
2026年9月19日から10月4日まで開催された「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」。
32年ぶりに日本で開催されたアジア最大級のスポーツの祭典では、東三河出身の選手や、東三河の学校・企業・クラブ・チームなどにゆかりのある選手たちもTEAM JAPANの一員として活躍しました。
豊川高校3年の小島夢貴選手が金・銀の2つのメダルを獲得したほか、新東工業豊川製作所所属の西小野皓大選手、蒲郡を活動拠点とする田中美紗樹選手・永松瀬羅選手が金メダルを獲得。
さらに、豊橋中央高校出身の山田二千華選手や、三遠ネオフェニックス所属の津屋一球選手、蒲郡市を練習拠点とする佐々木音憧選手も銀メダルに輝きました。
この記事では、東三河出身・ゆかりの選手たちがアジア競技大会2026で獲得したメダルと、その活躍をまとめて紹介します。
大会概要については、JOC公式サイトでも確認できます。
▶ JOC「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」
東三河出身・ゆかりの選手のメダル獲得一覧
| 選手 | 東三河とのゆかり | 競技・種目 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 小島夢貴選手 | 豊川高校3年・コパンスポーツクラブ豊川 | 競泳 男子400m個人メドレー | 金メダル |
| 小島夢貴選手 | 豊川高校3年・コパンスポーツクラブ豊川 | 競泳 男子200m個人メドレー | 銀メダル |
| 西小野皓大選手 | 新東工業豊川製作所所属 | 競泳 男子200m背泳ぎ | 金メダル |
| 田中美紗樹選手・永松瀬羅選手 | 蒲郡市・海陽ヨットハーバーを活動拠点 | セーリング 女子49erFX級 | 金メダル |
| 山田二千華選手 | 豊橋中央高校出身 | 女子バレーボール | 銀メダル |
| 津屋一球選手 | 三遠ネオフェニックス所属 | 男子バスケットボール | 銀メダル |
| 佐々木音憧選手 | 蒲郡市内を練習拠点とする | スケートボード男子ストリート | 銀メダル |
愛知県が公表している「愛知県ゆかりの選手一覧」にも、小島選手や山田選手をはじめ、多くの県ゆかりの代表選手が掲載されています。
【金・銀】競泳・小島夢貴選手|豊川高校3年
小島夢貴
競技: 水泳/競泳
生年月日: 2008年12月20日
所属: 豊川高校/コパンスポーツクラブ豊川
東三河とのゆかり: 豊川高校に在学、豊川市で活動
今大会: 400m個人メドレー 金、200m個人メドレー 銀
(JOC「小島夢貴|水泳/競泳」より引用)
東三河勢の中でも、大きな活躍を見せたのが豊川高校3年の小島夢貴(こじま・ゆめき)選手です。
小島選手は2008年生まれ。豊川高校、コパンスポーツクラブ豊川に所属し、男子200m個人メドレーと400m個人メドレーの日本代表としてアジア大会に出場しました。
男子200m個人メドレーで銀メダル
男子200m個人メドレー決勝では、松下知之選手との激しい優勝争いを展開。
最後までトップを争い、1分55秒36で銀メダルを獲得しました。
金メダルとの差はわずか0秒06。高校生ながらアジアのトップレベルを相手に堂々の泳ぎを見せました。
男子400m個人メドレーで金メダル!
小島選手の快進撃はこれだけでは終わりません。
男子400m個人メドレーでは、4分7秒02を記録して優勝。
見事、アジアの頂点に立ちました。
200mの銀メダルに続き、400mでは金メダルをつかみ取った小島選手。
高校生が東三河から世界へ羽ばたいていく姿は、豊川高校の後輩たちはもちろん、東三河でスポーツに取り組む子どもたちにとっても大きな刺激になったのではないでしょうか。
【金】競泳・西小野皓大選手|新東工業豊川製作所所属
西小野皓大
競技: 水泳/競泳
生年月日: 2003年4月7日
所属: 新東工業株式会社豊川製作所
東三河とのゆかり: 豊川市の新東工業豊川製作所に所属
今大会: 200m背泳ぎ 金、100m背泳ぎ 4位
(JOC「西小野皓大|水泳/競泳」より引用)
競泳ではもう一人、東三河にゆかりのある選手が金メダルを獲得しました。
新東工業株式会社豊川製作所に所属する西小野皓大(にしおの・こうだい)選手です。
西小野選手は2003年生まれ。現在は新東工業豊川製作所に所属しながら競技を続けています。
今大会では男子100m背泳ぎと200m背泳ぎに出場。100mでは4位に入賞すると、男子200m背泳ぎでは1分56秒42を記録し、金メダルを獲得しました。
豊川市に拠点を置く企業のアスリート社員が、アジアの頂点に立つといううれしい結果となりました。
【金】セーリング・田中美紗樹選手&永松瀬羅選手|蒲郡の海でアジアの頂点へ
せらみさペア|田中美紗樹・永松瀬羅
競技:セーリング 女子49erFX級
所属:株式会社豊田自動織機
活動拠点:蒲郡・海陽ヨットハーバー周辺
主な実績:パリ2024出場、杭州アジア大会 銀
今大会:金メダル
(日本セーリング連盟「女子49erFX級 田中美紗樹/永松瀬羅組が金メダル」より引用)
セーリング女子49erFX級では、田中美紗樹選手・永松瀬羅選手の「せらみさペア」が金メダルを獲得しました。
2人は豊田自動織機に所属し、蒲郡市の海陽ヨットハーバーを活動拠点としています。
前回の杭州アジア大会では銀メダルを獲得した2人。今大会では、普段から練習を重ねてきた蒲郡の海がアジア大会の舞台となりました。
前日まで首位の香港と同点ながら総合2位につけていた田中選手・永松選手組は、10月2日の最初のレースで1位となり総合首位へ。その後も2位、1位、1位と好成績を重ね、見事金メダルを獲得しました。
日本セーリング連盟によると、女子49erFX級で日本人選手がアジア大会の金メダルを獲得するのは今回が初めてです。
前回大会の銀を超える金メダル。それを日々練習してきた蒲郡の海で成し遂げるという、まさに地元開催ならではの結果となりました。
▶ 日本セーリング連盟「女子49erFX級 田中美紗樹/永松瀬羅組が金メダル」
【銀】女子バレーボール・山田二千華選手|豊橋中央高校出身
山田二千華
競技: バレーボール
生年月日: 2000年2月24日
所属: NECレッドロケッツ川崎
東三河とのゆかり: 豊橋中央高校出身
今大会: 女子バレーボール 銀
(JOC「山田二千華|バレーボール」より引用)
女子バレーボール日本代表として出場したのが、豊橋中央高校出身の山田二千華(やまだ・にちか)選手です。
2000年生まれ、現在はNECレッドロケッツ川崎に所属するミドルブロッカー。東京2020、パリ2024と2大会のオリンピックにも出場している日本代表選手です。
日本代表は勝ち上がって決勝へ進出。惜しくも優勝には届かなかったものの、銀メダルを獲得しました。
豊橋中央高校時代を東三河で過ごした山田選手が、日本代表として地元・愛知県で開催されたアジア大会の表彰台へ。
世界のトップ選手を相手に戦い続けてきた山田選手にとっても、特別な大会になったのではないでしょうか。
【銀】男子バスケットボール・津屋一球選手|三遠ネオフェニックス
津屋一球
競技: バスケットボール
生年月日: 1998年6月7日
所属: 三遠ネオフェニックス
東三河とのゆかり: 三遠ネオフェニックス所属
今大会: 男子バスケットボール 銀
(JOC「津屋一球|バスケットボール」より引用)
男子バスケットボール日本代表では、三遠ネオフェニックス所属の津屋一球(つや・かずま)選手が銀メダルを獲得しました。
津屋選手は1998年生まれのシューティングガード。青森県出身ですが、現在は東三河・遠州をホームタウンとする三遠ネオフェニックスでプレーしており、東三河にとっても身近な日本代表選手の一人です。
日本代表は決勝まで勝ち進み、惜しくも優勝には届きませんでしたが、男子バスケットボールで銀メダルを獲得しました。
普段、豊橋市総合体育館などで私たちが応援している三遠ネオフェニックスの選手が、日本代表としてアジア大会の表彰台に立つ――。
ブースターにとってもうれしい結果となりました。
【銀】スケートボード・佐々木音憧選手|蒲郡を練習拠点に世界へ
佐々木音憧
競技: スケートボード
生年月日: 2007年2月28日
東三河とのゆかり: 蒲郡市内を練習拠点とする
今大会: 男子ストリート 銀
(JOC「佐々木音憧|アスリート」より引用)
スケートボード男子ストリートでは、佐々木音憧(ささき・とあ)選手が銀メダルを獲得しました。
佐々木選手は蒲郡市内の施設を練習拠点としており、東三河ゆかりのアスリートとして大会前から注目されていました。
男子ストリートで銀メダルに輝き、アジアの舞台でもその実力を示しました。
世界トップクラスのスケーターとして活躍する佐々木選手。蒲郡の練習環境から世界の舞台へ挑み、地元開催のアジア大会でも表彰台に立ちました。
メダルには届かなかった選手も地元・愛知で奮闘
吉居大和
競技: 陸上競技/長距離
生年月日: 2002年2月14日
所属: トヨタ自動車株式会社
東三河とのゆかり: 田原市出身・田原市立東部中学校出身
今大会: 男子10000m 5位(29分6秒64)
(JOC「吉居大和|陸上競技」より引用)
今回のアジア大会には、ほかにも東三河ゆかりの選手が出場しました。
田原市出身の吉居大和選手は男子10000mに出場。29分6秒64で5位入賞を果たしました。
田原市立東部中学校出身で、現在はトヨタ自動車に所属しています。
メダルには届かなかったものの、地元・愛知県でTEAM JAPANのユニフォームを着てアジアの強豪と戦う姿を見せてくれました。
地元開催のアジア大会が閉幕。東三河からアジア、そして世界へ

9月19日から10月4日まで開催された「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」が閉幕しました。
日本での開催は1994年の広島大会以来、32年ぶり3度目。
東三河でもさまざまな競技が行われ、世界トップレベルの選手たちの戦いを間近で見る貴重な機会となりました。
そして大会では、東三河で生まれ育った選手、東三河の学校で力を磨いた選手、東三河の企業やチームに所属する選手、東三河を活動拠点とする選手たちが次々と表彰台に立ちました。
豊川高校3年の小島夢貴選手は金・銀の2つのメダルを獲得。新東工業豊川製作所所属の西小野皓大選手、蒲郡を拠点とする田中美紗樹選手・永松瀬羅選手は金メダルに輝きました。
さらに、豊橋中央高校出身の山田二千華選手、三遠ネオフェニックスの津屋一球選手、蒲郡を練習拠点とする佐々木音憧選手も銀メダルを獲得しています。
普段暮らしている地域や、知っている学校・企業、身近なスポーツチームにゆかりのある選手たちが、アジアの大舞台で活躍した今回の大会。
「東三河から世界へ」という言葉を、まさに体現する大会となりました。
地元・愛知で生まれた今回の感動が、これから東三河でスポーツに取り組む子どもたちや、次の世代のアスリートへとつながっていくことを期待したいですね!