2023年12月、株式会社サイエンス・クリエイトは株式会社リバネスとともに研究者・大企業・町工場・ベンチャーといった分野や業種の違いにとらわれずに、ディスカッションを通じてコラボレーションを生み出す「超異分野学会」の豊橋フォーラムを開催しました。
豊橋での開催は昨年度に続き2回目、さまざまなバックボーンを持つ137名が参加しました。
今回はイヤーエンドとして今年度末までの成果をご紹介します!
超異分野学会 豊橋フォーラム2023はこんな内容!
今回の大会テーマは「未来検証のまち・豊橋への進化」。今回から新たな特別企画「知識製造イグニッション」も行われました。
新たな特別企画!知識製造イグニッションとは?
事前に募集した地域のパートナー企業から提示された課題・テーマをもとに、連携プロジェクトのアイデアをプロジェクト発案者がスライド1枚にまとめて発表、パートナー企業から選ばれたプロジェクト案についてはイベント終了後も伴走支援を受けながら具体化を目指せるという試みです。
今回は豊橋市に拠点を置く武蔵精密工業株式会社、ワルツ株式会社、超異分野学科の主催・運営を行う株式会社リバネスの合計3社が提案を受けつけました。
武蔵精密工業株式会社:アグリ・バイオ・ヘルスケア分野の連携募集
微生物制御技術を基盤技術とした、新規事業展開を予定している武蔵精密工業株式会社による提案募集。関連する最先端の技術を持ち、研究開発を行っているベンチャー企業や研究者へ呼びかけを行ったところ、「細胞培養装置の自動化」というまさに直面していた課題を解決する技術を持った企業から提案がありパートナーとして選ばれました。
ワルツ株式会社:食を通じた地域貢献・地域活性化につながる技術
創業以来、豊かなカフェ文化の創造に取り組んできたワルツ株式会社。総合商社としての側面や強みも生かしながら新しく社会的な価値のある共同開発を呼び掛けたところ、”折る”技術に専門性のある企業と折り紙工学を用いたコーヒーフィルターの開発という提案でマッチングが成立しました。
株式会社リバネス:豊橋の研究者、企業、生産者と実現したいプラン
豊橋市内のプレイヤーと連携した技術開発・製品開発・実証試験という広いテーマで募集した株式会社リバネスは、豊橋技術科学大学の学生による「学生主体でカーボンニュートラルな技科大サウナをつくる」というアイディアが採用されました。
他にも食農に関するトークセッションや市内外から集まったポスター&ブースでの51に及ぶ演題の発表などが行われました。詳しい開催状況は以下の開催レポートをご参照ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000040598.html
“それから”の伴走支援・フォローアップについて
開催して終わり、ではないのが超異分野学会。豊橋フォーラムがきっかけで生まれたプロジェクトの実現への伴走支援や、接点のできた連携が具体化するためのフォローアップをリバネス、サイエンス・クリエイトが総力をあげて実施しています。
同じテーマだが強みの異なる企業間での共創
豊橋フォーラムをきっかけに他県ベンチャーとの接点ができた豊橋の事業者のケースでは、連携を具体化すべく、事後のミーティングを重ね、新たな実証実験が実現。また組織開発の面からマネジメント・研究開発・営業といった人材獲得に向けた支援が行われました。
学生サークルによるマイクロモビリティ開発・体制支援
豊橋技術科学大学において学生サークルによるものづくり活動が主体的に社会実装を目指せるよう、連携候補先との関係性構築や外部資金の獲得、組織的にものづくりができる体制づくり支援を行いました。その結果、プロトタイプの開発や活動資金の獲得が実現しました。
来年度も期待大! 超異分野学会 豊橋フォーラム
当日の盛り上がりはもちろん、開催後も継続支援によって地域内外での共創を生み出し続けている超異分野学会 豊橋フォーラムですが、2024年度も開催が予定されています。ご興味のある方はぜひご参加ください。
以下のサイトからフォローすると、株式会社サイエンス・クリエイトのプレスリリース情報が受け取れます。
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/40598
また、株式会社サイエンス・クリエイトでは豊橋市内の企業を中心に超異分野学会の開催前にも課題感や研究シーズ、研究シーズに対するニーズのヒアリングを通年で行っています。以下からぜひお問い合わせください。