お年玉相場2023

こんにちは。ライターの松浦です。
年末は何かと慌ただしく、クリスマスプレゼントどうしよう、おせちはどうしようと決めなくてはいけないことが多いですよね。そのなかに来年のお年玉は誰にいくら包もうという悩みがある方もいるのではないでしょうか。今回は年代別のお年玉の相場やポチ袋に包む際のマナー、新札やポチ袋を用意できなかった時の対処法などをご紹介します。

【年代別】お年玉の相場はいくら?

お年玉相場

いくらお年玉に渡せばいいか、金額の決まりがないので迷うところですよね。そこで一般的な相場をご紹介します。相場を参考にしつつ、自分の子・親戚・知人の子といったように渡す相手との関係性や個別でなのか親戚と一緒になのかといった渡すシーンなどを考慮して金額を決めてみるのはいかがでしょうか。

お年玉を誰に渡す?

2023年お年玉に関する実態調査」によると、2023年のお正月にお年玉をあげる予定の相手は一番多いのが孫で、親族の子どもや自分の子どもへも半分近くの方が渡す予定と回答しています。他にも知人の子どもや自分の兄弟姉妹にあげるなどの回答がありました。

親族間でお年玉をあげる場合事前にあげる金額を話し合っておいたりルールを決めておくと気を使ったりすることもなくなるでしょう。

友人・知人の子どもに渡したい場合、そのご家庭のお年玉のルールなど事前に確認をとっておきましょう。ただ、友人と家族ぐるみの深い付き合いがあったりお正月に友人同士で集まる場合などを除き、ほとんどの場合は友人や知人の子どもへのお年玉を用意する必要はないでしょう。

未就学児

お年玉の金額の目安は1,000円未満です。
そもそも何歳からお年玉をあげるのかというところも決まりがないので悩みどころですよね。
祖父母から孫へのお年玉生まれて初めてのお正月からあげていることが多いよう。親戚の子どもへは3歳くらいからや幼稚園や小学校に通うようになってからとしているケースが多そうです。

未就学児はお金の価値がまだわからず失くしてしまう心配もあるので、親の前で渡すようにしましょう。また、紙幣より硬貨で渡すほうが子どもには分かりやすく喜ばれるようです。

小学生低学年

お年玉の金額の目安は1,000円~3,000円です。
小学生になると一般的に最低1,000円というイメージのようです。また、小学生になると硬貨でお年玉を渡す家庭は少数になります。

小学生高学年

お年玉の金額の目安は3,000円~5,000円です。
小学生高学年になると自分自身のお財布でお金をやりくりする機会が増えてきます。まだ金銭感覚を身に着ける途中段階なので、多すぎず少なすぎずの金額が良いでしょう。

中学生・高校生

お年玉の金額の目安は5,000円~10,000円です。
不吉とされる忌み数を使う4,000円や9,000円を避ける方が多いようです。高校生へ渡す金額は5,000円と10,000円とで意見が二分しています。親族の子どもに渡す場合は5,000円前後が一般的です。

大学生

お年玉の金額の目安は10,000円です。
お年玉は10,000円が上限と考えている方が多いようです。

この頃になると何歳までお年玉をあげるかが悩みどころですよね。一般的には高校卒業、大学卒業といった節目のタイミングまでお年玉を渡している場合が多いようです。

お年玉の渡し方のマナーを確認しよう

お年玉のマナー

お年玉の準備と渡し方について、もし上手く準備ができなかったらどうするかもあわせてご紹介します。

ポチ袋とお札の準備

お年玉はポチ袋などの祝儀袋に入れて渡します。基本的には表面に渡すお子さんの名前、裏面の左下に渡す人の名前を書きます(袋の絵柄による)。お祝いのメッセージを添えても喜ばれるでしょう。多めにポチ袋を用意しておくと急な来客があっても安心です。
中に入れるお札は新札を用意しましょう。硬貨もなるべくキレイなものを用意することが望ましいです。
お札は肖像が描かれた表面が内側になるように左→右の順で三つ折りにします。ポチ袋の表面を正面にして取り出した時に、広げてお札の表面が見えるように入れます。また、肖像が逆さにならないように気を付けます。お札が何枚かある場合は重ねて折ります
硬貨は絵柄や漢数字が書いているほうが表、製造年月が書かれているほうが裏です。硬貨も取り出した時に表面が見えるようにして入れます。

キレイなお札や硬貨がなかったら?

お年玉は新札を渡すことがマナーですが、どうしても新札が用意できなかった時はどうすればよいでしょうか。
新札がない場合でも、なるべくキレイなお札を用意しましょう。その上で「新札の持ち合わせがなくてごめんなさい」等の言葉を添えて渡します。
また、新札を手に入れる方法としては銀行・信用金庫の窓口が確実です。銀行の両替機の中には両替後のお金について新札であることを指定できるものがあります。もし指定できない場合でも銀行の両替機には新札が入っていることが多いようです。銀行も年末年始は営業していないので早めに準備しておくと安心ですね。

ポチ袋が無かったら?

ポチ袋が手元に無い場合は、封筒や懐紙などの白い紙などに包んで渡しましょう。和柄などの折り紙で包む方もいるようです。
封筒も紙も無い時はティッシュペーパーでも良いので、お金を裸のまま渡すことのないようにしましょう。ポチ袋がないことへのお詫びの言葉を添えるのを忘れずに。

お年玉はいつまでにあげればいい?

お年玉は基本的には三が日まで、三が日に渡せなかった場合は松の内(関東は1月7日、関西は1月15日)までに渡すのがマナーとされています。
では、松の内までに渡せそうにない場合はどうすればよいでしょう。親族などに代わりに渡してもらったり現金書留で郵送する方法があります。最近では電子マネーなど現金以外で送る方も少しずつ増えてきているようです。
もし年末や松の内以降に会う予定があるのならその時にお詫びしつつ手渡しするのも良いでしょう。

お年玉を渡すタイミングとしては年始の挨拶をしたあとが一般的ですが、その家の定番のタイミングがあればそれにあわせます。

子どもがお年玉を貰ったらどうする?

お年玉を渡す際のマナーなどをご紹介してきましたが、今度は子どもがお年玉を受け取る際のマナーも確認していきます。

両手で受け取る・お礼を伝える・その場で開けない

お年玉をもらう時は、「ありがとうございます」とお礼を言って両手で受け取るよう教えておきましょう。お礼は相手の目を見て言えるとベストです。お礼を伝えることが難しい小さい子の場合は親が代わりに伝えます。お年玉は嬉しくなってついその場で開けたくなるものですが、貰った人の前では開けずにしまっておくよう事前に伝えておきましょう。

お年玉は何に使う?

お年玉を貰った場合の使い道としては貯金が一番多いようです。特に年齢が低いうちは親が管理する場合が多いです。お年玉を貯金する場合は、親に取られたと思わせないよう理由を説明しておくと良いでしょう。

また、お年玉をマネー教育のチャンスと捉えるのもおすすめです。親子で相談し、お年玉の使い道を具体的に考え実践してみましょう。使いすぎなどの小さな失敗を経験しそれに対処していくことでお金との上手な付き合い方を学んでいくことができます。

まとめ

お年玉には金額の決まりがないので悩ましいところですが、相場などを参考に多すぎず少なすぎず年齢や関係性にあった金額を渡せるとスマートですよね。子どもたちの喜ぶ顔を思い浮かべながら早めの準備をして気持ちよく新年を迎えましょう!

お年玉の相場については、こちらの記事でも詳しく解説されています。あわせてご確認ください。

【2024年】お年玉の相場はいくらが多い?何歳から何歳まであげる?【マネーFix 独自調査】|マネーFix