新しい年の始まりは、キャリアにおいて新たな一歩を踏み出す絶好の機会ですね。
キャリアプランは、将来の職業的な目標や成長を明確にするための道しるべです。
このコラムでは、キャリアプランの基本的な考え方や効果的な書き方について解説し、転職を考える人やアイデアが浮かばない人のために具体的な例文も紹介します。
キャリアプランとは?
キャリアプランは自己成長やキャリアアップに向けて立てた計画や実現するためのステップを明確にしたものです。
これは将来の夢や目標に向かって進むためのロードマップになり、キャリアプランを立てることで、自分の強みや弱みを理解し明確な目標を持ってスキルや経験を積むことができます。
就職活動の面接でも問われる機会の多いキャリアプランですが、求職側にとっても採用側にとってもミスマッチを防ぐ重要なポイントとなります。
キャリアプランの考え方
個々のキャリアプラン にいわゆる「正解」はありません。周囲と比べたり合わせたりせず、自分の価値観に沿って形成することが重要です。
自分がつい小さな目標に縮こまってしまうタイプの方は少し背伸びした内容に、逆に目標を大きくし過ぎてしまうタイプの方は数値目標など具体的な内容にするのがおすすめです。
いずれにせよ実行可能な内容にするのがポイント。企業の採用面接ではキャリアプランを思い描くだけでなく、達成へ向けて実際に行動ができているかも問われます。
3ステップで考える!キャリアプランの書き方
「そんなこと言われてもキャリアプランなんて思いつかない!」という方は、ぜひ以下のステップで一度キャリアプランを書いてみましょう。
① なりたい自分を思い描く
未来の自分を想像することは、キャリアプラン作成の出発点です。5年後や10年後の自分がどのように働いて、どのような役割で活躍しているかを具体的に考えてみましょう。
それでも思いつかない場合は、ロールモデルを設定するのがおすすめです。ロールモデルとは、お手本となるような人物のこと。役職やスキルだけでなく考え方や生き方など「お手本にしたい」と思えるような人がどんな要素を持っているのか分析してみましょう。
② 現状とのギャップを把握する
現状を客観的に評価し、将来的になりたい自分とのギャップを見つけることで、具体的な改善ポイントを明確にできます。強みや弱みの分析、第三者から自分についての客観的な意見を聞いてみるのも有効でしょう。
③ 達成するための段階やスキルを洗い出す
キャリアプランは、これまで考えてきた①と②のギャップを埋める計画です。なりたい自分になるために具体的なステップや必要なスキルを計画していきます。
まず、大きな目標は小さな目標に分解して段階的に達成できるステップにしてみましょう。ステップごとに必要な年数を設定することでより具体的なキャリアプランを作成できプラン作成できます。
また、必要なスキルを洗い出して資格の取得やトレーニングの計画も具体的かつ実現可能な計画に落とし込みましょう。
キャリアプランの立て方についてはこちらの記事をご確認下さい▼
https://tasuki-inc.com/recruit-careerplan-3point/知っておきたい類義語
キャリアプランと似たような用語には「キャリアパス」や「キャリアビジョン」「キャリアデザイン」があります。混合してしまわないように、それぞれ概要とキャリアプランとの違いを確認していきましょう!
キャリアパスは企業側が設定するもの
キャリアプランが自分自身で考える将来の目標や目標までの計画であるのに対し、キャリアパスは主に企業が従業員に対して提示する「職務や職位に就くまでの道筋」です。具体的な役職につくための必要なステップやスキルを可視化することで従業員のモチベーションを向上させることが目的です。
キャリアビジョンは抽象でOK
キャリアビジョンは「将来的にこうなりたい」という、ゴールの姿を表します。キャリアプランはその達成の計画なので、キャリアプランを作成する際にキャリアビジョンを考えているとも言えます。キャリアビジョンではキャリアプランのように達成のための具体的な年数までは問われません。
キャリアデザインはより広義の意味
キャリアデザインは「キャリアプランの作成も含めた主体的な人生設計の取り組みそのもの」や「仕事だけでなくプライベートも含めた人生設計」というように、より広い意味で使われることが多い用語です。
キャリアプランを考えて新年をスタートさせよう!
「キャリアプランを考えなきゃいけないけど全然思いつかない!」という方は、ぜひこの記事を参考にキャリアプランを作成してみましょう。
就職活動や転職活動で利用されることの多いキャリアプランですが、本来は節目ごとや過去に立てた目標が達成された段階でも改めて作成するのがおすすめです。
新年を迎えたこのタイミングでぜひ一度考えてみてください。