第23回東三河ビジネスプランコンテスト表彰式・交流会

2024年2月20日、豊橋サイエンスコアにて「第23回東三河ビジネスプランコンテスト」の表彰式と交流会が行われました。

今回のコンテストの応募総数は応募総数138件。その中から10件のビジネスプランが受賞を果たしました。

いったいどんなプランが受賞したのか、表彰式や交流会の様子とともにご紹介します!

東三河ビジネスプランコンテストとは?

地域産業活性化を目指して東三河地域を中心とした個人・法人からビジネスプランを公募するコンテスト。

応募されたプランを選考し、受賞プランを決めるだけでなく投資や各種専門家など多方面からのフォローアップを通じて、そのビジネスプランの具現化を支援するところまで活発に行われています。

東三河ビジネスプランコンテストについて詳しくはこちらから▽

10件のビジネスプランが受賞!

第23回東三河ビジネスプランコンテストでは一般事業部門5件、アイデア部門5件のビジネスプランが受賞しました。

表彰式では受賞者へ表彰があった後、一般事業部門の最優秀賞と優秀賞、アイデア部門の最優秀賞のビジネスプランの発表が行われました。

第23回東三河ビジネスプランコンテスト受賞者

東三河を国産アボカドの一大生産地に!?

一般事業部門で最優秀賞を受賞したのは、田原の電照菊農家2代目であるBEST GREEN FARM千賀吉晃さん。ビジネスプランは、現在は0.01%の生産しかないという国産アボカドの栽培に関する内容です。

愛知県の菊の出荷量は全国第1位。その半分以上が電照菊で渥美半島が主要生産地となっています。しかし時代とともに需要の減少や後継者不足という課題に直面しています。

「もっと若者がワクワクできる農業を!」という発想から、温暖な気候による優位性や菊の栽培ハウスを転用できる点からアボカドに注目。試験栽培や地元の企業と連携した培養土の開発、名古屋の高級スーパーマーケットでのテスト販売など精力的に活動を行っています。

豊橋技術科学大学や地元企業と共同研究でアボカドの適切な収穫時期を見分ける仕組みづくりや落下した果実での精製オイルの開発など今後も多方面での展開に取り組んでいます。

がん患者に寄り添った薬剤師ならではのアプリ開発

一般事業部門で優秀賞を受賞したのは「がん治療日記シェアアプリ ribbons」を運営している株式会社Ribbons Baseの西川 隆一さん。総合病院の薬剤師として多くのがん患者さんと向き合った経験から、「病院ではケアしきれないがん患者さんの問題」を解決するアプリを開発しました。

具体的には薬の副作用を記録して医療従事者に手軽に正しく共有できる機能や、患者さん同士で治療日記を共有したり専門家からのワンポイントアドバイスを読むことで不安の解消や正しい知識を見つけられる機能などが搭載。

蓄積されたデータを将来的には関連する新たなものへの開発に役立て、患者さんにとっても社会にとってもプラスになる未来を描いています。

妊娠・授乳中の薬に関する不安をオンラインで相談

アイデア部門で最優秀賞を受賞したのがオンラインで妊娠・授乳中のママが薬剤師に相談できる「ママメディケア」を構想する薬剤師の仁枝 由衣さん。

薬の使用と赤ちゃんへの影響は正しい情報が広く伝わっておらず、また同じ薬でも妊娠の週数によって使用できる・できないが変わるなど個別のケースに応じた内容をオンラインで薬剤師に相談できるというビジネスアイディアです。

表彰式の後には交流会も

技科大実務実習生によるプレゼン

ここ数年の恒例になっているのが、表彰式の後に行われる交流会。今年はまず東三河ビジネスプランコンテストを主催する株式会社サイエンス・クリエイトで実務実習中の豊橋技術科学大学の学生による事業プランの発表が行われました。

内容は大豆を使ったインドネシアの伝統的な発酵食品であるテンペ。市場調査や加工アイディアなど実習中の取り組みが発表されました。

テンペは代替肉のように煮る・焼く・揚げるなど調理して食べることができます。ヘルシーであり、また肉の代わりに消費することで食肉の生産に必要な飼料や水などの資源を削減することに繋がります。

テンペの試食

実習生にサイエンス・クリエイトでの実習についてインタビューした記事もございます。併せてぜひご覧ください!

また、交流会では表彰式には登壇しなかった受賞者によるビジネスプラン発表も行われ、おおいに盛り上がりました。

各受賞プランの詳しい内容は、第23回コンテスト事例集でご覧いただけます。

オンライン版はこちらから▽
https://issuu.com/higashimikawa_bpc/docs/bpcpaper2023

地域課題への取り組みとつながり

表彰式の冒頭、東三河ビジネスプランコンテスト委員会の副委員長である株式会社サイエンス・クリエイトの稲葉代表取締役専務から「東三河はスタートアップ支援に力を入れており、年々受賞プランのレベルが上がってきた印象がある」とのコメントがあった通り、どの受賞プランもレベルの高いものが多いのが印象的でした。

また受賞者コメントでは自分よりも学生の受賞を喜んだり、誘い合って応募し双方が受賞するなど、地域課題に取り組む方々の”つながり”を感じました。

今回の表彰式や交流会には多くの聴講者も参加していました。ここからさらに新たな”つながり”が生まれ、地域課題の解決へより一層の力になりそうな予感がします!