子育てに悩みはつきないもの。
周りのママ・パパたちが順調に子育てをしているように見えてしまい、「こんなことで悩んでいるのは、自分だけなのかも」と思うこともありますよね。でも悩んでいるのは決して自分だけではなく、子育て中の多くの家庭で子育ての悩みを抱えています。
今回は、厚生労働省が行っている「21世紀出生児縦断調査結果」から、思わず「そうそう!」とうなづきたくなる、子育ての悩みをランキング形式で体験談とともにご紹介します。
子育ての悩みランキングTOP5
第6回21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)の中から、「子どもを育てていて負担に思うことや悩み」の割合が多いものTOP5をご紹介します。
(第6回21世紀出生児縦断調査結果 より引用)
なお、「21世紀出生児縦断調査」とは、同じ調査対象を継続的に調査し、21世紀の初年に出生した子の実態や経年変化の状況を継続的に観察することで、少子化対策等厚生労働行政施策の企画立案、 実施等のための基礎資料を得ることを目的として行われた調査です。
第5位 目が離せないので気が休まらない
我が子のできることがどんどん増えていくことは嬉しい反面、動けるようになって行動範囲が広がると、目が離せないですよね。
うちの息子は走れるようになってから、車を降りるとすぐに走ってどこかへ行ってしまう子でした。買い物するにも、商品を手あたり次第に持ってきてしまうこともあり、目が離せない。一人で行動する時の何倍も気を張っていないといけないので疲れるし、出かけることも億劫になってしまいました。
第4位 仕事や家事が十分にできない
仕事や家事など、子育てが始まる前はほぼ自分が計画した通りに進んでいたことも、子どもがいるとイレギュラーが多すぎて、やりたかったことの一部しかできなかったなんてこともしょっちゅうですよね。
特に家事はようやくひと段落と思いきや、飲み物をこぼされたり、片づけたはずのおもちゃが部屋中に散乱していたりして、完璧を目指すことを諦めました(笑)
第3位 子育てによる身体の疲れが多い
赤ちゃんの頃は頻回授乳で、そのころの夢は「夜通し寝ること」でした。
子どもが少し大きくなってきてからは睡眠不足に加えて、抱っこにおんぶの力仕事。
疲れて昼寝をしたくても、子どもに起されてなかなか寝られないなんてことも。体が疲れているのに、ゆっくり休むことができないことは本当にしんどいですよね。
家族に頼ったり、一時保育などの行政サービスを活用したりしながら、休める時間を確保することも必要です。
第2位 自分の自由な時間が持てない
子どもの年齢が上がって、一人でできることが増えてきたり、保育園や幼稚園に預ける時間ができたりすると、少しだけ時間に余裕は出てくるかと思います。
とは言っても、子どものお世話や翌日の登園の準備、家事、仕事などやることがいっぱい。だからこそ、自分の時間を後回しにして、子どものため、家族のためにがんばってしまいます。
そんながんばっている自分を自分で褒めてあげることもぜひしてあげましょう!
第1位 子育てで出費がかさむ
子どもの年齢が上がると食費だけでなく、洋服や習いごと、学費など、子育てには何かとお金がかかります。
さらには、子どもの成長の節目である七五三も衣装や着付け、写真など、きちんとすれば大きな金額になることも。
「わが子のためにできるだけお金はかけたい」というのが親心ではありますが、お金を使わなくても楽しめたり、経験できることはたくさんあります。
例えば、一緒にご飯やお菓子を作ることも子どもにとってはよい経験になりますし、自分で生きるための知恵を養うことにつながります。
子育ての悩み、私だけと思わないで
ここまではあるあるなお悩みをご紹介しましたが、ランキングにない悩みもたくさんあります。
例えば、「好き嫌いが激しくて偏食」、「アレルギーがあって献立に苦戦している」などの【食事に関する悩み】や、「正しいしつけの方法がわからない」「なかなか言うことを聞いてくれない」など【叱り方やしつけの悩み】、忙しくて心の余裕がなくなり、イライラしてつい子どもへ厳しくあたってしまうなんてこともありますよね。
「こんな悩み、私だけかも…」と思う時もあるかもしれませんが、子どもによって悩みの種類は違っても何かしらの悩みを多くのママ・パパたちが抱えています。
まとめ
子育てに正解はないからこそ、どんな家庭でも子育てにまつわる悩みは尽きないものです。
子育ての「あるあるな悩み」を知ることで、「自分だけではなかったんだ」と心の負担が軽減されたり、ほかの家庭がどのように対応しているか聞いてみようというきっかけになったら幸いです。
そして、しんどい時はひとりで抱え込まずに周りに相談したり、頼ったりしてくださいね。