就活・転職_内定リスト

「内定が出たら入社まで何もしなくていいの?」「退職と入社の手続きは何から始めればいいの?」と困る人もいるでしょう。
入社日直前になって慌てないように、内定が出た後にすることを入社までの流れに沿って解説します。

内定の連絡を受け取る

内定の写真

内定が決まると採用担当者から電話やメールで内定の連絡がきますので、お礼を伝えます。「入社するお気持ちはありますか」と意向を確認されても、その場で受諾の返事をするのは避けましょう。すぐに返事をしなくても失礼にはあたりません。
労働条件を書面でもらえるように依頼し、条件を確認した後に返事をすると伝えます。回答の期限は必ず確認しましょう。書面でもらった内定通知書や労働条件通知書は入社までなくさないように保存します。

労働条件を確認する

労働条件は、内定通知書や労働条件通知書という書面に記載されて送られてきます。
受け取ったら、すぐに内容を確認しましょう。

確認すべき条件

  1. 入社日、契約期間、試用期間
  2. 勤務地
  3. 雇用形態
  4. 業務内容
  5. 労働時間(始業・終業時間、休憩時間)、残業の有無
  6. 休日、休暇
  7. 給料、諸手当、交通費
  8. 給料の締切日と支払日と支払い方法
  9. 昇給、賞与、退職金
  10. その他、社会保険、退職、休職など

疑問や不明な点があれば、採用担当者に確認しましょう。

内定承諾または辞退の連絡をする

承諾の写真

労働条件に納得したら、内定承諾の返事をします。
指定された回答期限は必ず守らなければなりません。通常は1週間~10日程度ですが、早いほうがいいと言われた場合は遅くても3日以内に連絡しましょう。回答期限がきていなくても、決めたら早めに連絡します。

辞退する場合も必ず連絡しましょう。辞退理由は簡潔に伝えます。

勤務先へ退職日を相談する/入社日を決める

入社が決まったら日程の調整をします。在職中の場合は、退職時期によって入社日の調整が必要になる場合もあります。

勤務先へ退職日を相談する

在職中の場合、退職日の14日前までに退職を申し出る必要があると定められています。会社の社内規約で、例えば1ヶ月以上前と規定されている場合は、規定の期日までに申し出ます。
申し出てもすぐに認められず、上司から引き留められ話し合いとなる場合もあります。退職日が遅れると入社日にも影響がでますので、退職の申し出は早めにすることが必要です。

入社日を決める

就業中の場合、入社日は通常1ヶ月~1ヶ月半後に設定します。
失業中ならば、会社側の準備ができ次第入社できるように、日程を決めるとよいでしょう。
面接時に入社可能な日を聞かれた場合は、伝えた日程と実際の入社日がかけ離れないようにします。会社側は採用後の予定をたてていますので、あまりにも入社が遅いと業務に支障が出たり、印象が悪くなったりします。入社の意思がないとみなされ、内定取り消しになることもありますので注意しましょう。

労働契約を結ぶ

契約の写真

労働契約書は内定承諾後に郵送やメールで送られてきます。内容を確認して、署名捺印します。
入社前に提出する場合と、入社日に持参する場合がありますので、提出期日は必ず守りましょう。

退職・入社の準備をする

退職日と入社日が決まり労働契約を結んだら、退職と入社の準備をします。期間が決まっていますので、入社日に間に合うように計画的に行うことが重要です。

退職準備

後任への引き継ぎは確実に行います。マニュアルや表にまとめるなど、わかりやすいように気を配ることも必要です。
必要であれば取引先や顧客への挨拶回りをします。お世話になった方には誠実に感謝を述べましょう。
有給を消化する場合は計画的に休暇を取ります。
退職時の書類は入社時の手続きに必要なものもありますので、忘れずに受け取ります。

入社準備

提出書類を期日までに準備します。取り寄せに時間がかかるものは、日程に余裕を持って揃えます。保証人の署名捺印が必要な書類は、期日までに用意できるように準備する必要があります。
慣れない通勤経路を利用する場合は、かかる時間や乗り換えを再確認すると安心です。
服装や靴、上履きなど事前に用意するものがあれば、忘れずに確認しましょう。
思いもよらぬ事故などで内定が取り消しにならないように入社までの言動には注意しましょう。

入社する

入社日当日は時間に余裕を持って家を出ます。
緊張して忘れ物をしたり通勤経路を間違えたり、ハプニングがあっても焦らないようにするためです。初日から忘れ物をすると印象がよくありませんので気をつけましょう。

内定から入社までに注意しておくポイント

仕事をする女性

内定が出て入社するまでに注意しておくべき2つのポイントについて解説します。どちらも生活に直結する重要なポイントですので、内容をしっかりと把握して準備しましょう。

社会保険の手続き

転職する際には、社会保険に関する手続きが必要です。
退職して日を空けず入社する場合は会社側が手続きをしますので、自分でする必要はありません。しかし、入社日によっては国民年金や国民健康保険の加入手続きが必要になる場合があります。
失業中の場合、受給要件に該当していれば、雇用保険の再雇用手当など給付金をもらえる場合があります。受け取るにはハローワークで手続きが必要です。

家計管理

転職する際に大切なのが家計管理です。例えば、退職最後の給料日と入社最初の給料日が1ヶ月以上空くと、その期間収入がない状態になります。退職日や入社日が月の途中だった場合は、その月の給料が日割りになりますので通常より金額が少なくなります。
入社する際には給料の振込日を確認し、銀行引落しの支払い期日や残高不足に注意しなければなりません。

まとめ

内定が出た後にすることは、入社までの流れに沿ってしっかりと確認し、計画的に進めることが重要です。会社に迷惑をかけることのないように、責任を持って準備しましょう。