仕様書ソンDAY2

2024年1月18日、創業支援を行うコワーキングスペース「Startup Garage」にて起業家を集め、今後の事業展開をサポートするアツいイベント『仕様書ソン DAY2』が開催されました。

この仕様書ソンは、起業に向けたビジネスアイディアをもつ参加者に対し、資金調達を経てアルファ版のプロダクト制作に進むために必要な『仕様書』づくりをレクチャーするワークショップで、この記事では、DAY2の様子をご紹介します。

▼DAY1の内容、参加者の感想等はこちら

仕様書ソンDAY2「仕様書・事業内容の定義と財務/マネタイズや収支について」

DAY1に引き続きDAY2の講師も、種田憲人氏。
東三河に特化したWEBメディア「TASUKI」や、大学の学食で企業と学生をマッチングする就活サービス「モグジョブ」などを運営する株式会社タスキを設立、ワイヤレス給電システムの開発・製造を行う豊橋技術科学大学発ベンチャー株式会社パワーウェーブの取締役を務める、東三河の起業家です。
参加者は、前回参加した6名に、東三河で既に起業し更なるスケールアップを目指すメンバーが1名加わり計7名でスタートしました。

今回のテーマは、「仕様書・事業内容の定義と財務/マネタイズや収支について」。
前回は事業計画の解像度を上げつつ、それを人に伝えるための資料、いわゆる“パワポづくり”がメインテーマの講座でしたが、今回はその計画を売上・利益の「お金」に落とし込む“収支計画づくり”を行っていきます。

まず最初に種田氏より、ベンチャー・スタートアップにとっての資金調達の重要性や、資金調達の手法(エクイティ、デットなど)、それぞれの特徴やメリットデメリットについての説明がありました。

資金調達の概要についての理解が進んだところで、いよいよ「収支計画」のワークショップがはじまります。
参加者のほとんどが資金調達は未経験で、収支計画の作成もしたことがない方ばかり。
講座開始時は不安そうな顔をしていましたが、収支計画を作るうえで考えなければいけない項目の説明が事細かにあったことによりワークショップの開始と共にみなさんどんどん手が進んでいたのが印象的でした。

今回のワークでは、一般的にデットの資金調達の際に必要な5年間の収支計画を作りました。
アイディア段階では「なんとなく儲かりそう」としか見えていなかったものが、収支計画に落とし込むことで「いくつ売らないといけないか?」「いくら利益が残るか?」が一目瞭然となり、喜んでいる参加者もいれば、厳しい現実に「事業計画やマネタイズ方法の見直しをしなければ・・・」と気づきを得ている参加者もいました。

収支計画作成のワークショップのあとに、キャッシュフローや資本政策の話など、ベンチャー・スタートアップ経営において重要な考えを学び、仕様書ソンDAY2は締めくくられました。

仕様書ソンを終えて

参加者は「ほんの少し前まではただの事業アイディアレベルだったのに、この2日間の講座で手を動かしたことで、自信を持って『これで起業したい』と周囲に言えるようになりました」と、確かな自信につながった様子。

創業支援を行うコワーキングスペース「Startup Garage」では、アイディアの壁打ちからビジネスプランの解像度アップまで、1人1人の事業フェーズに合わせた創業サポートを行っています。
ホームページから相談予約も可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

Startup Garage公式ホームページ