
豊橋が誇るものつくりの拠点「メイカーズ・ラボとよはし」がOPEN10周年を迎え、11月8日(土)には豊橋サイエンスコアで記念イベント「Lab Fes 10th ANNIVERSARY」が開催されます。
10周年イベントの見どころや、ラボの10年間を振り返ったインタビューをご紹介します!
メイカーズ・ラボ とよはしってどんなところ?
メイカーズ・ラボとよはしは、豊橋サイエンスコア内にあるものつくり施設。3Dプリンターやレーザー加工機などのデジタル工作機械を備え、アイデアをカタチにするお手伝いをしてくれます。
常駐するスタッフから技術サポートを受けることができ、必要に応じて大学や地域企業と連携した専門的なアドバイスや技術相談もできるのが特徴です。
さまざまデジタル工作機械を活用したワークショップや講座が定期的に開催されており、デジタルものづくり未経験の方でも気軽に参加できますよ。
10周年記念イベント Lab Fes 10th ANNIVERSARY 開催概要
日時 | 2025年11月8日(土) 10:00〜16:00 |
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会場 | 豊橋サイエンスコア1階 |
内容 | 【プロジェクションマッピング】 子どもたちがデザインした映像を立体物に投影! 開催場所:大会議室 開催時間:13:30〜15:00 【マルシェ・展示】 企業や利用者の作品を展示・販売。多彩な作品が揃います。 開催場所:アトリウム 開催時間:10:30〜16:00 【ワークショップ】 予約受付:9:30〜 開催時間:10:30〜12:00、13:30〜16:00 【ミシン体験「ワッペンをつくろう!」】 参加費:無料/開催場所:視聴覚室 【うみのカイロ HokoHokoⓇ「オリジナルカイロづくり」】 参加費:有料/開催場所:視聴覚室 【RiNNE「立体迷路をつくろう!」】 参加費:有料/開催場所:メイカーズ・ラボとよはし |
子どもや趣味でものづくりを楽しんでいる方から地域の企業まで利用できる利用者層の多様さと、大学との連携や特許の取得も絡むような高いレベルの技術相談。この「広さ」と「深さ」を両立できているのは10年前から一貫しているポリシーと、その実現のために尽力している関係者の皆さんの真剣さが背景にありました。
「ものづくりは人づくり、地域づくりは人づくりからだから」という土田コーディネーターのコメントが印象的でした。ラボにご縁のあった方はもちろん、「ものづくりに興味がある方」、「これまでメイカーズ・ラボとよはしに行ったことがない」という方こそ、ぜひイベントへお越しください!
イベントについて詳しくはメイカーズ・ラボとよはしのWEBサイトをご覧ください。
https://www.makerslab.jp/ivent/labfes_10th.html
Lab Fes 実行委員長インタビュー
メイカーズラボ・とよはしの技術スタッフであり、10周年イベントLab Fesの実行委員長である松下航太郎さんにお話を伺いました。
ーー ラボフェスの見どころを教えてください!
子どもたちが取り組んだ成果を披露するプロジェクションマッピング、利用者や企業・産学官連携による展示・販売、誰でも楽しめるデジタル工作機器を使ったワークショップを中心に来場者のみなさんが楽しめる仕掛けを準備しています。
ーー イベントのテーマである「つくってひろがる、技術と創造の10年」にはどんな想いが込められていますか?
10周年という節目を記念し、新しい一歩につながるテーマを掲げています。これまでラボと縁のなかった人にも関心を持ってもらい、次の10年の利用者につながることを期待しています。
例えばデザイナーさんであれば、来ていただければ何かしらの創作のインスピレーションを感じられるようなイベントになっています。まずはイベントへ来ていただきたくて、そうすれば絶対に楽しくなると思います!
ラボOPEN10年!変わるものづくりと変わらない想い
メイカーズ・ラボ とよはしのオープン当初から技術コーディネーターを務める土田正弘さんにお話を伺いました。
ーー ラボ10周年おめでとうございます!この10年で間取りや機械が結構変わっていますね。
ありがとうございます。製造業も盛んな東三河地域で、多くの方々のものづくりをしたいというニーズの大きさを感じる10年でした。
オープン当初はレーザー加工機と3Dプリンターのみでしたが、人気の設備を増設するなどニーズに合わせて変化しています。最新の機器を利用者の方に使ってもらうのも大切だと考えていて、同じ機器でも時代遅れにならないよう更新しています。
ーー 技術スタッフとして常駐している豊橋技術科学大学の学生さんに変化はありましたか?
建築関係の学科3名の学生からスタートし、今は機械系など幅広い分野の人材が加わり対応力が広がっています。年齢も大学院生中心だったところから学部生も増え、10年間でのべ60人以上の学生に関わってもらっています。初期メンバーは現在30代半ばとなり、家庭を持つようになって「子どもと一緒にラボへ行きたい」と言ってくれました。
ーー 10年間の長さを感じますね。それでは、逆にこの10年間で変わっていないものは何でしょうか?
「ものづくりの楽しみを体験してもらうこと」が変わらない軸です。普段触れることのない装置を通じて新しい体験を提供し、未来の技術者や異分野の人々がものづくりに触れる“架け橋”になることを目指しています。