市町村別での農業産出額トップクラスの豊橋市。
「食と農のまち・豊橋」として食品関連や農業関連の新ビジネス・新商品も盛り上がりをみせています。
この記事では、食農ビジネスでの創業・新規事業を考えている方が知っておきたい制度や認定について、またそれらの個別相談できる機会についてご紹介します!
すべての食品関連事業者に義務化!HACCP制度とは?
HACCP(ハサップ)とは「Hazard(危害), Analysis(分析), Critical(重要), Control(管理), Point(点)」の頭文字をとってできた造語。
アメリカで宇宙食の安全性を確保するために発案された衛生管理手法で、今では衛生管理の国際的な手法として知られています。
「大きな食品工場の話じゃないの?」と思われたかもしれませんが、日本では2018年から制度化がはじまり、2021年6月からはHACCPの導入・運用が完全に義務化されました。
豊橋市ええじゃないかHACCP推進事業
「豊橋市ええじゃないかHACCP推進事業」では市内の食品等事業者を対象にHACCPで工程管理された製品に対して確認済証を交付しています。
詳しくはこちらから▼
https://www.city.toyohashi.lg.jp/32778.htm
GAPとは?
GAP(ギャップ)とは、「Good(良い)」「Agricultural(農業)」「Practices(実践)」[a]の略で、農産物(食品)の安全を確保し、より良い農業経営を実現するための生産工程管理の手法です。
GAPは農業生産において食品安全だけでなく、労働安全や人権保護、環境保全などさまざまな視点から持続可能性を確保する取り組みでもあります。
GAPの取組が正しく実施されていることを第三者機関の審査により、確認・証明してもらうことをGAP認証といい、これによって持続可能な農業生産を行っていることが客観的に証明されます。
GAPについても相談可能!HACCP対応お困り相談会
HACCPやGAPなど食農ビジネスを行う上で知っておきたい制度や認証。
さまざまな資料や講習会などもありますが、自分のケースに落とし込むのはなかなか大変ですよね。
そんな時に利用いただきたいのが豊橋市のStartup Garageで行われている「HACCP対応お困り相談会」! 専門性の高いコーディネーターが個別相談を受け付けています。
Startup Garageとは?
起業を目指す人や起業まもない人へ向けての個別相談やコワーキングスペース運営を通して「新しい一歩」を踏み出す人たちの応援をしています。
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起業の先輩でもあるコーディネーターとの個別相談のほか、月に1度ずつ弁理士や豊橋信用金庫へも無料で相談できる機会があります。
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食農コーディネーターに個別相談しよう
HACCP対応お困り相談会ではHACCPやGAPについて個別相談ができます。
担当は株式会社サイエンス・クリエイトの食農担当コーディネーター・山村友宏氏。豊橋市中小企業人材育成支援研修にて「HACCPシステムの制度化(義務化)に伴う全対応・活用講座」の担当講師や6次産業化プランナーとしても活動しています。
HACCP制度化においては動画でのワンポイントレッスンも公開しています。
開催は毎月第一金曜日。相談の枠に限りがあるため事前予約がおすすめです。相談会の最新情報についてはStartup Garageの公式サイトもしくはFacebookページをご確認ください。
公式サイト | https://startupgarage.jp/category/event/ |
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Facebookページ | https://www.facebook.com/startupgarage1111/events |
困る前からでも相談を!
2021年から小さな飲食店でも対応が必要となったHACCP。これから食品関連のビジネスを始めようという方はあらかじめしっかりと理解する必要があります。
対応は大変な印象があるかもしれませんが、HACCPは食の安全にとても役立つ考え方です。
すでに困ったことのある方はもちろんですが、近い将来に食農ビジネスを行いたいという方も不安のある方は一度相談してみるのもよいのではないでしょうか。
スポット情報
運営 | 株式会社サイエンス・クリエイト |
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営業時間 | (平日)10:00〜20:00(土曜)10:00〜17:00 |
定休日 | 日曜・祝日(年末年始など) |
電話番号 | 0532-44-1117 |
公式サイト | https://startupgarage.jp/ |