
ある日、豊橋西高生のみなさんがサイエンス・クリエイトにやってきました。
豊橋西高等学校は、市内唯一の「総合学科」を擁し、必修科目以外は好きな科目を選べたり、普通科では学ぶことのできない専門知識を学ぶ機会もあるという特徴があります。
この記事では、そんな豊橋西高等学校の企業訪問を株式会社サイエンス・クリエイトが受け入れた様子をご紹介します。
株式会社サイエンス・クリエイトはこんなところ
産学官連携や起業家育成など新産業創出を目的とする第3セクターである株式会社サイエンス・クリエイトは、ものづくり施設「メイカーズ・ラボとよはし」や創業支援施設「Startup Garage」などの運営を行っています。
豊橋技術科学大学や豊橋創造大学、豊橋商業高等学校などインターンシップ受け入れも積極的に行っています。
豊橋西高等学校はこんなところ
1983年開校、2020年から総合学科を設立。
総合学科のスローガン「つかもう自分の夢、発見しよう新たな自分」をテーマに、一人ひとりの生徒が活躍できる場面をできるだけ多く提供することを目指しています。
失敗しながらも小さな成功体験を積み上げていきつつ、教職員も校訓である「為せば成る」の精神を貫き、最後まで諦めずに頑張ろうというメッセージを根気強く発信し続けています。
訪問のきっかけ「さんしゃDay」とは?
豊橋西高等学校の「産業社会と人間」という科目では、1年生全員が地元企業などを訪問する「さんしゃ(産・社)Day」というフィールドワーク行事があります。
今年は2年生からの系列ごとに関連する企業へ訪問し、見学だけでなくワークショップや現場での体験など貴重な経験を行う機会となりました。
そんな「さんしゃDay」で理数系列の生徒が訪れたのが株式会社サイエンス・クリエイトです。
実際の企業訪問の様子
まずは基本的な会社説明を行い、次にメイカーズ・ラボとよはしを見学しました。
3Dプリンタやレーザー加工機といったデジタル工作機械が多数あり、技術をサポートするスタッフが機器のメンテナンスや利用者のサポートを行っています。
豊橋西高等学校の生徒たちはラボスタッフから機器の特徴など説明を受けながら見学を行いました。
メイカーズ・ラボとよはしでは使いたい機材が具体的にある方だけでなく、「こんなものが作りたいけど、どうつくったらいいのか」「この機械ではどんなものがつくれるのか」といったものづくりに関する技術相談をすることもできます。
施設の機材を使ったものづくりワークショップを随時行っているので、まずはイベントに参加するのがおすすめです。
メイカーズ・ラボとよはしについて詳しくはこちらから:
続いて、場所をStartup Garageに移しアントレプレナーシップの座学を行いました。
その後はさまざまなワーク。生徒たちにはあらかじめ自分の“推し活”について考えてきてもらい、発表をして「相手にきちんと伝わったか」の検証を行います。
また、将来の夢を見つけるためのマインドマップを使ったワークも実施。生徒に年齢の近い学生スタッフから進路や将来についての話をしてもらい、生徒たちは刺激を受けたようでした。
“さんしゃ”と”そうたん”
自分自身の将来や社会とのつながりについて考える“さんしゃDay”。
2年生になると「総探(総合的な探究の時間)Day」として大学・企業見学を行います。
また、3年生になると「総合的な探究の時間」で年間を通して探究活動に取り組み、成果をゼミごとに報告する機会もあります。
こうした「産業社会と人間」や「総合的な探究の時間」に力を入れた取り組みは豊橋西高等学校の特色のひとつですね。
さまざまな人が関わる株式会社サイエンス・クリエイトへの訪問経験が、生徒たちの将来に良い影響があれば幸いです!