小売業はスーパーやコンビニなど生活必需品を取り扱っている業種ため、私たちの生活に欠かせない仕事です。
暮らしに関わる仕事だからこそ、小売業への就職を志す人も多いでしょう。
そこで今回は、小売業界全体の動向や小売業に就職するメリットを紹介します。小売業への就職を検討している方は、本記事を進路選択の参考にしてください。
小売業界全体の動向
経済産業省の「商業動態統計調査」によると、2021年度の日本全国の小売販売額は150兆4,620億円で前年と比較して1.9%上昇しています。
2021年度だけでなく、小売業は2016年から5年間連続して上昇しているため、成長性のある業界といえるでしょう。
業態別では百貨店・コンビニエンスストア・ドラッグストアの販売額が増加し、ホームセンター・大型家電専門店・スーパーの販売額が減少しています。
小売業界で就職するメリット5選!
小売業界で就職するメリットとして、以下の5つを紹介します。
【小売業のメリット
- 役職が多いので昇進しやすい
- さまざまなキャリアが選べる
- 人脈づくりができる
- 若いうちから人を動かす仕事に就ける
- 営業スキルが身につきやすい
それぞれ詳しく解説します。
役職が多いので昇進しやすい
小売業界は店舗勤務と本部勤務で分かれているため、店長やスーパーバイザー(SV)、主任など役職が多く、比較的昇進しやすい業種といえるでしょう。
スーパーバイザーや主任は、店舗責任者とは別に本部が定めたエリア内の複数店舗を統括し、サポートにあたる役職です。
店舗運営で実績を積み、上司から仕事ぶりを認められることで責任のある役職に就けます。キャリアづくりのひとつとして責任ある役職に就いて仕事を頑張りたいと考えている就活生にとって、役職の多さと昇進のしやすさはメリットとなるでしょう。
さまざまなキャリアが選べる
役職が多いだけでなく、小売業ではさまざまな職種を経験するチャンスがあります。小売業といえば店舗にいるスタッフを思い浮かべることが多いと思いますが、本部の経理や広報など、どのビジネスにも必要不可欠な分野でキャリアを積むことも可能です。
小売業は、さまざまな仕事に挑戦したい就活生におすすめの業種です。
人脈づくりができる
全国展開している小売業で就職する場合は、さまざまな地域に転勤になる可能性もあり、人との出会いが多い仕事と言えます。
多くの人と出会うことでさまざまな価値観に触れたり刺激を受けたりできるため、人との出会いを大切に考えている就活生にもぴったりです。
若いうちから人を動かす仕事に就ける
小売業に就職すると、実店舗へ配属されて現場経験を数年間積むのが一般的です。
正社員が複数人いるお店であれば、入社してすぐに部下をもつことはないかもしれません。
しかし、小売業の中には社員が店長以外おらず、アルバイトとパートでほとんど仕事を回している店舗も存在します。
もし、入社して間もないうちに店長職に就けたのなら、アルバイトやパートへの仕事の割り振りやシフト作成など若いうちから人を動かす仕事ができ、管理監督する立場の視点や能力を身につけることができます。
小売業では効率的に人を動かして店舗オペレーションが円滑に遂行できるように考えつつ仕事しなければいけません。どのように業務を進めれば効率的に仕事ができるのかや、従業員に気持ちよく動いてもらうにはどうすれば良いかなどを考える力がつくでしょう。
営業スキルが身につきやすい
アパレルショップや大型家電専門店、インテリアショップなど高単価商品を販売する企業で就職すれば営業スキルの向上が期待できます。
小売業では顧客が求めているものをくみ取り、情報を的確に伝えるコミュニケーション能力が欠かせません。
顧客に積極的に声をかけて営業することで情報を的確に伝えつつ、顧客を満足させる、セールス力が身につけられます。
将来的に営業スキルを身につけたい方は、高単価商品を取り扱う小売店での就職を検討してみてください。
まとめ
小売業への就職は、人を動かすスキルや営業スキルなど、若いうちからさまざまなスキルが取得できるため、自己成長につながります。
幅広いスキルを身につけることに魅力を感じているのであれば、小売業への就職を検討してるのもよいでしょう。