嬉しい祝日！上手くいけば連休になることから、毎年の祝日をチェックしている方も多いのではないでしょうか。
その一方で「こんな祝日あったっけ？」「なんでこの日が祝日がなんだろう？」という素朴な疑問もあるあるですよね。今回は夏の祝日である「海の日」と「山の日」について、2024年はいつなのかや由来についてまとめてみました！
目次
2024年「海の日」はいつ？
2024年の「海の日」は7月15日の月曜日。もともと7月20日に制定されていた「海の記念日」が1996年に祝日となり、2001年に成立したハッピーマンデー法によって2003年から7月の第3月曜日が「海の日」となりました。同時期は全国的に海開きのシーズンでもあり、3連休は嬉しい限りですね。
海の日はいつから始まったの？由来は？
海に囲まれた日本にとって海は古くから尊いものであり、海を通じたさまざまなやりとりは日本の近代化にも大きく貢献しました。その恩恵を受けた海に感謝し、1人1人が関心・理解を持つ日として、国民の祝日とされました。
明治天皇が東北での巡幸を終えられて、青森から御召船の「明治丸」に乗り込み、横浜にご帰着されたのが1876年7月20日のこと。これを記念して7月20日を「海の記念日」とされ、現在は先述の通り7月の第3月曜日が「海の日」となっています。
世界の「海の日」を調べてみました！
6月8日は「世界海洋デー」として2009年に制定された国連の記念日で、もともとは1992年リオデジャネイロで行われた「地球サミット」でカナダが提案し、非公式に祝われていたものです。毎年、海洋環境の復興・保護などのテーマが掲げられます。
カナダは「世界海洋デー」の提唱国として同日を「海洋デー」とし、イギリスでも同様に記念日として定められています。アメリカでは1819年ジョージア州で「サバンナ号」が初めて蒸気推進による大西洋横断に成功したことに由来して5月22日を「国立海洋デー」として定めています。
2024年の「山の日」はいつ？どんな意味があるの？
2024年の「山の日」は8月11日の日曜日。国土の約75%が山地という日本ですが、意外にも「山の日」が祝日になったのは2016年のこと。「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という趣旨で制定されました。
今年の山の日は日曜日なので、翌日12日が振替休日となります。
お盆休みが近いこともあり、以前より連休が長くなったという方も多いのではないでしょうか。
山の日はいつから始まったの？由来は？
「山の日」が祝日としてに制定される以前から、山地に恵まれた各自治体や関係団体では独自に記念日を制定していました。1995年に「海の日」が国民の祝日として制定されると「山の日」も国民の祝日にするべきという声が高まり、2010年に山岳5団体が「山の日」制定協議会を発足させ、国への働きかけやさまざまな運動が行われました。
世界の「山の日」を調べてみました！
12月11日は「国際山岳デー」もしくは「国際山の日」として2003年に国際で定められています。これは「持続可能な山岳地域の発展の重要性への関心を喚起するためにさまざまなレベルで行事を行う」ことが提唱され、年ごとに持続的開発に関するテーマが決められ、シンポジウムなどが開催されます。
海の日・山の日イベント情報
2024年の海の日は「豊橋みなとフェスティバル」が開催され、山の日前後の期間（2024年8月10日〜8月25日）では茶臼山高原で「山の日フェスタ」が開催される予定です。
山の日フェスタ について詳しくはこちらから▽
https://www.chausuyama.jp/event/2024070711524153.html
愛知県最高峰の茶臼山とその南西の山々の間に広がる茶臼山高原。愛知県唯一のスキー場として有名ですが、なんと夏の平均気温は23度！ 夏ど真ん中の山の日に避暑がてら遊びにいくにはぴったりのスポットですね。
「海のまち」である田原市では「山のまち」である姉妹都市・友好都市と連携し、「海のまち・山のまち交流スタンプラリー」を2025年3月7日（金）まで開催しています。
海のまち・山のまち交流スタンプラリー について詳しくはこちらから▽
https://www.city.tahara.aichi.jp/event/sonota/1004911.html
（田原市役所ホームページより引用 https://www.city.tahara.aichi.jp/event/sonota/1004911.html）
まとめ
海と山は夏の一大レジャースポット。祝日に合わせてイベントなどがたくさん催されます。楽しく自然の恵みに感謝しつつ、ご家族でゴミ問題や気候変動など環境保全についても思いをはせてみてはいかがでしょうか。また、おでかけの際には熱中症対策をしっかりして体調に気をつけてください！