

  • 修士課程入学
  • 修士課程修了
  • 博士課程入学
  • 博士課程修了

それぞれの入学年次と修了年次を記入してください。
学部生のときと同じ大学の大学院であっても「入学」と記載します。
大学院については「卒業」ではなく「修了」という書き方をする点にも注意しましょう。

中退や退学は略語

「中退」や「退学」を履歴書に書くときは「中途退学」と記入します。
中途退学の場合、3月とは限りません。年や月があやふやな場合は、学校に問い合わせるなどして確認してください。

履歴書の学歴欄を書くときの注意点

履歴書の書き方注意点

これで完璧と思った履歴書に落とし穴があることもあります。
ここからは、履歴書の学歴欄を書くときの注意点を解説します。
履歴書を見直すときにもチェックしてみてください。

学校名は正式名称で書く

学校名は正式名称で書く必要があります。
「〇〇高校」ではなく「××県立〇〇高等学校」といった書き方が正解です。
通っていた小学校・中学校・高校が私立だった場合は、「私立〇〇高等学校」のように「私立」をつけます。
大学は私立でも最初に「私立」と書く必要はありません。「〇〇大学」と記入するだけで正式名称になります。
ちなみに、「学校法人〇〇」「〇〇学園」などは学校の運営団体を表しているものです。学校名ではないので書かないようにしましょう。

コースや学部学科も略さず書く

専門学校や大学の学部や学科名は、省略せずにすべて記入します。
応募する仕事で活かせそうな内容であれば「◯◯を研究テーマに卒業論文を制作」など詳細を簡単につけ加えるのもOKです。
高校でもコースが分かれている場合は「××県立〇〇高等学校〇〇コース」と記入します。
専門学校や大学に比べると高校のコースは記入を忘れやすいものです。
筆者の通っていた高校も普通科と商業科がありましたが、「普通科」の3文字を書き忘れて完成間近の履歴書をボツにした経験が何度もあるので気をつけましょう。

中途退学歴の隠蔽はNG

「選考に不利になるかも」という不安から中途退学歴をごまかしたいという気持ちはわかりますが、絶対にやめましょう。
中途退学を「卒業」として記入したり、大学を中途退学したのを隠すために高校卒業で学歴欄を書き終えたりるすのは学歴詐称です。入社後に発覚すれば解雇される場合もあります。
また、「〇〇高等学校 入学 中途退学」といったように、入学を記載した同じ行に中途退学を書くのもNGです。卒業を記入するのと同じように1行使って記入しましょう。

まとめ

履歴書の学歴欄は正確に書くことが大切です。
「この書き方であっているのか?」と不安になることも多いと思いますが、書き方や注意点を参考に書いていきましょう。
スラスラと書き進められるといいですね。