こんにちは。主婦ライターりろです。
産後にママたちが働くためには、「子どもをどこに預けるのか」から考え始めるのが一般的です。しかし、そんな概念に捉われない子連れで出勤できるカフェがライフポート豊橋の1階にできました。
実際にママさんたちがどんな風に働いているのか、子連れ出勤ができるカフェ誕生秘話など104カフェ(とよカフェ)店長の大塚さんに取材をさせていただきました。
こんな働き方があったんだと驚くママも多いのではないでしょうか。
ママも企業の方もぜひ参考にしてみてください。
子連れでどんな感じで働いてるの?
104カフェのスタッフ16名は全員ママです。お子さんの年齢は生後2か月の赤ちゃんから小学生と幅広く、子ども店員として活躍しているお子さんもいました!
スタッフは子どもと一緒に出勤し、赤ちゃんをおんぶしながら働いたり、カフェスペースで遊んでいる子どもたちを横目に見ながら働いたりと、ママと子どもがそれぞれの形をとって同じ場所で働くことができます。
▲子ども店員さんや赤ちゃんも一緒で賑やかな厨房
※子ども店員は調理には参加しません。こちらの写真は自分たちの給食を用意しているところです。
シフトは午前か午後のどちらか2時間。短時間勤務にする理由は、ママたちは授乳もあるし、オムツ交換もあるし、お子さんも時間が長いと大変だから。なるべく子どもが大きくなったママが通しで1人はいるようにすることで、上手に回しているそうです。
子連れで働きやすい環境をつくるために気を付けていること
「自分だけが子どもがいて申し訳ないと思う、何かを言い出しづらい環境で働き続けるのはつらい。お願いができて、協力体制ができていれば、仕事は長く続けることができる。お互い様精神が一番大事。」と話してくださったのは店長の大塚さん。
今日は自分がよく動けるけど、明日は子どもの発熱で出勤できないかもしれない。スタッフ全員がママだからこそ、そういう可能性がスタッフ全員にある。助けられることは全員でフォローしていくようにしているそうです。
また連絡事項などスタッフに送るLINEは本当に必要なことだけをシェアする、赤ちゃんを連れたスタッフにはこまめに声かけする、子どもの手が届かないように物を配置するなど心がけているそうです。日々の何気ないことにまで配慮されていて、温かみを感じます。
子連れカフェはどのようにして誕生したのか?
2021年3月、障害者の就労支援などを行うNPO法人「クオーレ」理事長の松原さんが「ママの働き方応援隊(以下、ママハタ)」の大塚さんにカフェを始めてみないかと声をかけたのがきっかけでした。
ママハタは妊娠出産で孤立しがちなママたちが社会とつながることで、社会の役に立っている、子連れでも何かできるという経験ができるような場所づくりを目指しており、「子連れ出勤」をキーワードにカフェづくりをスタート。4月26日に子連れのママでも働けるカフェ「104カフェ~騒がしい喫茶店」が誕生しました。
▲夏休み中ということもあって、子どもたちでにぎやかな店内
また、驚くのはスタッフ全員がカフェ未経験であること。それでも主婦としての経験を活かして、地元の野菜や調味料を使い、彩り豊かな美味しいランチを提供しています。
▲ニコニコランチ(左)、サンサンランチ(右)
おにぎりやおかずはどれも食べやすいサイズで、見た目も可愛いく、店内にいた子どもたちは喜んで食べていました。テイクアウトメニューもあるので、おうちやピクニックでも楽しめます。
最後に
大塚さんの話を聞いていて、「謝りながら働くという環境は嫌だった」という言葉が印象的でした。お客さんや同僚に迷惑をかけてしまう、そして何より子どもたちに退屈な思いをさせてしまうのではないかと、子連れで働くことに不安を感じるママも多いのではないでしょうか。
104カフェでは子どもたちが安心して、楽しく自由に遊びながら過ごしており、働くママに気軽に声をかけにいく姿は見ていてほっこりしました。
▲働くママに声をかける女の子
働いてるママも子どもたちもイキイキしていてとてもよかったです。ランチの優しい味とママがのびのび働いている姿に元気をもらえました。ぜひパワーをもらいに皆さんも訪れてみてください。
104カフェ
場所 | 愛知県豊橋市神野ふ頭町3-22 ライフポートとよはし1F |
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電話 | 0532-43-5810 |
営業時間 | 10:00〜14:00 (フード11:00〜、LO13:30) |
定休日 | 日曜日、祝日、第3月曜日 ※ライフポートとよはしのイベントに 合わせて営業日時の変動あり |
SNS | Facebook 104カフェ-騒がしい喫茶店- Instagram @104cafe https://instagram.com/104cafe |