転職活動モチベーション

転職活動をしているとモチベーションが上がらないと感じることもあるでしょう。モチベーションを維持できないときは、精神的負担を減らしながら無理なく続けていけるように対策をとることが大切です。

この記事では、転職活動のモチベーションが上がらない原因や、どのように対策したらよいのかを解説します。「~しなきゃ」と思うと転職活動もつらくなってしまいます。「やめていいこと」も合わせて紹介するので、肩の力を抜きながら読んでみてください。モチベーションを維持しながら転職活動を続けていくための参考にしてくださいね。

転職活動でモチベーションが上がらない原因

ジグソーパズルに原因の文字

転職活動を続けるうえで、モチベーションの維持は重要です。しかし、ときにはモチベーションが上がらず、転職活動を負担に感じることもあるでしょう。

転職活動のモチベーションが上がらない原因には、以下のようなものがあります。

  • 選考で落ち続けている
  • 自分の思っていた市場価値と現実にギャップがある
  • 他人と比較している
  • 焦りやプレッシャーでストレスがたまっている
  • 転職活動のやり方や方向性がわからなくなっている
  • 希望条件に合う求人が見つからない
  • 仕事が忙しく転職活動がなかなか進まない

転職活動のモチベーションが上がらない大きな原因として、選考に落ち続けることが挙げられます。このまま受からないのではないかと不安になったり、転職活動を続けている意味を見いだせなかったりして、やる気が出ない状況に陥りがちです。

また、自分が考えている自分の価値と、現実に採用担当者から見た自分の価値との間にギャップがあるのも、モチベーションが下がる原因になります。自分を認めてもらえないことに自信を失ってしまうと、やる気を無くしてしまうでしょう。

他人と比較するのもモチベーション低下につながります。他人と自分を比べてより劣等感を感じてしまい、さらにモチベーションが下がってしまう原因になります。

さらに、希望条件に合う求人を見つけられない場合や、在職中の仕事との両立の難しさなど、「思うようにいかない」場面が続くことでモチベーションが次第に上がらなくなっていく場合もあります。時間がないなかでやるべきことが多く、焦りを感じると精神的にも負担がかかり「転職活動が嫌になってきた」と思う日が増えてくるかもしれません。

転職活動を始めたときのモチベーションを維持できたらなぁと思いつつも、心身ともに疲弊していることでしょう。次章からは、モチベーションを上げる方法ややめてもいいことを解説します。

選考に落ちる理由と対策は下記の記事で解説しています。是非併せてご覧ください。

転職活動でモチベーションを上げる方法

ガッツポーズのスーツの男性が2人

転職活動でモチベーションを上げるために、次のようなことを試してみてはいかがでしょうか。

  • 小さい目標を具体的に定める
  • 転職後の自分をイメージする
  • うまくいかなかった理由を前向きに捉える
  • 希望条件を広げる
  • 誰かに相談する

ひとつずつ詳しくみていきましょう。

小さい目標を具体的に定める

モチベーションを上げるには、達成感を得るのが効果的です。そのために、小さい目標を定めるとよいでしょう。

大きな目標をかかげても、なかなか達成できなければやる気につながりません。少しがんばれば達成できそうな目標をかかげるのが、モチベーションアップのコツです。また、「今週中に1社だけは応募する」などできる限り具体的な内容を決めるほうが、達成したことを確認しやすくなるのでおすすめです。

転職後の自分をイメージする

成功した自分をイメージするのも、モチベーションを上げるのに効果的な方法のひとつです。

転職後に生き生きと働いている自分を想像してみてください。イメージできれば、そこへ近づこうという前向きな気持ちになれます。

さらに、具体的なイメージを持つことで、どうすれば実現できるのかを考えるきっかけにもなります。

うまくいかなかった理由を前向きに捉える

選考に落ち続けていると、自分を否定されたような気持ちになり、モチベーションを上げるのが困難になってしまいます。

そのようなときは、逆から捉える「発想の転換」が効果的です。例えば「自分と企業の条件が合わなかっただけだ」「縁がなかっただけだ」と考えてみましょう。落ちた理由を前向きに捉えることで、次へ向かうモチベーションを取り戻すきっかけになります。

希望条件を広げる

希望条件に合う求人が見つからない、または自分に合う企業が見つからない場合は、希望条件の範囲を広げるのもひとつの方法です。

ここで働きたいと思える企業が見つからないと、転職活動を続けるモチベーションを上げることもできないでしょう。希望条件を少し緩めれば、応募先の選択肢が増えて転職活動をがんばろうというモチベーションにつながります。

誰かに相談する

どうしてもモチベーションが上がらないときは、誰かに相談してみましょう。周囲の人や転職エージェントに相談するのもおすすめです。最近では、ChatGPTなどのAIに転職活動の悩みを相談する人もいます。

考えや気持ちを整理できれば気持ちが前向きになり、モチベーションも回復するかもしれません。

転職活動のモチベーション維持のためにやめていいこと3選

やる?やらないのふせん

転職活動のモチベーションを上げたくても何かをする気力が起きないときは、今していることをやめてみるのもひとつの選択肢です。

  • SNSを見て他人と比較する
  • 完璧にやろうとする
  • がむしゃらに続ける

以下に詳しく解説します。

SNSを見て他人と比較する

SNSには、転職に成功したことを報告している人たちが多くいます。自分がうまくいかないときそのような投稿を見ると、他人と比較して落ち込んでしまうかもしれません。

いったん他人の情報をシャットアウトすることで、「自分は自分でいい」と思えたり「私はこうしたい」という思いがでてきたりして、モチベーションが上向きになるかもしれません。

完璧にやろうとする

何事も完璧にこなそうとすると、精神的にも疲れてしまい、うまくいかないときにショックを受けやすくなります。

転職活動において「完璧にやろう」と意気込んだものの、途中で心が折れてしまったことはありませんか?例えば、

  • 「完璧な」自己PRを作ろうと何度考えても不完全な気がする
  • 「完璧に」面接対策をしたはずなのに本番でうまく答えられない

といった経験がある人もいるかもしれません。

努力は大切ですが、完璧にしようと思うと苦しくなることもあります。いきなり「完璧」を目指さず、まずは「7割くらいできればいい」という気持ちで取り組んでみてはいかがでしょうか。
肩の力を少し抜くことで、モチベーションの維持につなげられます。

がむしゃらに続ける

うまくいかないと無理にでも行動しようとしてがむしゃらにやり続けてしまう場合があります。しかし、うまくいかないときは、動けば動くほど気持ちが焦って、ますます上手くいかなくなるケースも少なくありません。

モチベーションが上がらないときは、がむしゃらに続けるのではなく、少し休むことも必要です。気分転換の時間をとって、転職活動以外のことをしてみるのもよいでしょう。気分が変われば、モチベーションを取り戻し、もう一度転職活動をがんばろうと気持ちを切り変えることができます。

上手にモチベーションを上げて転職活動を乗り切ろう

走り出すスーツ姿の男性

転職活動を続けていると、モチベーションが上がらなくなることがあります。上がらない原因がわかれば、自分なりの対策を考えて転職活動を続けられるでしょう。

また、モチベーションを上げるためにできることの他に、今していることをやめるという選択肢もあります。無理なく転職活動を続けるには、少しでも精神的負担を減らすことも必要です。

上手にモチベーションを上げて、転職活動を乗り切りましょう。