MutaTube03

東三河の宇宙ベンチャーを中心に紹介しているMuta Tube(ムタチューブ)第2回の内容をダイジェストでご紹介していきます。

第1回についての記事はこちらから▽

今回は「衛星データのキホンと事例」について。前回の記事でも出てきた「衛星データ」というキーワードですが、その特徴や仕組みについての解説や実際に豊橋市のデータで事例を行っています。

※Muta Tube(ムタチューブ)とは?
宇宙ビジネスをゆるっと解説!「soranomedia」YouTubeチャンネル内で豊橋市の株式会社サイエンス・クリエイトが企画・編集するYouTube動画コンテンツ。宇宙に特化した伴走型事業支援を行うsorano me株式会社の牟田梓さんを司会に東三河の宇宙ベンチャーを中心に紹介しています。

MutaTubeとは

#02 MutaTube 衛星データのキホンと事例〜宇宙から豊橋を見てみようSP〜

衛星データ4つの特徴

地球のまわりを常にぐるぐると回っている人工衛星。ここから得られるデータには4つの特徴があります。

  • 広域性:地上やドローンで撮影する画像よりもはるかに遠い距離から広く撮影が可能
  • 対地表障害性:災害など地上からデータを得るのが難しい状況下でも変わらずデータの取得が可能
  • 周期性:周回している衛星から定期的にデータを取得することで長いスパンでの活用が可能
  • 均質性:常に同じような環境から撮影できることで前後の状況比較などが行いやすい

「そんなに遠くから撮った画像で何があるかわかるの?」と思われる方もいるかもしれません。データが無償か有償かによっても解像度は異なり、動画中では実際の写真を見比べながら違いをご紹介しています。

また、衛星データは赤外線といった可視光以外の波長からもデータを取得しています。これらの組み合わせによって人間の目では見てもわからないようなことも衛星データから分析できるのです。組み合わせをカクテルに喩えたり、実際に組み合わせによって衛星データではどう見えるか、なども動画中で牟田さんからわかりやすく紹介していただいています。

宇宙から野菜の収量を見てみよう

衛星データから実際に地上を見るとどうなるのかをテーマごとに世界的なデータと豊橋市のデータを見比べながら紹介。まずは野菜の収量をテーマに2019年豊川周辺のデータを時間経過とともに観察し、稲が育つ様子や収穫後の様子を見ることができました。

ここで可視光以外のデータも見ることによって、より細かな生育状況や冬季も畑作をしているところを発見したりと、衛星データならではの分析方法をご紹介しています。

また、果樹の事例としてマンゴーや豊橋名産の次郎柿を衛星データで見るとどうなるかを確認。地面に直接植える畑作と見え方がどう違うかなども解説いただいています。

まとめ

興味があっても独学ではなかなか難しい衛星データについて牟田さんがわかりやすく説明していただいた第2回のMuta Tube、まだまだたくさんの事例を紹介しています。次の記事では三河湾に出入りする船舶の様子や近年とても注目されているマイクロチップゴミ問題といった海に関する事例部分をご紹介します。

今回も待ちきれないよ!という方は、ぜひ動画本編をご覧ください。

#02 MutaTube 衛星データのキホンと事例〜宇宙から豊橋を見てみようSP〜