
日ごとに、春を感じられる気候になってきました。
新生活が始まる方も多い春、バタバタしがちですよね。そんな時は、水族館で日常を忘れ、癒されてみませんか?
この記事では、東三河や周辺の水族館をご紹介します。
蒲郡市竹島水族館(蒲郡市)
https://www.gamagori.jp/spot/98/より引用
東三河の水族館と言ったら竹島水族館。正式名称は「蒲郡市竹島水族館」、愛称は「タケスイ」です。
1956年に竹島園地に開館した後、1962年に現在の場所へ移転しています。入館者は1991年に最高記録29万人を達成したものの、その後は減少を続け、2005年度は年間12万人まで落ち込み、「日本一ショボい水族館」と言われ廃館も検討されました。
しかし、飼育重視の規模の小ささを逆手に取った、アットホームな運営に路線変更したことで入館者が増加していきました。手書きの解説カンバンPOPや魚歴書、普通は表にあまり出てこないスタッフの紹介POP、深海魚のコーナー、全国でも珍しいアシタカガニやオオグソクムシのタッチプール、水族館なのにカピバラのショーが観られるなど、他の水族館との差別化により人気が高まり入館者もV字回復をしました。
2024年に改装工事が行われて展示エリアが拡大、敷地面積は従来の2倍になり展示の仕方もスケールアップしています。
こだわりの展示
タケスイのウリであるアシタカガニと深海魚の水槽は、深海の世界に没入してほしいとの思いから水槽内の壁や天井が見えない造りになっています。太陽の光が届かない深海を表現するため、光の当て方や揺れ方にはかなりこだわっています。
タケスイがある蒲郡市は県内で唯一「沖合底引き網漁船」によって深海魚が水揚げされています。その漁師さんたちとのネットワークで、特殊な深海の生物を圧倒的に多く、全国トップレベルの種数を展示できています。
タケスイは地元の協力をたくさん得ているからこそ、全国に蒲郡市の魅力を伝える役割があると考えており、魚だけではなく「蒲郡市」の魅力も伝え続けています。
https://www.takesuideepsea.com/%E3%82%B0%E3%83%83%E3%82%BAより引用
また、タケスイで忘れてはいけないのがお土産。インパクトのあるタケスイオリジナルのお土産が人気です。メダカの産卵がモチーフの飴は、メダカの形をしたパッケージのお腹から卵の育成過程をリアルに表現した飴が出てきます。どれもこれもユーモアがあり、カゴいっぱいにお土産を買ってしまいそうです。
営業時間 | 9:00~17:00(最終入館16:30) |
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定休日 | 年中無休(メンテナンスのため臨時休館あり) |
入館料 | 大人1,200円(高校生以上)、子ども500円(4歳から中学生まで) |
公式サイト | https://www.takesuideepsea.com/ |
お問い合わせ | 0533-68-2059 |
ぎょぎょランド(豊川市)
http://www.akatsukayama.jp/company.htmlより引用
豊川市赤塚公園内にあるぎょぎょランドは、豊川(とよがわ)にすむ生き物を約100種類・2000匹を展示している淡水魚の水族館です。
入館してから2Fへ向かう水槽では川の河口から上流へと環境を再現し、それぞれに生息する生物を展示しているので実際の川をさかのぼっているような感覚で楽しむことができます。また、2Fでは外国産の淡水魚も見ることができますよ。
ぎょぎょランドのすごいところは、なんといっても入場無料ということ。無料と言っても展示されている淡水魚の種類は豊富で、十分な見ごたえがあります。
赤塚山公園にはポニーやうさぎなどの展示をしている「アニアニまある」、夏は大勢の子ども達が楽しく遊べる水の広場、梅園、花しょうぶ園、ロングすべり台や芝生広場がある宮池エリアなど、1日中遊べる無料エリアがたくさんあります。
https://www.toyokawa-map.net/spot/000003.htmlより引用
営業時間 | 9:00~17:00 |
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定休日 | 毎週火曜日・臨時休館日あり・年末年始 |
入館料 | 無料 |
駐車場 | 無料(469台) |
URL | http://www.akatsukayama.jp/index.html |
お問い合わせ | 総合案内 0533‐89‐8891 |
碧南海浜水族館(碧南市)
https://www.nishimikawanavi.jp/spots/detail/547/より引用
西三河の碧南市には全国各地から集められた魚が260種類、4000尾もいる水族館があります。2階は海に関する歴史や自然、生物などを楽しみながら学習できる科学館になっており、干潟のジオラマなどが展示されています。
矢作川の水を利用したりと地域性のある展示内容になっているので、より身近に地域のことが感じられますね。
碧南海浜水族館の目玉は「ドラゴンズベビー(ホライモリ)」です。2005年開催の愛・地球博の際、碧南市のフレンドシップ国であるクロアチアより寄贈されたもので、日本では碧南海浜水族館でしか見ることができません。ホライモリが来館して今年で20年。記念企画「ちいさなドラゴンのかいかた」が開催されます。生態や飼育に注目した企画で、オリジナルグッズの販売もあるので、お見逃しのないように。
https://www.city.hekinan.lg.jp/aquarium/より引用
ホライモリ来館20周年企画「ちいさなドラゴンのかいかた」
期間:2025年4月12日~6月29日まで
場所:碧南海浜水族館 両生爬虫類コーナー
営業時間 | 9:00~17:00(最終入館は16:30まで) |
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定休日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌平日)、12月29日~1月1日 |
入館料 | 現金・PayPayが使えます。 【個人】 大人(高校生以上)500円、小人(年中以上~中学生以下)200円、年少以下 無料 【団体(20名以上)】 大人400円、小人150円、年少以下 無料 【年間パスポート】 大人1300円、小人500円、年少以下 無料 障がい者など割引制度もありますので、ホームページをご確認ください。 |
駐車場 | 無料 |
URL | https://www.city.hekinan.lg.jp/aquarium/ |
お問い合わせ | 碧南市役所 教育部 海浜水族館 0566‐48‐3761 |
それぞれ魅力的な三河の水族館
今回ご紹介した3つの水族館は、それぞれ異なる魅力にあふれていました。
蒲郡市竹島水族館では手書きの解説カンバンPOPを、ぎょぎょランドでは豊川をさかのぼるような感覚を、碧南海浜水族館では日本唯一のホライモリを……ぜひ体験してみてください!