3月3日は桃の節句、ひな祭り！
特に女の子のいるご家庭では雛人形を飾ったり、ごちそうを食べたりと賑やかな日になるのではないでしょうか？
この記事ではひな祭りで定番の食べ物の由来や簡単でおいしいオススメの具材を紹介します！
ひな祭りでなぜちらし寿司を食べるの？
ひな祭りに食べるものと言えば、ちらし寿司をイメージしませんか？ スーパーなどでも必ずといっていいほどちらし寿司が売られていますよね。
もともとお祝いの場ではお寿司は定番のご馳走ですが、なぜひな祭りではちらし寿司なのでしょうか？
その由来は、お祝い事のある時に食べられていた「なれ寿司」であると言われています。なれ寿司は魚に米と塩を漬け込んで乳酸発酵させた食べ物。現代のお寿司の原型とされていますが、独特の臭いや見た目の華やかさに欠けるところがありました。
そこで生まれたのが、さまざまな具材を小さく切って酢飯に混ぜ込んだ「ばら寿司」で、これを原型にちらし寿司が生まれました。ちらし寿司は見た目も華やかなので、女の子の健やかな成長を祝う「ひな祭り」にぴったりな食事ですね。また、もともとお祝い事のメニューだったことからエビなど縁起の良いトッピングが好まれています。
ちらし寿司によく使われている具材
腰が曲がるまで長生きできるように海老、先の見通しが良くなるようにレンコン、金銀を表すとされる錦糸卵など縁起の良い具材がよく使われます。
地域によってもさまざまな具材が使われていて、例えば島根県の「すもじ」と呼ばれるちらし寿司では焼きサバをほぐしてちらし寿司の具材にしています。
伝統的なちらし寿司はやはり魚介類の具材が多いですが、現代ではガッツリ食べごたえのある「肉ちらし」も登場し、京都で専門店がオープンするなど話題にもなりました。
はまぐりを食べるのはなぜ？
ちらし寿司と一緒にいただく汁物として「はまぐりのお吸い物」も定番ですよね。はまぐりは春先がまさに旬でおいしくいただけます。また、一対の貝殻同士でないと形がぴったりと合わないことから良縁の象徴とされ、女の子が良縁に恵まれるようにという思いもあったようです。
菱餅やひなあられはなぜカラフル？
ちらし寿司と同じくこの季節になるとスーパーで山積みになっているのがひなあられ！カラフルで子どもも大好きなお菓子ですよね。
雛飾りに供えられている菱餅と同じく白・ピンク・緑が主な色になっているかと思います。この3色の由来は諸説ありますが、新緑の芽吹きや生命のエネルギーといった意味合いがあるそうです。
ちなみに、古くは菱餅は白と緑色の2色だったそうです。明治時代になってクチナシの実を混ぜた赤い餅が追加されて華やかな3色が定番となったのだとか。
定番＆変わり種！東三河の食材を使ったオススメ具材！
ちらし寿司は家庭でもつくりやすいので、お子さんと一緒に準備するのもよい思い出になりそうですよね。カラフルで、簡単で、もちろん美味しく…そんなオススメ具材を東三河の特産物からピックアップしました！
メデタイ鯛は春が旬
定番の海鮮生ちらしには、ぜひ旬のお魚を！縁起物で定番の鯛は1年中流通していますが、産卵期直前の春先は油を蓄えていて美味しい旬の時期です。この時期の真鯛は身体が赤からピンク色になり「桜鯛」と呼ばれます。
東三河のご当地スーパーでは美味しいお刺身が手ごろな価格で売られているので、ぜひチェックしてみてください！
おいしい国産ウナギは自販機でも買える
1尾でも家族で楽しめる「うなぎちらし」は美味しくてお財布にも優しい一品。豊橋は愛知県内で主要なウナギ産地の一つで、なんと自動販売機でも国産ウナギがお得な価格で買えちゃいます。
冷凍のウナギの蒲焼は電子レンジで解凍OK！少しお酒をふってふんわりラップをかけると美味しく仕上がります。あとは細かく刻んでトッピングすればうなぎちらしの完成、ぜひ同じく豊橋名産の大葉も刻んでトッピングしてください。
ウナギの自販機についてはこちらの記事でも紹介しています。
ガッツリ肉ちらしもご当地ブランド牛で
魚が苦手で…という家庭におすすめなのが、肉ちらし。甘辛く仕上げた牛肉をいつものちらし寿司にトッピングするだけです。味付けはすき焼きのタレでもOK！ネギやかいわれ大根など野菜もたっぷりトッピングするとヘルシーにいただけますね。
東三河にはおいしいブランド牛肉もたくさんありますよ！
ちらし寿司でおいしく楽しいひな祭りを！
クリスマスから元旦、節分、バレンタインと行事ラッシュが続きましたね。
小春日和というにしても暖かすぎるくらいの日があった今年の冬も、本格的な春へ向けてうつろう季節を感じます。
ひな祭りは雛人形とごちそうと準備するものも多いですが、ぜひ美味しいちらし寿司で楽しいひとときをお過ごしください！
豊橋でひな祭りケーキが買えるお店をまとめた記事もあります。併せてご覧ください。
