3月8日(火)東三河での新規事業・スタートアップを本気で支援するMUSASHi Innovation Lab CLUEにて、新規事業に挑戦する7社による合同記者発表会見が開催されました。
CLUEでは、東三河のスタートアップ企業や企業内新規事業者たちが作り上げた、プロジェクトのPRを支援するプログラムの一つとして、「次世代PR力を磨く実践型プログラム」を実施。
その最終発表の場として、合同記者発表会が行われました。各社の最新の取り組みやサービスローンチなどを発表ということで、、東三河の最先端を聞いてきました!!
現地での発表4社、オンラインにて3社がそれぞれの新事業を熱く発表してくれましたので、ご紹介します。
新事業発表
1.株式会社スペース 村井代表 (本社:愛知県蒲郡市)
日本初となる、運送会社を中継地として活用し全国一斉に中継輸送を実現するプラットホームサービス「ドラ基地」β版を 2022年4月1日にリリースします。2024年にドライバーの労働時間制限がさらに短くなる法改正が施行されるのを前に、全国的な中継輸送体制を確立し、社会問題を解決していく取り組みについてローンチ致します。運送会社同士での敷地のシェアサービスとしてオンラインとリアルでのプラットフォームを築いていき、全国の物流の市場(約8.6兆円)を狙っていくとのことです。
2.株式会社トヨコン 細井氏 経営管理部人事広報課 (本社:愛知県豊川市)
トヨコンが SDGs 思考の梱包資材「ワッフルパット」を新たに開発。ネット通販の拡充により梱包資材の廃棄が社会問題化する中で、再利用可能でサステナブルな梱包資材を開発・販売していきます。これまでの運送業・梱包に携わってきた経験を基礎に、①発泡プラスティックと同等の緩衝力で②組み立てにかかる作業時間が短縮され、③積み重ねが可能な省スペース化を実現させた商品となっています。国内企業が環境志向の強い海外企業への輸送の際に使用してもらうケースから需要が高まってきているとのことでした。
3.株式会社アグリトリオ 吉川氏(本社:愛知県豊橋市)
これまで、農家の人材不足解消を目指す農Howと農Careを展開していたアグリトリオが、HRC(本社:東京都)と連携したサービスを2022年4月1日に新設。内容としては、特定技能制度で日本に滞在中の外国人に向けて農家の仕事を繋ぐマッチングプラットホームサービスとして展開予定。即戦力かつPR動画を見て安心して依頼ができるのが特徴。現在、先行して田原にて、特定技能求職者が利用しており、サービスローンチから本格的にこの幅を広げていく予定とのことです。
4.じょさんし GLOBAL Inc. 杉浦代表(本社:愛知県刈谷市)
2022年4月1日より男性の育児休業取得を促進するため、「出生時育休制度」(「産後パパ育休」)が新設されます。それに合わせ、じょさんし GLOBAL Inc.では企業で働く男性に向けた育休取得時の過ごし方をサポートする研修サービスを開始。これまで580組以上の相談や3,000組以上に指導してきた研修経験から、特に頑張りすぎ育休・取るだけ育休などをテーマに、企業を対象としたセミナー・ワークショップやオンライン相談を展開していく計画で、直近では4月26日(火)14時00分〜に行う予定とのことです。
5.SpecialtyCoffee 蒼 牧野インターン部長(本社:愛知県豊川市)
愛知県豊川市の珈琲豆屋「SpecialtyCoffee 蒼」は2021年4月から、社会人インターンが活動を開始。多様な社会人インターン生たちが提案したアイディアがベースとなり、道の駅・つぐ高原グリーンパークにCoffeeStand「TOOGOOD COFFEESTAND」を新規オープンすることが決定しました。そのインターン生が店舗の企画から運営までを行い、2022年4月2日から土日を中心に、運営時間などの指定は無く開始していく予定です。
6.イノチオホールディングス株式会社 三村氏(本社:愛知県豊橋市)
イノチオが、生鮮ミニトマトとして国内初となる機能性表示食品「GABA、きら姫、おひさま育ち」を販売スタートしました。イノチオファームでは、①GAPの推進②CO2排出削減③環境配慮型容器の採用④FSC認証出荷資材の採用⑤食品ロス削減を重視した商品を展開。トマトの旬の季節である春シーズンを目前にトマトブーム再燃となる機能性表示食品トマトとして期待をしているとのことです。
7.株式会社エドギフト 村松代表・越川代表(本社:愛知県)
木製立体パズル「TEGUMI」を製造・販売している現役学生起業家。クラウドファンディングでは1時間で目標金額を達成するなど、幅広い分野から注目されている挑戦。
①平面から立体へのダイナミックな構造②環境にも人にも優しい材料を使用している点が特徴として評価を受けている状況。4月からはSNSを活用し、物だけではなく人とつながる仕組みとして作成したものの発表や共有の場を作っていきたいとのことでした。
主催者より
最後に主催であるCLUEの伊作氏(Chief Innovation Officer)から、「イノベーションを起こすにしても、どんなに良いものを作っても、知られないと何にもならない。その点でPRは重要であり、CLUEを拠点に今後も常にここで何か新しいことが起きているという発信の場にしていきたい。参加者は、この発表からが本当のスタートなので頑張って欲しい」と、激励がかけられました。
それぞれの会社が、法規制の改正や環境変化に適応した新サービスを発表しており、ここからスタートするそれぞれの取り組みがどのようなカタチになっていくのか、すぐ近くで行われているたくさんの挑戦に目が離せません!!