蒸し暑い日が増え、初夏を感じるようになりましたね。初夏はホタル観賞が出来る時期です。
豊かな自然に恵まれた東三河では、ホタル観賞が出来るスポットがたくさんあります。
今回は、ホタル観賞が楽しくなる雑学と、東三河のホタル観賞スポットを紹介します。
夜に舞う初夏の風物詩「ホタル」を見に行ってみてはいかがですか?
目次
ホタルの種類
日本には約50種類のホタルがいますが、そのうちで光るものは10種類ほどです。今回は、日本に生息するホタルのうち、有名なゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの3種類のホタルの違いを紹介します。ホタルを見に行った際は、どの種類のホタルなのかも注目してみるとよりホタル観賞を楽しめますよ!
ゲンジボタル
日本にしか生息していない大型のホタルで、よく「ホタルまつり」の主役になる代表的な光るホタル。大きく、光も強いため、強そうなイメージがありますが、きれいな水でないと生活が出来ない繊細なホタルなんです。
メス2cm以上、オス1.5cm 3種類の中で一番大きいホタルです。
淡い黄緑色(一番強い光)
曲線的(円を描くように)
ヘイケボタル
ゲンジボタルにそっくりですが一回り小さめです。湿地や水田や用水路、小川などに住んでいて、ゲンジボタルほど環境に対して繊細な場所でなくても生息できます。
1cm(メスやや大)
淡い黄緑色(ゆれる光)
直線的(まっすぐに)
ヒメボタル
小さい森の妖精ヒメボタルは、ゲンジボタルと同様、日本固有の種です。
森林内に生息することが多く、山頂や峠のような人が近づきにくい環境に生息しています。
1cm未満(メスやや小)3種類の中で1番小さいホタルです。
金色(フラッシュのような短い光)
ジグザグに
(https://kotobank.jp/word/%E3%83%9B%E3%82%BF%E3%83%AB-133339 より引用)
ホタルの種類によって特徴が違うので、知っていれば見分けられそうですよね!また、光り方の違いでいうと、西・東日本でそれぞれ点滅速度が違うという説があります。西日本の場合は2秒に1回点滅、東日本では4秒に1回点滅とされています。方言みたいで面白いですね!
ホタル観賞のポイント
準備
夜は冷え込む日もあるので、防寒対策のために上着を用意しましょう。ホタルの生息している場所は濡れて滑りやすくなっている場合があるので、スニーカーで行くことをお勧めします。また、ホタルが多い場所は蚊も多いので、虫よけスプレーは必須です!
ベストな時間
とても蒸し暑くなった日がねらい目。ホタルの活動時間のピークは20時ごろなので、夕方明るい時間に駐車場を確保し足元を確認しましょう。
マナー
ホタルは光ることによってオスとメスがコミュニケーションを図って子孫を残す生き物です。車のライト、ハザードランプ、懐中電灯、携帯電話の液晶画面、カメラのフラッシュなどでホタルの繁殖を邪魔しないようにしましょう。
ホタルが棲む里山は、とても暗いので懐中電灯を持って行った方がいいですが、使う場合は路面を照らすだけにしましょう。
東三河のホタル観賞が出来るスポット
東三河ではホタルを見ることが出来るスポットがたくさんあります。今回は5か所をピックアップして紹介します。奥三河の名所から豊橋市街地からすぐに行けるスポットもありますので是非参考にしてみて下さい。
【東栄町】ホタルのさんぽ道
東栄町の時間より引用
「ホタルが舞う幻想的な風景をみなさんにも見ていただきたい」という思いから、東栄町では期間限定で「ホタルのさんぽ道」を開催します!じっくりとホタル観賞ができるコースと、まちめぐりも一緒に楽しめる2コースがあり、趣の違った雰囲気でホタル観賞を楽しむことができます。また2024年は、イベントに合わせて飲食店やキッチンカー、物販などの露店が並ぶ夜店広場を開催します。地元のグルメやグッズなども合わせて楽しむことが出来ますよ♪
ホタルのさんぽ道概要
場所 | 【総合案内所/駐車場】東栄町役場上駐車場 北設楽郡東栄町大字本郷字上前畑25 |
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期間 | 2024年6月15日(土)・16日(日)・22日(土)・23日(日) |
時間 | 【案内所開設時間】18:00~21:00(予定) 【観賞時間】19:30~21:00 |
問合せ | 東栄町観光まちづくり協会 TEL:0536-76-1780 |
HP | https://www.toeinavi.jp/spots/hotaru/ |
【設楽町】津具ほたるの里
設楽町観光ナビより引用
「ほたるの里」はホタルを楽しむ観察施設として作られ、6月から7月中旬にはゲンジボタルを、7月上旬から8月中旬にはヘイケボタル、7月下旬から8月中旬にはヒメボタルを見られます。是非、幻想的なホタルを楽しみながら、3種類のホタルの違いを観察してみて下さいね。また、2024年6月22日(土)は「津具ほたる祭り」が開催されます。シカカレースープやみたらし団子を販売するほたる茶屋の出店や、毎年恒例のピアノ演奏会が予定されています。夜の水辺を飛び交うホタルを眺めつつ、ピアノの音色を聞いてゆったり楽しみましょう♪
津具ホタルまつり概要
場所 | 設楽町津具高齢者若者センター 設楽町津具字永引9 |
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開催日 | 2024年6月22日(土)※小雨決行 ホタル観賞は6月中旬~7月上旬までできます |
時間 | 18:30~21:00 |
問合せ | 津具商工会 TEL:0536-83-2114 |
HP | https://r.goope.jp/tsugu/info/2024-05 |
【豊橋市】ホタルの宿・内山川
ええじゃないか豊橋より引用
ホタルの宿はその名の通りホタルが見られることで有名なスポット。山奥まで行かなくても豊橋市街から15分ほどで行くことが出来きます。ホタルの宿はちょっとした公園のようになっており、ホタルモチーフのオブジェがいくつかあります。成虫のホタル以外にも、幼虫、ホタルのエサのカワニナなどのオブジェがあるので、お子様とホタルの成長について学ぶことが出来ますよ。ホタルの形のトイレの隣には駐車場があり、5台ほど車を停めることが出来ます。ホタルの宿周辺の内山川沿いでは5月後半~6月の中旬までがホタルの見頃で、特に6月の初旬から中旬がピークです。川沿いは土手になっているので少し上流にいってみるとまたホタルの数も違います。周りを散歩しながら場所によって違ったホタル観賞を楽しんでください♪
ホタルの宿・内山川概要
場所 | 豊橋市岩崎町字宮添 |
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駐車場 | あり |
HP | 豊橋市HP |
【豊橋市】朝倉川
朝倉川は特定非営利活動法人「朝倉川育水フォーラム」がホタルやトンボやどじょうなどの水辺で生活する生き物たちを宿す水にする活動「育水」を行っているとてもきれいな川です。東田公園の周辺にある朝倉川は豊橋市街から15分ほどで行くことが出来ます。川沿い周辺の歩道は整備されているので、小さなお子さんを連れていても安全にホタル観察が出来ますが、散歩する人がいたり、街灯があったりするため見られる期間とホタルの数が少し少ないです。散歩をしながら街灯の少ない場所を探してみて下さい。朝倉川のホタルの見ごろは5月後半~6月中旬です。
朝倉川概要
場所 | 豊橋市南牛川一丁目13番地 |
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駐車場 | あり |
HP | 豊橋市HP |
【豊橋市】嵩山川
嵩山川は地元の小学生がホタルの飼育、繁殖活動を担当し、毎年1000匹もの幼虫を放流しており、ホタルが見られると有名な川です。昨年11月にはホタルの幼虫2111匹を放流したそうです。街灯が少なく木々や草が生い茂っているので、下流から上流にかけて比較的どこでもホタルを見ることができます。是非子どもたちが大切に育てたホタルたちが成虫になり、元気に飛び回っている姿を見に行ってみて下さい♪
嵩山概要
場所 | 豊橋市嵩山町 |
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駐車場 | なし |
まとめ
暗闇に浮かび上がるホタルはこの時期しか見ることの出来ない天然のイルミネーションです。これからもそんな素敵なホタルをたくさん見られる自然豊かな東三河であってほしいなと思います。
皆さんもこの記事を参考にホタル観賞をしてみて下さいね!最後まで読んでいただきありがとうございました。