2022年10月4日(火)から、MUSASHi Innovation Lab CLUEにて、豊橋市主催の「東三河アクセラレーションプログラム supported by 共創コミュニティ」が開始されました。
本プログラムは、起業家とサポーターのコミュニティ形成、連携体制を構築し、双方の発展を目指す豊橋市の事業「共創コミュニティ創出支援事業」の一環として行われます。起業家とサポーターで作られた豊橋共創コミュニティを基礎に、起業家向けの勉強会とサポーター向け勉強会を経て、両者のピッチ&交流会が行われます。
その起業家向け勉強会として10月4日(火)から2回の講演と、その後に行われる個別のメンタリングを経て、11月15日(火)まで地域のスタートアップに寄り添いアイディアのブラッシュアップの機会を提供しています。
■続編 東三河アクセラレーションプログラムDay2の記事はこちら
続編!東三河アクセラレーションプログラムDay2に行ってきた!
東三河アクセラレーションプログラムDay1
今回、アクセラレーションプログラムの第1回目として、スタートアップと切っても切り離せない「資金調達」について、二人の講師より異なる角度からのお話を伺いました。
主催者として、豊橋市より地域イノベーション推進室の森高室長が挨拶でプログラムが開始。一人目が、日本ベンチャーキャピタル株式会社にて専務執行役員を務める北岡侑子氏。二人目が、株式会社モダリスにて代表取締役CEOを務める森田晴彦氏の2名にご登壇いただきました。
日本ベンチャーキャピタル株式会社_北岡氏
北岡氏から、「VCの歴史と真相から学ぶ資金調達方法」として、ベンチャーキャピタル(以下、VC)側の目線での判断基準や成り立ちなどをお話いただきました。
普段、VCに対してアピールする機会が多いスタートアップですが、そもそもVCは何を目的で投資をするのか、投資判断の根本的な基準などを実際のポートフォリオを用いた投資時と回収時の結果を踏まえて教えていただきました。資金調達において、まず相手を知るということはとても重要な一方で、普段VCの方と話をしていてもなかなか聞きにくい内容が多く、大変勉強になりました。
株式会社モダリス_森田氏
続いて、2020年に上場を果たした森田氏から、会社の事業紹介と共に、ご自身の経験からベンチャーとしてのポイントなどをご講演いただきました。
設立から4年強というスピードで上場を果たした人材の流動性や技術の集積などを考え、初期から海外での展開を行なっている点や、事業を行うことと株式会社をやることは違う点など、参加者にとっては経営者の先輩として参考になる話をしていただきました。
最後に
北岡氏と森田氏は、お互いに出資者と事業者の関係もあり、二人には共通する話がいくつかありました。その一つが、ルールを知る重要性についてです。印象深いのが、「ルールを知らずにVCと付き合って行くのは、オフサイドを知らずにサッカーをするようなもの」というお話がありました。
まさに今後、VCやCVC、エンジェルなどとやり取りをしていく参加者にとっては、出資やIPOのルールを知っていくことが重要であり、その根本的な部分がよくわかるアクセラレーションの初日になったのではないでしょうか。
【東三河アクセラレーションプログラム Supported by 共創コミュニティ】
主催 | 豊橋市 |
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運営事務局 | MUSASHi Innovation Lab CLUE(武蔵精密工業株式会社) |
協力 | 東三河スタートアップ推進協議会 |
HP | 豊橋共創コミュニティHP |