節約・家計管理方法

年末年始で出費がかさみ、今年こそ節約に力を入れなければ、とお考えの方もいらっしゃると思います。

節約は大変だと思ってしまえば続けることはできませんよね。

この記事では、比較的取り組みやすい節約や家計管理の方法についてご紹介します。

節約

手間だけど重要な固定費の見直し

固定費とは、住居費・水道光熱費・通信費・各種保険料など、毎月だいたい決まった金額の支出です。

各種契約などがかかわってくるので、最初はとても手間ですが、毎月支払っているものなので少しの節約が長い目で見て大きな節約となってきます。

プランを変える・格安SIMにかえる・サブスクの見直し・省エネ家電への買い替えなども有効です。そして、支払いはクレジットカード払いにすると、カード会社のポイントが知らない間に貯まっていてお得です。

変動費の節約は自分との相談が重要

食費、交際費、被服費、美容・医療費は変動費になります。節約といえば、この辺りを抑えるイメージする方が多いのではないでしょうか。

自分がどこの節約がしやすいかを見極めるのが大切なので、まず、譲れないところを考えてみます。お友達が多く、お付き合いが多いのであれば交際費を削るのは難しいでしょう。お料理が得意なのであれば、食費の節約に取り組んでみるのもいいと思います。

このように、自分がどこの節約なら取り組みやすいのか考えてみましょう。

食費の節約上手は保存上手

まず、取り組みやすい食費の節約方法をご紹介します。食費の節約は外食をなるべくしない、安い時に購入し上手に保存する、調理(加熱)に時間をかけない、この3つが大切です。

ここでは、中でも手間のかからない「保存上手」にスポットを当ててみましょう。食材によって最適な保存方法は異なりますが基本的には以下の通りです。

野菜の保存上手ポイント

向きなど野菜が育つ状態と同じように保存するのが長持ちのポイント。水滴は必ず拭き取ってから、キッチンペーパーや新聞紙に包み、袋に入れて保存しましょう。常温か冷蔵か、野菜ごとに適した温度があります。冷凍保存を活用するのもおすすめです。

以下に代表的な野菜を保存に適した温度別にご紹介します。

常温保存に向く食材・・・ジャガイモ、サツマイモ、里芋、ゴボウ、玉ねぎ、カボチャ、なす など
冷蔵保存に向く食材・・・にんじん、大根、レタス、キャベツ、長ネギ、もやし など
冷凍保存に向く食材・・・ほうれん草、小松菜、パセリ、ネギ、しょうが、キノコ類 など

肉の保存上手ポイント

肉も安売りの時にたくさん買って冷凍しておくと節約になりますね。用途を考え、切り分けてから冷凍するようにしましょう。ドリップが出ていることもありますので、買ってきたパックのまま冷凍することは衛生面でも味の面でもおすすめしません。保存目安は1ヶ月。ひき肉は空気に触れやすいので2週間が目安です。

冷凍用の保存袋に空気を抜きながら入れ、できれば急速冷凍しましょう。ひき肉は保存袋に入れ、平らにならして箸で溝をつけておけば、使うときに必要な分だけ折って使うことができます。

解凍は流水解凍か冷蔵庫内での解凍がおすすめ。電子レンジでの解凍はムラができやすく、常温解凍は忘れて放置してしまった際の雑菌の増殖が心配です。

魚の保存上手ポイント

冷蔵保存する場合は、水気をふき取ってラップで密封し、冷蔵庫よりも温度が低いチルド室やパーシャル室で保存します。魚の種類によって保存期間は異なり、サバは5~8日間、サケは15日間程度が目安です。丸ごと一尾保存する場合は、頭や内臓、えら、うろこなどから傷みやすいので、水分をしっかり取り除いてから保存するようにしましょう。

冷凍保存は、冷凍用の保存袋に空気を抜きながら入れます。下味冷凍する場合は、調味液ごと魚を入れて冷凍します。空気に触れる面積が減るので、鮮度が落ちにくく、解凍後すぐに調理できるので便利です。保存期間の目安は約1ヶ月です。

冷蔵でも冷凍でも、切り身の場合は一切れずつラップで包み、間隔をあけて保存するようにしてください。切り身同士がくっついた状態で保存すると、変色してしまいます。

解凍は冷蔵庫解凍がおすすめ。時間がない時は水に触れないように密封を確認して流水で解凍しましょう。

少しの工夫で買い物でも節約

無駄買いをしないためのコツ

買い物をする時でも、少しの工夫で節約につながります。まず、予算と優先順位を決めてから買い物へでかけましょう。無駄を省くためです。

そして、なんでも安いからと飛びつかず、1週間で使い切れる量をまとめ買いします。いくら安くても、腐らせてしまったり、飽きて食べないとなったら元の子もありません。

買い物で節約

そして個人的にとても大切なことは、1人で満腹の時に買い物へ行くこと。

子どもを連れて行けばお菓子買ってジュース買ってになりますし、主人を連れて行けばしれっとカゴにお酒が入っていたり。自分のお腹がすいていたらついついおやつを買ってしまったりと、想定外の出費が想像できるからです。主婦のみなさんにとっては、あるあるなのではないでしょうか。

ポイントカード・割引クーポンを活用しよう

最近では、お買い物だけでなくレジャーにも使えるクーポンがいろんなところから発行されています。日々のお買い物で貯まるポイントの種類もたくさんあります。自分のよく使うお店などで扱いがあるポイントやクーポンをチェックし、お得にお買い物やおでかけをしましょう。

ポイ活をしてみよう

ポイントはお買い物だけでなく、自分の行動で貯まるものもあります。ポイ活という言葉を知っていますか?歩くだけでポイントゲット、移動するだけでポイントゲット、アンケートに答えてポイントゲット、クイズに答えてポイントゲットなど、隙間時間でポイントをためることができ、そのポイントはお買い物などに使うことができます。

ちなみに私は、複数のポイントアプリを活用し、1年間で約1万円分のポイントを集めました。塵も積もれば山となる、ですね。

自分に合った家計管理法を見つける

家計管理の方法もたくさんあります。家計簿をつけたり、家計管理アプリを使ったり、先取りで封筒分けをしたり……。家計簿も記帳型からレシート貼り付けタイプまで種類もたくさんあります。無理なく続けるためには自分に合った管理方法を見つけることが大切です。

自分が家計管理のどの項目に重きを置いているかを考えてみてください。毎月の水道光熱費の節約をしたいのであれば、毎月の水道光熱費をメモして、節約の努力をしてみて、照らし合わせてみる。貯金を少しでもしたいのであれば、収入から支出を引いて余った金額を貯金するのではなく、最初から支出に貯金額を入れて固定費にしてしまいましょう。

無駄遣いが多いと感じるのであれば、1週間に一度レシートを見直して、無駄だった金額を書き出して反省会…家計全部を管理するのが大変なのであれば、このようにひとつひとつ管理していくのもありですよ。

家計簿

まとめ

まだまだ節約方法や便利な家計管理方法はありますが、一番大切なことは、「無理せず・できれば楽しく」だと思います。

方法がたくさんあるからこそ、自分に合った方法にも出会えるはず。少しずつの節約が家計簿の数字になって表れると楽しくなってきます。

今年こそ楽しい節約・家計管理ができるようになりますように!