5月は梅雨入り前の新緑の季節。おだやかな過ごしやすい気温……のはずが、今年は夏のような暑さの日もちらほらありますね。
そんな時に気になるのが紫外線!美容を気にする女性はもちろん、男性も紫外線対策をする人が増えています。
この記事では紫外線対策の方法、日焼け止めの種類、紫外線アレルギーなどについて紹介します!
おさえておきたい3つの紫外線対策
適度な紫外線は人間に必要なものですが、過度な紫外線は日焼けやシミ・シワなど美容に悪影響なだけでなく皮膚がん、白内障、免疫機能の低下も引き起こすとされています。
年間で紫外線が多いのは5月〜9月とされており、夏だけでなく梅雨入り前から対策は欠かせません。
ここでは紫外線対策の基本的なポイントからおすすめグッズもご紹介していきます。
とにかく日光に当たらない
紫外線対策といえば日焼け止めですが、その前にそもそも日光を多く浴びないような生活スタイルを心がけましょう。どうしても日光に当たってしまうタイミングではUVカットウェアや帽子など紫外線対策グッズを忘れずに。最近は日傘もユニセックスなデザインのものが増えているので男性が使っても違和感なくおすすめです。
注意したいのは「目から入ってくる紫外線」対策。目から入ってきた紫外線に反応して脳がメラニン色素を出してしまうので、UVカットサングラスなどで対策するようにしましょう。
日焼け止めは塗り直しが肝心!
朝出かける前に日焼け止めを塗るのはもう常識かと思いますが、汗や水で日焼け止めが落ちてしまうと紫外線ダメージから肌を守ることはできません。
肝心なのは2〜3時間おきに塗り直すこと!「めんどくさい」「メイクはどうするの?」と思うところですが、おすすめはスプレーやスティックタイプの日焼け止め。どちらも手を汚さずに外出先でも使いやすく、スプレーや髪の毛の紫外線対策にも使えます。
紫外線ダメージに負けない身体に
それでも浴びてしまった紫外線ダメージを最小限にするには、ビタミンで身体の内側から肌の修復をサポートしてあげましょう。特に抗酸化作用の強いビタミンA・ビタミンC・ビタミンEがおすすめです。
また、ミネラルの亜鉛も不足すると紫外線による皮膚の抵抗力が低下してしまいます。最近では「飲む日焼け止め」と呼ばれるサプリもあるので食事と一緒に上手に取り入れてみてください。
日焼け止めはどうやって選んだらいいの?見方を解説!
この時期になるとドラックストアなどでずらりと並ぶ日焼け止め。
年々種類は増えるし、パッケージを見てもいろいろな情報が書いてあってよくわからない…
そんな方のために、日焼け止めの種類やパッケージに書いてある内容を解説します。
SPFとPAの違いとは?
日焼け止めのパッケージで見かける「SPF」と「PA」。数字が書いてあったり「+」の数が違ったり、多ければ良さそうだけど何がどういう意味なのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
まず紫外線にはUV-AとUV-Bの2種類があり、それぞれ「肌の中のどこまで到達するか」や「どんな悪影響をもたらすか」が異なります。
PAはUV-Aに対する防止効果を4段階で示すもので、「+の」数が多いほど防止力が高まります。一方のSPFはUV−Bに対する防止効果を示すもの。SPFの数値はSPFは2〜50、50以上の場合は「50+」と表示され、数値が大きいほど防止力が高まります。
紫外線吸収剤の紫外線散乱剤の違いと見分け方
日焼け止めがどのように紫外線を防いでいるかによって、大きく「紫外線吸収剤」「紫外線散乱剤」の2種類があります。紫外線吸収剤の方が高い防止効果があるとされていますが、紫外線散乱剤の方が肌に比較的やさしいとされています。
それぞれを見分けるにはパッケージ裏の成分表を見てください。紫外線吸収剤はオキシベンゾンやt-ブチルメトキシジベンゾイルメタン・メトキシケイヒ酸エチルヘキシルといった成分、紫外線散乱剤は酸化チタンや酸化亜鉛が代表的です。また、紫外線散乱剤は天然成分であることから「ノンケミカル」と表記されていることもあります。
ライフスタイルに合わせたタイプを
最近の日焼け止めには紫外線に対する強さの他にも、美容成分を含んだ乳液タイプや水で洗い流せるウォータープルーフタイプなど本当にたくさんの種類があります。
どれも一長一短なので、朝お出かけ前に使うものや外出中の塗り直しに使うもの、疲れている時にもサッと流せるものなどライフスタイルに合わせて複数の日焼け止めを準備するのがおすすめです。
大人になってからも発症する!? 紫外線アレルギー
「日光に当たると蕁麻疹が出る」「短時間しか日光に当たっていないのに皮膚が変色して痛みが出る」といった方は紫外線アレルギーの可能性があります。
紫外線アレルギーは服用している薬や紫外線に対する身体の過剰反応などが原因として考えられますが、原因不明のものもあるので心当たりのある方は皮膚科やアレルギー科を受診するようにしましょう。
紫外線アレルギーを防ぐ日常の対策としては、これまで述べたような基本的な紫外線対策が有効です。
年々強くなる紫外線、対策はしっかりと!
毎年のように「記録的な猛暑」を記録していてうんざりする近年ですが、紫外線もまた増加傾向にあると言われています。
紫外線対策グッズも年々増えていて選ぶのも一苦労になってきましたが、昔の日焼け止めにあったような「白浮き」が解消されるなど商品開発の進化も感じるところです。
正直めんどうな紫外線対策ですが、積み重ねで大きなダメージがあるのも紫外線の怖いところ。ライフスタイルに合わせて最適な対策方法を実践しましょう!