いまどきの運動会事情

皆さんは「運動会」にどんな思い出がありますか?

筆者の地域では5月に小学校の運動会がありますが、運動会は秋にやるという地域もありますよね。

この記事では地域差や時代の変化によって変わりつつある運動会について詳しく解説します。

運動会は春と秋どちらが多い?

運動会時期

「全国の公立小学校の運動会開催時期と熱中症の危険度評価」によると、全国で春に運動会を開催する小学校は全体の54.3%・秋は45.7%。なお、春は5月16日~6月11日であり秋は 9月11日~10月17日に行われるのが平均的だそうです。

かつては子どもも農業の担い手であり、農作業の閑散期である秋に運動会を行うのが主流でしたが、時代とともに気候の変化や二学期以降の行事集中を回避するという点からも春に運動会を開催する小学校が増えていったのだとか。

一方で保育園や幼稚園は秋に運動会を行うことが多く、これは春の時期はまだ園に慣れるのを優先しているからだと言われています。小学校ではむしろ「新しいクラスの団結力を高めるため」という理由で春に運動会を行う学校もあります。

運動会から「お弁当」がなくなった?

運動会といえば朝から場所取り合戦があり、家族でシートを広げて観覧・お昼にはみんなでお弁当を広げて食べる…というイメージの方が多いのではないでしょうか。しかし、近年では保護者の負担軽減やコロナ禍の影響もあり「給食・教室でお弁当・午前中で終わる運動会」が増えています。

現在小学6年生の子ども達はコロナ禍で小学校へ入学した世代で、コロナ禍から運動会でのお弁当をなくした学校では「運動会で家族揃ってお弁当を食べたことが無い」という子ども達だけということになりますね。

運動会からお弁当がなくなったことについては「とても楽になった」という好意的な意見も「楽しい思い出が減った」という否定的な意見もあり、賛否両論です。

これからの運動会はどうなる? 熱中症と運動会

気候変動によって暑さが増し、練習の段階でも熱中症になってしまうケースも出てきました。「運動会を午前中だけで終わらせる」というのは熱中症対策の一面もあります。

運動会のコンパクト化によってリスクを減らしたり、地域によっては春に開催していた運動会を涼しい秋に変更している学校もあるそうです。

高校の体育祭では夜に開催するというところも。いずれの学校も工夫をこらして熱中症リスクを減らしているようです。

豊橋市 市民スポーツ祭2025

市民スポーツ祭

運動会の”あり方”が多様になる中で、改めて「運動会は何のためにあるのか?」ということを考えさせられます。

さまざまな背景はありますが、身体を動かすのは今も昔も変わらずいいもの。子ども達だけでなく、大人もしっかり運動したいところですよね。

豊橋市には豊橋市スポーツ協会が主催する「市民スポーツ祭」が開催されており、大人も子どももさまざまな種目に参加できます。

募集期間5月23日まで延長!豊橋山岳会70周年記念行事530登山

ゴミ拾いをしながら楽しめる登山イベント。豊橋山岳会の指導により、基本的な山歩き・山での楽しみ方などを学べます。

開催日時 2025年5月25日(日) ※雨天中止
9:00~14:30ごろ
指導団体 豊橋山岳会
開催施設・場所 葦毛湿原
募集期間 2025年4月2日~2025年5月23日
対象者 市内在住の小学生以上(小中学生は保護者同伴)
定員 30名
参加費 無料
詳細 https://toyohashi-sports.or.jp/lesson/000798.html

市民スポーツ祭 自転車競技大会

小学生からシニアまで部門別に参加できる大会。小学生から参加できる400mのタイムトライアルと1kmのタイムトライアルがあります。

開催日時 2025年7月27日(日)
指導団体 豊橋自転車競技協会
開催施設・場所 豊橋競輪場
募集期間 2025年4月25日~2025年7月11日
参加条件 市内在住、在勤、在学の方
参加費 市民スポーツ祭:500円(小学生は無料)
詳細 https://toyohashi-sports.or.jp/lesson/000815.html

シャフルボード大会

シャフルボードとは長い棒で円盤を押し出し、コート内の得点エリアに入れたり、相手のディスクを押し出したりして得点を競うゲーム。男女や年齢の差によらず楽しめる生涯スポーツです。

開催日時 2025年6月14日(土)
指導団体 豊橋レクリエーション協会
開催施設・場所 飯村地区体育館
募集期間 2025年4月10日~2025年6月4日
参加条件 市内在住の小学生以上の方
参加費 200円
詳細 https://toyohashi-sports.or.jp/lesson/000807.html

ストレスの多い現代にこそ運動を!

運動をしよう

運動会の起源は、明治時代に海軍兵学寮で開催された「競闘遊戯会」とされています。

これは学生のストレス解消と身体活動の機会を増やすために提案されたものだったのだそうです。

子どもだけでなくストレス社会を生きる大人もしっかり身体を動かしたいところですね。