
春の訪れが少しずつ近づいてくると、毎年気になるのが花粉の飛散時期。
東三河地域でも、スギやヒノキの花粉が飛び始める季節になると、くしゃみや目のかゆみ、鼻水に悩まされる人が増えますよね。
この記事では、2026年の東三河における花粉飛散時期の予測や、同じ東三河でも実は異なる花粉症の傾向、今はまだ花粉症を発症していない方への注意喚起をご紹介します。

2026年 春の花粉飛散はどうなる?
2026年1月10日発表の日本気象協会 春の花粉飛散予測(第3報)によると、東海地方の2026年春の花粉飛散予測は例年比やや多い(130%)、前シーズン比多い(150%)となっています。
スギ花粉の飛び始めは2月中旬とされており、飛散のピークは、スギが3月上旬から中旬、ヒノキが4月上旬です。
同じ東三河なのに、花粉症のつらさが違うのはなぜ?
自宅の周辺と出かけた先での花粉症の症状が違ってた、なんていう経験はありませんか?
実は、花粉症のつらさは体質だけではなく住んでいる場所や毎日の生活動線などにも大きく左右されます。
花粉症のつらさは体質の問題だけはない
花粉症というと「その人の体質の問題」と思われがちですが、実際には「どこで、どんな環境で暮らしているか」も大きく影響します。
東三河は山が近い地域、海が近い地域が混在しています。スギやヒノキの花粉は、山から飛んでくるだけでなく、風に乗って街中にも運ばれますが、その「溜まりやすさ」や「流れやすさ」は地形によって変わります。
同じ市内でも「こっちは毎年きつい」「あっちは意外と楽」という差が出るのは、決して不思議なことではありません。
新城・山に近い地域は「飛び始め」から要注意
新城など山に近い地域では、周辺にスギやヒノキが多く、飛散が始まる時期から影響を感じやすい傾向があります。
春の初め頃に「なんだか世間で言われるよりも花粉症が早いな」と感じる人は、こうした環境の違いが関係していることも。洗濯物を外に干した日や、風の強い日は帰宅後に症状が強く出る、といった時はすでに近くの花粉が多く飛散しているかもしれません。
豊橋・豊川の市街地は「人と車」が花粉を運ぶ
市街地は一見、木が少なくて楽そうに思いますが、実は人や車の移動によって花粉が持ち込まれやすい場所でもあります。通勤・通学の人の服や荷物、車の移動に付着した花粉が、駅やスーパー、職場や学校に集まってくることも。
家の外よりも「外出先から帰ってきてからの方がくしゃみが出る」という人は、こうした生活動線の影響を受けている可能性があります。
蒲郡・田原など海に近い地域は「風向き」で差が出る
海に近い地域では、風の強さや向きによって、花粉の飛び方が大きく変わります。
風の弱い日は比較的楽でも、風が強い日は一気に症状が出る、という方も少なくありません。「今日はなんだかつらい」という日の背景には、天気と風のコンディションが隠れていることもあります。
同じ家でも「生活動線」で差がつく
実は、同じ家族でも症状の出方が違うことがあります。洗濯物を取り込む人、買い物や送迎で外に出る時間が長い人、通勤・通学で人混みに行く人……それぞれの一日の動き方によって、花粉に触れる量は変わってきます。
「同じ家に住んでいるのに、自分だけつらい」という人は、生活動線の違いが関係しているのかもしれません。

花粉症じゃないはずなのに?
「私は花粉症じゃないから大丈夫」そう思っていたのに、ある年を境に突然くしゃみと鼻水が止まらなくなる。実は珍しい話ではありません。
花粉症は子どものころからずっと発症している人もいれば、大人になってから急に発症する人もいます。体の中でアレルギーの反応が少しずつ蓄積され、ある年を境に一気に表に出ることがあるのです。
今まで平気だった人ほど「まさか自分が」と対策が遅れ、結果的につらい春を過ごすことも。
発症のきっかけは「環境の変化」に潜んでいる
就職や進学、転職、引っ越しなどで生活環境が変わると、花粉に触れる量や時間帯も変わります。
同じ場所に住んでいたとしても「山に近い場所に通うようになった」「通勤ルートが変わった」「外に出る機会が増えた」というだけで、体に入る花粉の量は大きく変わるんです。
今まで平気だった人が急につらくなる背景には、こうした生活の変化が隠れていることがあります。
対策していない人ほど症状が重く感じやすい
もともと花粉症の人は、マスクや薬、メガネなどある程度の備えをしています。でも「自分は違う」と思っている人は、ノーガードでシーズンに突入しがちです。
その結果、症状が出始めた時には一気につらく感じ、「こんなにしんどいとは思わなかった…」となりやすいのです。
「今年は何かおかしい」は身体からのサイン
もしも「今年はやたら鼻がムズムズする」「目がかゆいことが増えた」と感じたら、それは身体からのサインかもしれません。
花粉症は早めに気づいて対処することで、シーズンのつらさを軽くできることもあります。「自分は違う」と思い込まず、少し立ち止まって様子を見ることも大切です。
東三河は?地域ごとに異なる花粉の種類
花粉の量だけでなく「種類」も場所によって異なります。一概に「花粉が多い」と言われても、人によって症状の出る花粉の種類が異なるため「つらさ」にも差が出てきます。
ここでは、東三河の地域ごとの花粉の種類について解説します。
豊橋・豊川
東三河の大きな都市部として、生活圏が広がる豊橋・豊川周辺では、平地でもスギ・ヒノキの花粉を感じやすいでしょう。特に春先の朝夕の通勤時間帯は花粉が多く飛ぶことがあるため、外出準備の際に対策を意識するのがおすすめです。
新城・奥三河
山間部に近い地域では、周辺の樹木からのスギ・ヒノキの影響を受けやすい面があります。先述のように「飛び始め」でも多量の花粉がやってくる可能性があるので、早めの対策開始を意識すると安心です。
蒲郡・田原
海に近い平野部では風向きによって飛散のピークの時間帯が変わりやすく、風の強い日や晴れた日はいつでも花粉対策を忘れないようにしましょう。

少しの工夫で気持ちのいい春を迎えよう
2026年、東三河では、スギ・ヒノキ花粉の飛散が例年より多めになる予測が出ています。
花粉症のつらさは、体質だけで決まるものではありません。どこに住んでいて、どんな一日を過ごしているかによって、感じ方は大きく変わります。
生活動線を少し変えてみたり、早めの対策をしたり、今まで平気だった方も「自分は大丈夫」と思い込まず、体の変化に目を向けるようにしてくださいね。
筆者はおかげさまでまだ発症していませんが、毎年冷や冷やしています。早めの対策ができるように自分の体とよく向き合って、気持ちのいい春を迎えたいです。