
JR東海は2026年春、長年「お得きっぷ」として親しまれてきた豊橋-名古屋間の割引切符を廃止すると発表しました。
日常的に通勤・通学・レジャーで親しまれてきただけに残念がる声も多くあります。
この記事では廃止の背景や代替となるお得な切符情報をまとめています。

なぜ?名古屋〜豊橋の割引きっぷを大幅見直し
JR東海は以下の割引商品を2026年3月31日※をもって発売・利用を終了すると発表しました。
- 「JR名古屋⇔豊橋カルテットきっぷ」(4枚綴りの在来線回数券)
- 「名古屋往復きっぷ」(在来線往復割引)
- 「豊橋往復きっぷ」(在来線往復割引)
- 「新幹線豊橋往復きっぷ」「新幹線名古屋往復きっぷ」(東海道新幹線自由席往復)
ICカードやネット予約サービス(スマートEX/エクスプレス予約など)の普及に伴い減少した利用者を理由に、商品体系が見直される運びとなりました。
4月1日以降の後継サービス「EX早特1」
廃止される既存のきっぷに代わる割引サービスとして、JR東海は「EX早特1」において新たに豊橋-名古屋間の区間を設定します。
EX予約(エクスプレス予約)とは、年中いつでも限定価格で東海道・山陽・九州新幹線の指定席を利用できる会員制のネット予約サービスです。
EX早特1は乗車日前日(23:30)までの予約で、「ひかり」「こだま」の普通車自由席がお得になる切符。自宅で切符が買える便利なサービスですが、乗車日ごとに販売本数の限りがあったり年末年始やゴールデンウィークなど割引除外日があることに注意してください。なお、当日購入は不可です。
豊橋〜名古屋区間のEX早特1の価格は?
気になる料金ですが、EX早特1で豊橋〜名古屋間を購入すると大人料金で往復 2,800円。
廃止される新幹線往復きっぷの大人料金は平日2,940円/土休日2,360円だったので、平日であればより安く購入できますね。
在来線の新たな割引サービスは予定されていません。
名鉄の名古屋往復割引きっぷは?
「新幹線は使わない」「とにかく安く往復したい」という方におすすめなのはJRではなく名鉄の豊橋〜名古屋間の割引往復きっぷです。
名鉄では、豊橋駅と金山駅・名鉄名古屋駅間の往復利用に使える割引きっぷとして、「なごや特割2」が発売されています。
料金は大人料金で往復(平日)1,780円(土日祝)1,560円。廃止されるJRの割引往復きっぷとほぼ同じくらいです。
なごや特割2は発売月の翌月1日まで有効、期限内であれば当日だけでなく複数日にまたがって使える点が特徴です。
ただし、土日祝チケットを買った場合に翌月1日が平日だった場合は利用できないので注意しましょう。また、途中下車すると無効になる点にも注意が必要です。
どこで買える?
なごや特割2は名鉄名古屋駅、金山駅、豊橋駅の出札窓口・タッチパネル式自動券売機(改札内に設置のものは除く)、および名鉄名古屋駅サービスセンター、豊橋鉄道新豊橋駅で購入可能です。
所要時間や本数はどのくらい?
名鉄の豊橋〜名鉄名古屋間の所要時間は、約50分前後でJR在来線と同等の速さ。名鉄は急行や特急を中心に日中時間帯は1時間に4本程度が運行されています。なおJRは快速と普通が各4本、1時間あたり合計8本です。
こんな時も名鉄がおすすめ
当日突然の移動なら名鉄(予約なしでOK)
JRでは新幹線ネット予約商品「EX早特1」は乗車前日の23:30までの予約が必須で、当日購入はできません。 一方、名鉄の「なごや特割2」は発売日〜翌月1日まで、当日購入・利用が可能です。
利用当日、急に名古屋へ行きたいと思い立った場合は名鉄を利用しましょう。
デジタルが苦手な方
EX予約はデジタルが得意な方にとっては利便性が大きい一方で、苦手な方には慣れるまで操作が難しいかもしれません。
「できるだけアナログな手段で往復したい」という場合は名鉄の利用がおすすめです。

アナログからデジタルへ
JR豊橋駅では在来線改札口側にある切符売り場の営業を2月2日で終了し、3日からは「サポートつき指定席券売機」へ切り替えが行われました。
こちらもデジタル化が浸透し紙の切符の利用が減少していることなどが背景になっています。
名古屋往復きっぷの廃止は残念に思う方も多いかと思いますが、これも時代の流れとしてしかたのないことかもしれませんね。

目的別に選ぶ、これからの豊橋〜名古屋移動
今後は「何を優先するか」で選び方が変わります。速さと快適さを重視するなら新幹線のEX早特1、価格を抑えたい・当日ふらっと移動したいなら名鉄のなごや特割2が有力と言えます。
移動時間、料金、予約の手間、支払い方法などを比較して手段を選ぶことが、これからの豊橋〜名古屋間往復をお得に使いこなすポイントといえるでしょう。
この記事を参考に、ライフスタイルに合わせた手段をお選びください!