cluster_メタバースプラットフォーム

国内外問わずさまざまな企業が次々に参入していることで近年注目を集めているメタバース(インターネットを介して利用する仮想空間)市場。2021年10月にFacebook社が社名を『Meta』に変更したのは記憶に新しいのではないでしょうか。

東三河地域でも、株式会社蒲郡製作所がメタバース空間にギャラリーを開設したり、豊川市でメタバースの基礎知識や活用事例を学ぶセミナーが開催されたりと注目が集まっています。

海外ではすでにメタバースでの交流が盛んに行われています。メタバースは気になるけどVRヘッドセット持ってないし…英語しゃべれないし不安…なんて思っていませんか?そんな方におすすめなのが日本発の仮想空間です。一緒に仮想空間の世界に遊びに行ってみましょう!

日本発のメタバースプラットフォーム『cluster』へ遊びに行ってみた

『cluster(クラスター)』は日本発のメタバースプラットフォーム。
2022年7月7日に100万ダウンロードを突破したとの発表もあり、右肩上がりの盛り上がりを見せています。
VRゴーグルを着けて入れば没入感を楽しめますが、VRヘッドセットを持っていなくてもPCアプリやスマホアプリでも遊べます。

世界的に有名なプラットフォーム『VRChat』では日本人が多く集まるワールド(バーチャル空間)を除いて日本人と出会ったり日本語で話す機会が少ないのが現状です。
clusterは日本人の利用者がほとんどなので、交流も基本日本語で安心。なんせわたし、英語が全然話せないので…。もちろん日本が好きだったり日本語を学びたい外国人さんと出会うこともあります。

cluster内ではアバターという自分の分身が空間内を歩き回ります。『アバターメイカー』機能を使えば顔のパーツや服装をカスタマイズして自分好みのアバターを作成できます。もちろん外部ソフトで自作したりマーケットで購入したアバターを使うことも可能です。

ワールドはジャンル別に一覧で紹介してくれています。ワールドの総数はなんと44,000以上。いつ見てみても新しいワールドと出会えるのが楽しいです。気になるワールドを見つけたらクリックして遊びに行ってみましょう!

cluster:https://corp.cluster.mu/

『とらびれVR』のワールドへ

さっそく、clusterで豊橋市にゆかりのあるワールドを探索してきました。まずはじめに行ったのは、豊橋駅前にあるコワーキングスペース『トライアルビレッジ』のワールド。実際の店舗が再現されています。
探索していると秘密の階段を見つけました。階段を降りるとそこには…

その先に何があるかはぜひご自身の目で確かめてみてくださいね!

とらびれVR
https://cluster.mu/w/s/7483d3bf-0dc8-40b3-89d4-6f7ec32e1061/entry

のんほいチーム『魂をかけるファイターズワールド』へ

豊橋ゆかりの格闘家応援団により作成されたワールドです。
交流もできるフロア、格闘技のリングと観戦スペース、ジム、アスレチック、トイレ神殿などいろんなスペースがあるので散策して楽しみました。
このリングでアバター同士の試合とかやったら面白そう…。

のんほいチーム『魂をかけるファイターズワールド』
https://cluster.mu/w/s/49726063-c246-487e-9b72-3962d35d5f58/entry

ちなみにワールドは一般ユーザーでも公開が可能です。
なんとclusterでは専門的な知識がなくても専用ソフト無しでも自分のワールドが作れる『ワールドクラフト』機能があるんです!のんほいチーム『魂をかけるファイターズワールド』もこの機能を使って作成されたものなんですよ。
現在ワールドクラフトで使える素材は公式が提供しているものだけなのですが、今後はユーザーが自作した素材をアップロードできるようになったり有料で販売できるようになっていく予定とのこと。実装が楽しみですね。

cluster内のイベントに参加してみた

clusterでは毎日たくさんのイベントが開催されています。cluster公式はもちろん個人・団体もイベントを開いています。
音楽ライブ、講演会、交流会、読書会、フィットネス、上映会などジャンルもさまざま。
7月10日選挙の日にはTBS選挙特番の討論の一部がclusterイベント上で行われたりもしたんですよ。

イベントは開催時間になったら入場ボタンを押すだけで参加できます。どこにいても、そして申し込み無しでも参加できる手軽さが良いですよね。(一部有料イベント等を除く)
イベント会場で自分の分身であるアバターが椅子に座って講座を聴いたり音楽ライブでジャンプしたり声援を送ったり。実際に会場に行ったかのような臨場感・没入感を得られるのがメタバースでのイベントの魅力だと感じました。

まとめ

今回は日本最大級のメタバースプラットフォーム『cluster』で遊んでみました。ワールドやイベントでいろいろな人と交流したり、クリエイターとしてアバターやワールドの素材を作成し販売したり、イベントを開催したりとclusterにはいろいろな楽しみ方、可能性が広がっているように感じました。
clusterのようにVRゴーグルを持っていなくてもPCブラウザやアプリから気軽に遊びにいけるメタバースプラットフォームはいくつも存在します。日本人が多い仮想空間でメタバースならではの楽しみ方を体験したら、今度は世界中の人との出会いや交流を楽しめる仮想空間を訪れてみるのもよさそうですね。