くつろぎの空間「靴logi」

蒲郡駅前の商店街を歩くとすぐ、モダンな引き戸に「茶」と書かれた、おしゃれなお店が見えてくる。店を間違えたかなと不安になったが、店内に入ると靴やカバン、小物類が並べられていて、ちょっと安心した。
 
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今回は靴を中心とした革製品を製造・販売する、靴logiの中島さんにインタビューさせていただいた。
 

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中島徹也さん(てっちゃん)
靴logi代表
趣味:これから子育て、畑作業

 
入口の「茶」はもともとお茶屋さんだったお店の扉をそのまま利用しているためで、
木造の温かさと、店頭と工房が一体になっている造りが、とても良い雰囲気を出している。
 
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「靴logi」という名前にもセンスの良さを感じる。
をメインに扱い、その履き心地・デザインに「くつろぎ」を感じてもらいたいという想いと、義肢装具士としての整形靴の理論(logic)を活かしたものづくりがしたいという想いから、名付けられた。
 

中島さんの「作品」

・フォーマルなスーツ用の革靴

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・カジュアルに履ける革のサンダル

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・可愛らしいファーストシューズ
 
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<ファーストシューズとは>
その名の通り、赤ちゃんが「初めて履く靴」のこと。
ヨーロッパの言い伝えでは、ファーストシューズを玄関に飾っておくと、その家に幸せを運び込むというものや、赤ちゃんが欲しい時に玄関に飾っておくと、自分の靴だと思った赤ちゃんが空から降りてくるといった言い伝えがある。
実際、中島夫妻もこのファーストシューズを飾ったことで、子供を授かったと教えてくれた。
 

カバン

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これ以外にも、オーダーでの注文を多く扱っており、いろんな要望に幅広く対応してくれる。

小物類

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サンダルやブックカバーは世界に一つだけのアイテムを、ご自身で作れるワークショップもできる。しかも中島さん自身が来てくれる出張サービスまであるというから驚きだ。
 
これらはすべて中島さんが、使う人のことを考えて一つ一つ手作りされた「作品」だ。
 
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使う素材にも拘りがある。
革の素材はすべて、「タンニンなめし」を使用。タンニンなめしとは、化学薬品を使用せず、植物の樹皮から抽出したタンニンを利用した昔ながらの伝統的な加工方法を指す。 タンニンでなめされた革は、使うほどなじみ、深い色に変化していくうえ、加工工程で排出される汚水は浄化が可能となる。環境まで考えて、素材はタンニンなめしを使うことにしたと話す。
 
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豊かさとは

一つひとつ手作りでものを作る中島さんは、
今の社会はとても生きにくくなっているんじゃないかと話す。

資本主義の社会の中で、無駄を省き、他者と競争し、お金に価値を求める。確かに経済を豊かにするためには必要なのかもしれない。しかし、経済がより豊かになっていくことが本当の幸せなのか?
 
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中島さんは、
「僕にとっての幸せとは、家族や仲間と笑い、自分らしく生きていくこと(時間)なんだよね。
自分らしく生きる時間を、僕の場合は革製品を作るという仕事で過ごしているが、これを無理して大きくしていこうとは思わない。自分がやりたいと思える小商いをする人が増えて、それが良い循環を産めばもっと面白くなるんじゃないかな。」
そう語ってくれた。
 
豊かさというものは、私が思ってるよりも、もっともっとシンプルなんだ。
中島さんへのインタビューを経て、そう思わずにはいられなかった。
 
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【会社概要】
靴logi
代表:中島 徹也
愛知県蒲郡市元町13-17
http://kutu-logi.jimdo.com/