久しぶりに晴れた日には、ちょっと車で遠出でもしてみようかな?という気分になりますが、そんな時に気になるのがガソリン代。
2021年のガソリンの価格の変動はどうだったのでしょうか。1年の変動なども調査しましたのでご覧ください。
≪ガソリン価格推移(全国平均)≫
参考:gogo.gs
表から見てわかる通り、2021年は25~30円ほど、高くなっているようです。
ガソリン価格 は、「原油価格」に連動しています。
実はこの原油価格、2020年には安値を記録していましたが2021には上昇してきています。
ニュースでもよく取り上げられていたので知っている人も多いのではないでしょうか。
当時、原油価格が安い安いという割には、ガソリンはそこまで安くなってなかった気がしたので、詳しく調べてみました!
原油価格とガソリン価格
まずは、その「原油価格」と「ガソリン価格」がどれくらい連動しているのか、グラフで見てみましょう!
確かに、青色の「原油価格」が下がると赤色の「ガソリン価格」も下がっていますが、ガソリンの方は原油ほど下がっていません。
このナゾに迫ってみます!
ガソリン価格の仕組み
ガソリンの店頭価格は、大きく分けて4つの費用で決まります。
原油価格
サウジアラビアやロシアなど、全世界で生産される原油の価格です。
需要と供給のバランスで価格が日々変動します。
この原油の価格はドル建てなので、為替相場の影響を大きく受けます。
したがって先ほどのグラフは、円建てのガソリン価格とドル建ての原油価格を比べた金額になるということですね。
ここ数年でかなり円安に進んだので、原油の価格がドル建てで下がっても円建ではそれほど下がっていないのです。
精製コスト
原油からはガソリン以外にも、トラックなどの燃料である軽油や、工場などで使われる重油なども作られます。
原油をそれらに分解することを石油精製と言います。
その精製の過程でかかるコストが精製コストです。
物流コスト
日本は残念ながら資源国ではありませんので、原油はほとんど出ません。
なので、原油を海外から日本に運んでくる必要があります。
また、石油精製されたガソリンを全国のガソリンスタンドに運ぶのにもコストがかかります。
税金
日本はガソリンが高い!とよく言われますが、そのガソリン価格の約半分は税金です。
ガソリン税は1リットルあたり53.8円、石油税は2.8円と、原油価格に関係なく固定されています。
そして消費税(8%)がさらに加算されているので、ガソリンスタンドで表示される価格の5割前後は、税金となります。
真相
つまり・・・
これが、ガソリンがなかなか安くならない真相のようです。
最後にクイズ
ちょっと難しい話になってしまったので、最後にクイズです。
日本で2021年12月時点で、一番ガソリンが安い都道府県はどこでしょう?
正解は・・・
<img src="https://tasuki-inc.com/wp-content/uploads/1900/10/gasoline-ranking2.jpg" alt="2021ガソリンランキング最安値県"
平均153.0円の岩手県です!
愛知県は、意外と高順位の7位で157.0円でした。(12月20日時点調査 @gogo.gs)
ちょっとでもガソリンを節約したいからといって、さすがに岩手県には行けないですね・・・。