東三河の宇宙ベンチャーを中心に紹介しているMuta Tube(ムタチューブ)第2回の内容をダイジェストでご紹介していきます。前回は三河湾やマイクロプラスチック問題など海にまつわる衛星データ活用事例を紹介しました。
今回は引き続き衛星データの事例紹介について、人の流れや街の特徴について、また「朝ドラ「エール」の絆・豊橋と福島を見比べてみよう」というテーマ部分をご紹介していきます。
※Muta Tube(ムタチューブ)とは?
宇宙ビジネスをゆるっと解説!「soranomedia」YouTubeチャンネル内で豊橋市の株式会社サイエンス・クリエイトが企画・編集するYouTube動画コンテンツ。宇宙に特化した伴走型事業支援を行うsorano me株式会社の牟田梓さんを司会に東三河の宇宙ベンチャーを中心に紹介しています。
#02 MutaTube 衛星データのキホンと事例〜宇宙から豊橋を見てみようSP〜(前回からの続き)
人の流れ・街の特徴も衛星でわかる!?
新型コロナウイルス感染拡大により「人流」というキーワードが話題になりました。人流、すなわち人の移動に関する観測データも衛星から得られる情報の1つです。動画中では2020年のんほいパークの駐車場を衛星データから定点観察し、外出自粛によって駐車量が減っている様子をご紹介しました。
牟田さんからは「国内28の空港は近くにどんな施設があるか」や「墨田区と世田谷区の標高や電車の駅分布を比較」した事例を紹介。それによって◯◯◯◯◯が必要そうな場所がわかる…といったデータの分析結果を教えていただきました。(答えは動画本編をチェック!)
朝ドラ「エール」の絆・豊橋と福島を見比べてみよう
放送から2年が経ちましたがまだまだ記憶に新しい朝ドラ「エール」。作中で主人公が遠距離恋愛を育む豊橋と福島は今の時代に新幹線を使っても3時間以上かかる距離。なかなか簡単に見比べられる者ではありませんが、衛星データを使えば一目瞭然(!?) 地形の類似点やそれにともなう産業構造、ビジネス参入のチャンスなど実際に足を運びにくい地域でのデータ活用や地域活性化も衛星データ活用で期待されています。
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動画中では触れていませんが、衛星データを用いて「密」を避けた観光を目指したアプリの開発やキャンプ地として最適な自然環境を分析して候補地を探すプロジェクトなど、「人やまち」に分野においても衛星データは広く活用されています。
まとめ
「衛星データで自分の街がどう見えるのかということをイメージしていただけたら嬉しい」とエンディングで牟田さんからコメントをいただきました。技術的なスキルを持っていない方でも「あれができるなら、こういうことができるかな?」といったアイディア・ひらめきがあれば、技術を持っている方とタッグを組んで宇宙ビジネスへ参入するチャンスは大いにあります。
第3回からのMuta Tubeでは、いよいよ東三河で挑戦している宇宙ベンチャー企業や衛星データを活用した新規事業に取り組む企業に、インタビュー形式で詳しく紹介していきます。記事でのダイジェスト版も引き続き公開予定です。
今回の内容をもっと詳しく知りたい・次回を待ちきれない!という方は、ぜひ動画本編をご覧ください。
#02 MutaTube 衛星データのキホンと事例〜宇宙から豊橋を見てみようSP〜