こんにちは、ライターの斎藤あやかです。
就職・転職活動の面接で「自分の長所」を答えられるようにしておかなければ…とは思っているものの、「自己PRにつながるような長所がない」と悩んでいる人も多いでしょう。
長所を普段考える機会がなく、自分の長所に気づけていないだけかもしれません。
この記事では、短所しか思いつかない人でも長所を見つけられる方法を公開しています。自分の長所を探して面接に役立てるヒントにしてください。
面接でほぼ絶対聞かれる「長所」の重要性
「長所を教えて下さい」「自己PRをお願いします」というのは、就職活動や転職活動の面接において定番の質問です。
聞かれたまま固まってしまうと「え!長所ないの?!」「何も準備してきていないのか…」と思われ、心象を悪くしかねません。
長所と自己PRで答えるべき内容は厳密にいえば異なりますが、面接に向けて長所を答えられるようにしておくことで、自己PRの準備にもつながります。
(詳しくは「【知らないとマズい】自己PRと長所の違いを解説!上手に伝える方法は?」の記事を参考にしてください)
面接で伝えられるように、アピールできる長所を準備しておきましょう。
長所がないと感じる理由
長所があるにもかかわらず「自分には長所がない」と思いこんでいる人が大勢います。しかし、実際に長所がないわけではありません。
次のような理由で長所がないと思い込んでいることがほとんどです。
- 自分の長所を受け入れられない
- 長所だと気づいていない
- 自信がない
日本は謙遜を美徳とする文化があり、自分の長所を認めたりアピールしたりすることに苦手意識がある人がたくさんいます。
人に褒められると照れくさく感じた経験がありませんか?
褒められても「そんなことない」「褒められるほど大したことではない」「他の人のほうがもっとすごい」と思ったこともあるでしょう。
優れたところがあるのにもかかわらず、謙遜して長所であることを自分の中で否定してしまったり、自分を過小評価してしまっているため「長所がない」と思いこんでいるのでしょう。
誰でもできる!自己PRに使える長所を見つける3つの方法
自分に長所がないと感じる人は、以下の3つの方法を試してみましょう。
- 客観的にみる
- 短所について考える
- 家族や友人に聞いてみる
それぞれ詳しく紹介していきます。
方法1:紙に書き出して長所を見つける
自分を客観的にみるために、自分が得意なことや好きなこと、誇れることを紙に書き出しましょう。
書き出す作業では深く考えず、思いついたことはすべてメモに残してください。
自分の長所や長所のヒントを棚卸しするイメージです。
「こんなことは長所にならないかも…」と書くのをためらったり、きれいに文章でまとめようとしたりする必要はありません。
箇条書きでよいので、できるだけ多くの長所や長所につながりそうなことを思い出して書いてみましょう。
紙に書き出すことで頭の中が整理され、自分の長所が明確になり、面接での自己PRにも活用しやすくなりますよ。
面接に備えてしっかりと自己分析をしたい人に最適な方法です。
方法2:短所から長所を見つける
短所は自分でもあまり考えたくない嫌な部分かもしれません。しかし、他の人からすると長所に見えることがあります。
たとえば、長所を見つけられない人の中には、ネガティブ思考こそが自分の短所だと思っている人もいるでしょう。「ネガティブ思考なんて、長所になり得ない」と思うかもしれません。しかし、見方を変えると「物事を慎重に考えられる」「悪い事態を想定し、万が一のときも落ち着いて行動できる」といった長所につながります。
自分が短所だと感じているところにも、必ずメリットはあります。そのことを念頭に、短所から長所を見つけてみましょう。
「短所ならたくさん思いつくのに…」という、控えめな人にこそぜひ試してほしい方法です。
方法3:家族や友達に聞いてみる
自分にとっては簡単で当たり前のことも、他人からすると難しい…ということは意外とあるものです。身近で自分をよく知っている人だからこそ、自分では気づけない長所を教えてくれるかもしれません。
自分以外の人から長所を教えてもらうことで、より客観的に長所を知ることができ、自信をもって自己PRに活かせるはずです。
自分で見つけた長所と人から聞いた長所を比較すると、確信がもてたり新しい発見ができたりするかもしれません。
「自分で長所を見つけるのはどうにも難しい!」という場合や、長所は見つけたけれど自己PRに使えるか不安な場合におすすめの方法です。
まとめ
面接を通過するためにも、長所や自己PRは必ず用意しておきたいですね。
自己PRに使える長所がないと思っている人は多くいますが、長所がない人はいません。
短所しか思いつかないという人は、短所から長所を見つける方法がとくにおすすめです。
紹介した方法で長所を見つけ、面接でのアピールにつなげましょう。